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2026年1月27日 (火)

そして誰もいなくなった

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習近平が軍トップを粛清しました。
なんとこれで軍指導部は全員が粛清されたことになります。

「米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は25日、規律違反などの疑いで調査対象となった中国人民解放軍制服組トップ、張又侠(ちょう・ゆうきょう)中央軍事委員会副主席について、中国の核兵器に関する技術的なデータを米国に漏洩した疑いが持たれていると報じた。
中国軍の最高幹部らが出席して24日午前に開かれた疑惑に関する説明会の内容に詳しい関係者が明らかにしたとしている。中国軍は同日午後、張氏と、中央軍事委の委員である劉振立・軍統合参謀部参謀長を重大な規律違反と法律違反の疑いで調査すると発表した。

同紙によると、張氏の核兵器データ漏洩に関する疑いは、中国の国有企業、中国核工業集団の元幹部への調査と関連している。漏洩した情報の詳細は明らかになっていない。また、軍内の昇進に便宜を図った見返りに賄賂を受け取った疑いも持たれているという」
(産経1月26日)
中国軍制服組トップが核兵器データ米国に漏洩か 昇進見返りに賄賂の疑いも、米紙が報道 - 産経ニュース

中央軍事委員会副主席の張又侠(ちょう・ゆうきょう)と劉振立・軍統合参謀部参謀長でのふたりで、このふたりは軍のトップとナンバー2ですが、共に粛清されて消えたわけです。

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北京による軍トップの粛清 安定性に疑問符 専門家の見解 | 張又侠 | 劉振立 | 習近平 | 大紀元 エポックタイムズ

福島香織氏は端的にこう述べています。

「この事実が意味することは二つ。解放軍の中央軍事委員会集団指導体制は完全に崩壊し、習近平独裁軍隊になったこと。今後、中央軍事委員会集団指導体制が復活することはないと思われます。
もう一つは、習近平の台湾統一戦争への野心に歯止めをかける制服組(現実の戦争を知っている)がいなくなった、ということです 」
(福島香織中国趣聞1月26日) 

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XユーザーのTatsushi Tomiokaさん: 「これが意味するものは?中央軍事委員会の主席、副主席、委員は習近平と張又侠しか残っていない。」 / X

それ以前から習は、軍を根こそぎ粛清してきました。

「一昨年から苗華閥が徹底粛清されました。で、現在解放軍に残るのは張又侠派閥のみ。習近平は中央軍事委員会主席になってから、徐才厚の東北閥、郭伯雄の西北閥、房峰輝ら胡錦濤閥(国軍化推進閥)をつぶし、そのあとロケット軍、装備発展部、軍工系の軍人を大粛清、これらの多くは張又侠が推薦し習近平が抜擢した人物で、苗華閥が彼らの汚職追及の主導を握りました。そのあと、苗華閥が粛清されました。で、張又侠直系派閥だけが生き残った…。そしたら、習近平は張又侠を粛清した、ということです」
(福島前掲)

福島氏はスターリンの赤軍に対する歴史的大粛清を上回るとしています。

「単に、習近平ご乱心、というのが理由だったりします。苗華とその子分である何衛東が失脚し、残る張又侠とその腹心といわれた劉振立が逮捕され、中央軍事委員会は主席の習近平(シビリアン)と張昇民(軍事規律検査委員会主任)の2人だけ。第20回党大会で選出された7人の軍事委員のうち5人が失脚(制服組は6人中5人が失脚)。
スターリンは旧ソ連軍元帥の5人中3人を粛清しましたが、習近平のやっていることはそれより過酷な粛清です。しかも習近平とスターリンでは、軍事統率力はスターリンの方が上。だって、スターリン、本物の実践派のたたき上げの革命家で軍人ですから。

スターリンと同等の革命家は毛沢東ぐらいで、習近平は毛沢東のファン程度のレベル。
それが、毛沢東レベル、スターリンレベルの大粛清をやってしまっている、ということです」
(福島前掲)

