日本の対中姿勢の変化ひとつでこれだけ変わります
高市政権の対中姿勢の変化はこういうところにも現れています。
日本は自国EEZ内の違法操業を厳しく取り締まっています。
あたりまえの法執行なのですが、いままではどこか腰が引けていました。
「水産庁は日本のEEZ(排他的経済水域)で、中国漁船が停船命令に従わず逃げたとして、船長を逮捕しました。
水産庁の発表によりますと、長崎県沖の日本の排他的経済水域で12日、中国漁船が航行しているのを発見したということです。
立ち入り検査のため停船命令を出しましたが、従わず逃げたため、漁船を拿捕したうえで、中国籍の船長を漁業主権法違反の疑いで現行犯逮捕しました。
船はサバやアジなどの漁をする漁獲能力の高い船で、船長を含め11人が乗っていたということです。
鈴木農水相:
外国漁船による違法操業の防止および抑制のためには、今後とも毅然(きぜん)とした対応で取り締まり活動に取り組んでいきたい。
水産庁による中国漁船の拿捕は2022年以来で、鈴木農水相は事実関係の把握に努めると強調しました」
(FNN2月13日)
長崎県沖で中国漁船を拿捕し船長を現行犯逮捕 “高性能”漁船に計11人 水産庁の中国漁船拿捕は2022年以来(FNNプライムオンライン(フジテレビ系)) - Yahoo!ニュース
隔世の感があります。2010年9月7日、沖縄県尖閣諸島沖で、中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突しました。
衝突された巡視船「みずき」は破損し、船長は逮捕されました。
当時の日本は民主党政権でしたが、9月24日、那覇地方検察庁は船長を処分保留のまま釈放することを決定します。
これは当時の官邸からの直接の指示があったからです。
船長は翌25日未明に石垣島を出発し、数時間後に中国福建省に到着し「英雄」として迎えられました。
http://www.youtube.com/results?search_query=%E5%B0%96%E9%96%A3&aq=f
しかもこの現場写真を官邸は隠匿し、それを公開した保安官の一色正春氏は逮捕されて免職になりました。
10年後、一色氏はこう語っています。
「まず現行犯逮捕をしない、外国人漁業規制法(外規法)に比べて立証しにくい公務執行妨害という罰金の少ない罪で船長1人だけを逮捕したことに違和感を覚えた。そして1週間もたたないうちに船長以外の乗組員14人と重要な証拠である漁船と漁獲物を帰国させたのを見て、これはやる気がないなと感じた。今思えば、深い考えもなしに場当たり的に対応していたことがよく分かる」
「外規法を適用すれば漁船と漁獲物を没収することができ、犯罪の抑止と巡視船の修理費用に充填することができたにもかかわらず、当時も今もそのことについて指摘する人が少ない」
(産経2020年9月8日)
【尖閣衝突事件10年】元海上保安官・一色正春氏「映像を隠す理由はなかった」(1/2ページ) - 産経ニュース
EEZ内に侵入した中国漁船が拿捕されて、その中国人船長が逮捕された事件です。
これを命じた仙石官房長官は、この動画を公開されたとき、「絶対に捕まえてやる」とうろたえたそうです。
捕まえるのは中国人船長であって、一色氏ではありませんが、こういう倒錯した姿勢がまかり通っていたのです。
今回の中国船拿捕事件は4年ぶりです。
岸田・石破政権時にはなぜか拿捕は手控えていたようです。
高市政権となって、海上保安庁だけではなく、水産庁の漁業取締船も厳しく違法操業を取り締まりに当たるようになりました。
この2月12日の拿捕事件の場合、日本の海上保安庁船が長崎県五島市女島の南西約165キロの海域をパトロール中、操業中の中国漁船を発見。
日本側は、この海域が自国の「排他的経済水域(EEZ)」内にあると警告を出し、中国漁船に停船命令を出しました。
さらに乗船検査を要求しましたが、中国船は逃走しようと試みました。
そこで日本側は「白鷗丸」「那之津」「武蔵」「白萩丸」の4隻の取り締まり船を出動させ、中国漁船を追跡し包囲して最終的に強制的に停止させて乗船し、日本の「漁業主権法」違反の疑いで船長を逮捕したとのことです。
中国はこの日本のEEZだけではなく、世界の海で我が物顔に違法操業しています。
たとえばアルゼンチンでは
「Oceanaが指摘したとおり、アルゼンチンでは外国漁船による違法な操業が深刻な問題になっています。例えば、2020年4月には中国船を中心とした漁船約100隻がアルゼンチンのEEZに入って操業していたことが分かっていますが、この時もAISはオフになった状態でした。こうした違法漁船とアルゼンチン沿岸警備隊との衝突はしばしば暴力にまで発展しており、専門家は「誇張抜きで戦争状態だ」と述べています」
(ライブドアニュース2021年6月7日 )
中国は証拠を残さないために、衝突防止のためのAISを故意にオフにして違法操業するという悪辣さです。
2016年3月14日には,とうとうアルゼンチンの沿岸警備艇が中国漁船を撃沈するという実力行使をするに至っています。
この時きも尖閣事件の時とおなじように、漁船は警備艇に体当たりしようとしました。
「14日、アルゼンチンの沿岸警備隊はブエノスアイレスから南1300キロにあるプエルトマドリンの沖合で、違法操業する中国漁船を発見し警告。警告を受けた漁船は逃走し、船体をぶつけようとするなど激しく抵抗したため、中国漁船に射撃し撃沈。漁船の乗組員32人全員が救助され、船長ら4人は逮捕された」
違法操業の中国漁船、アルゼンチンが撃沈ーベトナムは拍手でアルゼンチンを支持|グローバルニュースアジア -Global News Asia-
同様の事件はフィリピンやベトナムでも起きています。
今回のような毅然とした違法中国漁船に対する取り締まりは韓国にも影響したとみえて、取り締まりを強化し違法漁船に対する罰金を5倍にしたようです。
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ビシバシ取り締まりを行なって欲しいですね。
北の海でも国籍不明の漁船がカニ漁をしているそうで、ロシア側ですと直ぐに撃たれるので日本側でとるそうです、
投稿: 多摩っこ | 2026年2月18日 (水) 15時39分