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2026年3月 5日 (木)

ホルムズ海峡は封鎖されてなんかいない

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同時に様々なことが起きているのでアップアップしています。まぁ戦争とはこんなもんかもしれませんがね。
日本の株がドーンと落ちました。一気に57000円割れです。
原因はいうまでもなく、「ホルムズ海峡封鎖」に反応したのです。
株価は地政学的変動に猫のように敏感です。だからビクっと反応しますし、メディアはどこぞのエコノミストが日本のGDPがダダ下がりするぞ、というご託宣ばかりを流してあおりますのでご注意ください。
たとえばこんな調子。

「米国とイスラエルの対イラン軍事作戦に関連し、日本の実質国内総生産(GDP)が最大で0.65%下押しされるとの試算を、野村総合研究所木内登エグゼクティブ・エコノミストが1日、公表した。最も悲観的な想定では、日本が景気後退に陥る可能性があるとも指摘している。(略)イランに接するホルムズ海峡は、ペルシャ湾から原油を輸送する際の出口に当たる。木内氏は「日本は原油輸入の94%を中東地域に依存しており、それに用いられるタンカーの8割がホルムズ海峡を通るとされる」と指摘。海峡閉鎖は「日本への深刻な打撃になる」とした 」
(共同3月1日)
日本GDP最大0.65%下押し イラン作戦で、野村総研試算(共同通信) - Yahoo!ニュース

まぁね、これがイラク戦争のような泥沼になり、ホルムズ海峡が完全に封鎖されてしまって全くタンカーが通れなくなったなんてなればそうなるかもね。
ただこれは最悪中の最悪シナリオで、イランの力を過剰に評価する一方、米国や中東諸国の力をまったく視野の外に置いています。
メディアは日本滅亡が大好きですからそれを煽るのです

大前提がまちがっています。
事実として「ホルムズ海峡は封鎖」されていません。
イランは切り札として自滅覚悟でしたいのでしょうが、物理的に不可能です。
できたとしても一発二発ドローンをあてるくらいなもんで、そんなことでは船は沈みません。

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ホルムズ海峡

イランは元々海軍が貧弱な上に、今回の攻撃でほぼ壊滅状態です。
米軍は2月28日、イランの革命防衛隊の指揮統制施設、防空システム、ミサイルとドローンの発射基地、それに軍用飛行場、海軍基地を標的に攻撃しました。
特に念入りに叩いたのは防空施設でB‑2ステルス爆撃機は2000ポンド(約907㎏)の大型爆弾を用いて堅固に構築されたミサイルサイトを攻撃した。
これでほぼ完全にイランは航空優勢と海上優勢を失ったはずです。

このような状況で、残存する海軍ないしは革命防衛隊がとうやって機雷を敷設するのか、お聞きしたいもんです。
ホルムズ海峡を封鎖するために使えるのは、せいぜいがミサイルとまだ地下に大量に隠しているとイランが主張するドローンです。
侮ってはなりませんが、ドローンやミサイルだけでは海峡封鎖なんかまったく無理。

しかもタンカーには米海軍がエスコートをつけるとトランプは言っています。

「トランプ米大統領は3日、ホルムズ海峡を航行する石油タンカーやその他の船舶の安全を確保するため、米国が保険と海軍による護衛を提供すると明らかにした。イランとの軍事衝突によって懸念されるエネルギー危機を回避する狙いがある。
米国際開発金融公社(DFC)がペルシャ湾岸地域におけるエネルギーやその他の商業取引の流れを確保するため、「非常に妥当な価格」で保険を提供するとトランプ氏は説明。さらに、「必要であれば、米海軍は可能な限り早期にホルムズ海峡でタンカーの護衛を開始する」とコメントした。
「いかなる状況下でも、米国は世界へのエネルギーの自由な流れを確保する」とトランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿した」
(ブルームバーク3月4日)
トランプ氏、ホルムズ海峡航行で米海軍のタンカー護衛表明-保険も提供 - Bloomberg

2019年にも米国は有志連合を作って、この海域の自由航行を守りましたが、今回も同様のものを呼びかけるかもしれません。
今回英国やNATOは非協力的ですが、各国の利害が直接にかかわることだけにどうでるでしょうか。
日本も大部分の原油の通過する海域の安全を知らんとは言えないでしょう。