たとえば東部戦区は司令官と政治委員を粛清しましたが、ここはもっとも重要な軍管区(戦区)です。
それは東部戦区は旧南京軍区という名が現すように、江蘇、福建の両省と上海市などを管轄し、台湾侵攻作戦で中心的役割を担う予定の軍管区です。
さらに軍内の習派は、彼がかつて福建省の政治トップだった関係で南京軍区に属していた旧第31集団軍(福建省)の出身者が多いとされています。
つまり、習の軍の基盤そのものだったわけです。

この自身の政治基盤を文字どおり根こそぎ粛清してしまったわけで、かつての文革期の林彪事件を彷彿とさせます。
しかもいかにも中共流なのは、妻や兄弟までまるごと親族が逮捕されているようです。
また張又侠は軍トップだったためかその指揮系統に連なる17人も丸ごと粛清されたようです。

かつての林彪事件では、林が毛沢東を暗殺するクーデターを計画して失敗したとされていますが、今回も同様にそのあまりの粛清の規模の大きさからクーデター計画があったのではないかという噂が立っています。
確かめるすべがありませんが、張又侠らは、1月18日、習近平が京西賓館に滞在しているときに、拉致する計画を立てていたが、実行2時間前に、情報がもれて失敗した、ということのようですが、真偽は不明です。
過去の林彪事件とのあまりの相似から、そのような噂がまことしやかに流れているのかもしれません。

毛にとって林彪がそうであったように、習近平と張又侠は父親の代からの強い関係でした。
繋がりの深さは、毛と林以上の関係でした。
習は熱烈な親思いで有名ですが、張又侠の父親である張宗遜(軍人)と習の父・習仲勲は親友で、伜の代も子供の時からの親友だったといわれています。

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父への手紙――習近平氏と父親の物語

「張又侠の父親は著名な軍人・張宗遜で、軍内紅二代。そして習近平とは竹馬の友。張孫遜と習近平の父、習仲勲も親友で、どもに革命を戦いぬいてきた関係です。1947年、西北野戦軍の政治委員兼書記が習仲勲、司令委員が彭徳懐、その下に張宗遜がいました。
中国共産党政権ができて、習仲勲がその副首相になったとき、張宗遜は中央軍事委員。
そういう関係だから2012年、習近平が総書記になったとき、張又侠も中央軍事委員会入り(装備発展部主任)し、習近平を支えることになったのでした」
(福島前掲)

そして当然のようにして張又侠は習近平を中央軍事委員会に加わってナンバー2として支え続けます。
これは当時、習近平が個人独裁を完成させるために軍制改革の名の下に粛清を繰り返してきていたからです。
習にはカリスマ性が欠落しているうえに軍歴がなく、ひとりでは軍人たちの強い反発を抑えきれず、軍の英雄であった張又侠のサポートが必要だったからです。

張が英雄と目されていたのはその軍歴にあります。
張は軍内部でいまや希少となった実戦経験をもっているからです。

「張又侠は解放軍内でも少数派の実践経験ある将軍。1979年の中越戦争に参戦しています。この時の活躍で師団参謀に出世。1984年の中越国境紛争にも参戦し、昇進。解放軍軍人のほとんどが戦争経験がありません。その中で、あの過酷の極み、激戦中の激戦といわれたベトナムとの戦争で息抜き、功績をあげた軍人は、今なお解放軍の英雄です。
(中越戦争で解放軍兵士たちは、戦争なれしたベトナムゲリラ兵に返り討ちにあって、そろこそ6人の小部隊中平均5人が死亡、と言われるぐらいぼこぼこにやられた恐怖の戦争でした)」
(福島前掲)

実戦を知る張は今の中国軍には台湾侵攻する能力はないと見ていました。
仮に習が台湾侵攻を命じても、張は同意しなかっただろうと言われています。
この唯一、最大の止め男が消滅したいま、習はどうするのでしょうか。
いずれにしても習王朝は末期です。

 

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コメント

YouTube情報なので不確かですが、この事件を受けてか?26日の朝に劉振立が率いる82軍が中南海地域を封鎖し習近平や側近を探しているそうです。
戦車や装甲車が道路を走り、銃声も聞こえ一部停電、国民に向けて決起するよう檄を飛ばしたとかなんとか。
これが本当なら、習近平体制が崩れるかもしれません。

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