やっぱりあった中露の選挙介入
まぁ、やっていることは確実だと思われていたんですがね。
中国のアンチ高市首相へのプロパガンダ工作が明らかになってきました。
こんどは企業であるChatGPTがこのようなことを公表しました。
「OpenAIの人工知能(AI)サービス「ChatGPT」は、高市早苗首相の信用を失墜させるオンラインキャンペーンを計画していた中国の法執行機関関係者からの協力要請を拒否した。同社が、AI悪用阻止の取り組みに関する最新の報告で明らかにした。
報告は、この関係者からの要請内容について詳述している。国内外の敵対勢力に対する広範な影響工作に関する進捗(しんちょく)報告書の編集依頼も含まれていたという。OpenAIは、収集した証拠について、中国の法執行機関が反対を抑え込む目的で行っている「大規模で、資源を大量に投入した持続的な」取り組みを示すものだと解釈したという。
中国外務省の毛寧報道官は26日の定例会見で、指摘された件については承知しておらず、こうした非難に根拠があるとは考えていないと述べた」
(ブルームバーク2月26日)
ChatGPT、高市首相狙った中国の情報工作への協力拒否-OpenAI報告書 - Bloomberg
中国とロシアは、選挙時に限らず偽情報やAIを悪用した世論操作などを大量にしかけてきていました。
特にそれが大規模になるのが選挙時です。
じぶんの国には選挙はないか、あっても形ばかりなので、平気で民主主義を脅かしてきます。
いままでこのようなことを指摘すると、必ず陰謀論だと一蹴されたものですが、今回はChatGPTという法人が詳細な報告書を作ってその事実を明らかにしています。
Disrupting malicious uses of AI | OpenAI
中露による選挙介入は、米国を中心に複数の国で報告されています。
米国大統領選においては、2016年、2020年、2024年の大統領選挙で、ロシアや中国がSNSの偽アカウント、AI生成コンテンツを使って世論操作や投票意欲低下工作を行ったとされています。
2022年の中間選挙では、ロシアの実業家が介入を認め、今後も続けると明言した。
この実業家とはプーチンに叛旗を翻して殺されたブリゴジンですが、彼がプーチンの影の工作をしていたことは知られています。
「ロシアのプーチン大統領に近い実業家エブゲニー・プリゴジン氏は、8日の米中間選挙を含む米国の選挙に介入してきたことを公然と認めた。米政府系メディアが7日伝えた。プリゴジン氏は、介入で中心的な役割を果たした企業「インターネット・リサーチ・エージェンシー(IRA)」の出資者として知られ、米政府による制裁対象に指定されている。
プリゴジン氏は、広報担当者を通じ「過去に介入してきたし、現在もしているし、今後も続ける」と強調した」
(日経2022年11月22日)
米中間選挙、介入認める ロシア大統領に近い実業家 - 日本経済新聞
ただし、これはトランプが言っているように、オレの票が盗まれたといったものではなく、正反対だったようです。
「2016年アメリカ合衆国大統領選挙におけるロシアの干渉(2016ねんアメリカがっしゅうこくだいとうりょうせんきょにおけるロシアのかんしょう、英: Russian interference in the 2016 United States elections)とは、2016年に行われたアメリカ合衆国(米国)大統領選挙において、対立する民主党のヒラリー・クリントン候補(当時)の選挙戦を妨害し、共和党のドナルド・トランプ候補(当時)を勝利させることを目的に、ロシア連邦がサイバー攻撃やSNSを使ったプロパガンダなどの手段を用いて実行した一連の世論工作・選挙干渉である。ロシアゲートやロシア疑惑とも言われる」
2016年アメリカ合衆国大統領選挙におけるロシアの干渉 - Wikipedia
トランプとプーチンのあきれ果てる癒着ぶりをみるとさもありなんというところです。
一方中国は、カナダの選挙において、2019年と2021年の総選挙で、中国が世論工作を仕掛けた疑惑があり、カナダ政府が調査を行っています。
「カナダのジャスティン・トルドー首相は6日、2019年と2021年の総選挙に中国が介入した疑いがあると報じられたことを受け、特別調査官を任命し、調査を行うと発表した。特別調査官はこの2回の総選挙に関する機密報告書を見直し、今後の対応について勧告するという。
トルドー氏は6日、首都オタワの国会議事堂で記者団に対し、カナダの「主権」に挑戦する内容の報道は衝撃的であり、「カナダ国民として私たちの、まさに中核に対する攻撃だ」と述べた」
(BBC2023年3月7日)
カナダの総選挙に中国が介入の疑い トルドー首相が調査を指示 - BBCニュース
日本では、2025年7月の参議院選挙で、ロシアなどの国外アクターが偽情報や社会分断を煽る投稿を行ったと分析されています。
政府も外国勢力による選挙介入の対象になっていると公式に認めており、対策強化を進めています。
「凍結されたアカウントの一つを2年以上観察してきたサイバーセキュリティー会社「コンステラセキュリティジャパン」(東京)によると、アカウントは継続的に、日本政府を批判する投稿を繰り返していたという。
G7広島サミットが開かれた2023年5月には、サミットへのデモ活動が行われているという内容に「#自民党全員落選運動」というハッシュタグをつけて投稿。無関係の写真が添付され、内容も虚偽だったという。
別のアカウントは「石破ではムリ!」などと石破茂首相を批判する投稿を繰り返していた」
(朝日2025年7月19日 )
ロシアがSNSで選挙介入? 広がる懸念、専門家や政府の見解は [参院選(参議院選挙)2025]:朝日新聞
2026年2月の衆議院選挙でも、中露による戦略的な選挙介入が行われました。
中露は提携し、役割分担を決めています。
ロシアが現政権に対する不信をまき散らします。
ロシア系ウェブサイトが「日本の防衛政策は米国の奴隷化」という記事を数千~数万本投稿し、ChatGPT、Google Geminiなどの生成AIの学習データを汚染し、フェイク動画も拡散します。
2024年の米国大統領選挙では、ロシア国営メディアRTは約1,000万ドル(約14億円)の予算で動画製造を実施しましたが、いまや生成AIツールの普及によりコストは1本あたり数百円レベルに低下し、大量、かつ安価に流入させることが可能になりました。
この不信のミサイル弾頭によって、いままで自民党に投票していた保守層や若年層を中心とした無党派層に投票への意欲を失わせます。
そしてここからが中国の出番ですが、ロシアが破壊した後に、中国にとって有利なナラティブを刷り込みます。
ロシアは「なにをやっても無駄」、「日本の未来は真っ暗」「日本は三流国に転落だ」という破壊をした後に、「日本は中国の足元にも及ばない」「高市政権は中国に逆らって日本を窮地に陥れた」、そして「高市は直ちに中国に土下座しろ」、「台湾なんて応援すんな」というナラティブを流します。
聞いたことがあるでしょう、この言説。
このような情報工作が、日本を標的になされていることを肝に銘じましょう。





















































































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