ところで、このように海上戦力でタンカーを守る以外にも、サウジやUAEにはホルムズ海峡を経ない陸上ルートが存在します。

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原油の陸上輸送4割増、サウジ検討 ホルムズ迂回へ - 日本経済新聞

「世界最大級の産油国であるサウジの油田は東部州に集中する。この地域と紅海沿岸を結ぶ1ルートのパイプラインが稼働しているが、日量500万バレルの最大輸送能力のうち約4割しか活用していない。
ロイター通信によると、サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は25日、パイプラインを通じた原油輸送について「必要ならば最大能力まで輸送を増やす」と指摘した。さらに「拡張工事で輸送能力を日量700万バレルに引き上げたい」とも述べた。同国の原油輸出量は直近で日量680万バレル強とみられ、パイプラインを計画通りに拡張すれば全量を陸上で運べることになる5
(2019年7月29日)
原油の陸上輸送4割増、サウジ検討 ホルムズ迂回へ - 日本経済新聞

今回、サウジはパイプラインを通じた紅海側からの出荷を表明しました。
サウジの原油生産量は日量720万バレル、東西パイプラインを使えば計算上はほぼ全量出荷できることになります。
しかし、過去にはルート途上の治安問題や積み出し基地であるヤンブー原油ターミナルの能力が実証ささていないためにそこまでの実績はありません。
また、UAEもホルムズ海峡を通らない積み出し港への「アブダビ原油パイプライン(ADCOP)」を保有しており、日量150万バレルを輸送できるとされないます。

ただしすでに保険料は値上がりしているために、これを忌避してホルムズルートを回避する動きがひろまっていますから、早急に手を打つ必要があります。

  

 

 

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コメント

ホルムズのイラン革命防衛隊の軍事力に比べれば、紅海のフーシ派のそれは相対的に小さいですが、「紅海海域での予期せぬ制約による遅延リスク」を理由として、マースクが既に喜望峰に迂回すると発表しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b2c76d6084e4c0af0eb35f078f48f565f1ac45e

ホルムズ海峡が封鎖されていなくても、紅海が通れても、保険数理士がどうリスク計算するか次第で、航行が諦められてしまう現実、大幅なコスト増になる現実もあります…
以下ご参考のひとつに
https://www.logi-today.com/917380

https://note.com/asap/n/n2df0d902a307

国際法うんぬん以前に、もうこれ以上、独裁/専制国家に核兵器を持たせないようにするのが一番なんですわ。それにしくじった最悪の結果が、あの黒電話アタマ率いる北朝鮮で、トランプ親ビンでさえ頭を悩ませてる。着々と米国本土を直接攻撃できる核兵器の開発をすすめてる。

たしかクリントン時代に、核兵器開発をすすめる北朝鮮を攻撃しようというプランがあったそうですが、韓国や日本が「それだけはどうかご勘弁を、止めてくだされい!」と泣きついたので、モニカ嬢に夢中でそれどころじゃなかったクリキントンが聞き入れたというもっぱらのウワサですわ。

その結果、北朝鮮は自国民を大勢餓死させてでも核兵器を手に入れて、世襲専制のキチカ"イ国家を盤石にしてしまいました。なんやら黒電話アタマの話はメモしないと殺されるらしくて、いい年寄り連中までも全員(黒電話アタマの実妹実娘だけは除く)が一生懸命にメモしている"絵"は、滑稽を通り越してゾっとしませんわ。

米国はそんな大失態を二度と繰り返さないと思ってるんで、第二第三の北朝鮮が出現するくらいなら、イランだろうがドコだろうとガンガン攻める、攻めないといけないんですわ。この先、民主主義国家連合vs独裁/専制国家連盟の争い(両親分が、米国と中国)となるのはもう必至なんで、先手必勝で弱い独裁/専制国家から次々ツブすつもりなんですわ。

国際法なんて破っても、厳然として罰する主体が無いので、もう空気のようなもんですわ。そんな法よりも、民主主義国家側に利益となる実利を取った方がマシです。私は、黒電話アタマや熊のプーさんを崇拝するように強制されるようになるくらいなら、国際法なんてクソ喰らえですわ。

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