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2026年3月 6日 (金)

トランプが選んだ国際法の枠外

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高市首相がメルツ独首相と電話会談し、日本政府の立場を伝えたそうです。

「高市総理は5日、ドイツのメルツ首相と電話会談をおこない、中東情勢をめぐりイランの行動を非難しました。
高市総理とドイツのメルツ首相の電話会談は5日、午後5時からおよそ20分間おこなわれました。
電話会談では中東情勢をめぐり、イランの攻撃がエネルギー施設を含む民間施設や外交施設などに及び民間人の死者が出ていることから、高市総理はこうしたイランの行動を非難するなど日本の立場を説明したということです」
(TBS3月5日)
【速報】高市総理がイランの行動を非難 日独首脳電話会談で(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース

あるいはこうも言っています。

高市早苗首相は2日午前の衆院予算委員会で、米国とイスラエルによるイランへの軍事攻撃をめぐり、「イランによる核兵器開発は決して許されないというのが我が国の一貫した立場だ」と述べた。その上で「事態の早期沈静化に向けて国際社会とも連携しながら、引き続き必要なあらゆる外交努力を行う」と語った。攻撃の是非については言及しなかった。
首相は「米国・イラン間の協議は、イランの核問題解決のために極めて重要であり、我が国として強く支持してきた」と述べた。「イランに対し、核兵器開発や周辺国への攻撃を含む地域を不安定化させる行動をやめるとともに、交渉を含む外交的解決を強く求める」と答弁。「中東地域の平和と安定、国際的な核不拡散体制の維持は我が国にとっても極めて重要だ」と語った」
(朝日3月2日)
高市首相「イラン核開発は許されない」 米国の攻撃の是非は言及せず [アメリカとイスラエル、イランを攻撃 報復も][高市早苗首相 自民党総裁][高市早苗首相]:朝日新聞

私はこれ以上今の段階で言う必要もないし、言えないと思います。
しかし橋下氏は
こう思ったようです。

「橋下氏は2026年3月1日放送の「日曜報道 THE PRIME」(フジテレビ系)にレギュラーコメンテーターとして出演、こう語った。
「一部の報道なんですけども、ドイツ政府が事前に(イラン攻撃の)連絡を受けていたと発表してるんですよ。日本の高市さんは(攻撃開始の時に)金沢の方に知事選の応援に行っていたということで、事前の連絡はなかったと思うんですよね」
イスラエルのメディアはイランへの軍事攻撃について、ドイツ政府高官は事前に知らされていたと述べたと伝えている。
橋下氏は「(それに比べて)どうなんですか、(アメリカの)日本の政府の扱いというのは」と不満そうだ」
(jキャストニュース3月4日)
橋下徹「高市首相はトランプ大統領に軽視された」、イラン攻撃の事前連絡ドイツにあって日本にはない?(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース

だからなんなんですか。米国が開戦前に事前通告するのは直接の軍事的利害が関わる国に対してだけです。
劈頭のハメイニ爆撃は極秘に進められていましたから、その機密漏洩を恐れて極端に事前通告の幅は狭かったはずです。
NATOにはミサイルが飛んで来る可能性があるので仁義を切っておく国もあったいうことだけです。
遠い域外であり、軍事的にはなんの関係も持たない、さらにはスパイ防止法もないようなわが国には事前通告などなくても当然です。
秘密作戦を事前通告してもらいたければ、ファイブアイズと同等の機密保持機構を持つしかないのです。
まぁ仮に横須賀のジョージ・ワシントン空母打撃群が派遣されていたらあったかもね、そのていどのことです。
現状の同盟の信頼を損ねるものじゃありません。なにを大げさな。

あるいは橋下氏はこうも言っています。

「日本の対応ですけどもね、自民党と維新の今の政権って、中国にはものすごい強気なのに、アメリカにはからっきし弱いというのはちょっと情けないと思います。
中国に対して『国際法違反するな』と言うんだったら、アメリカに対してもそれは言うべきだと思いますよ。
ただ、そういうスタンスは前提としながらでも、トランプさんを目の前にして直接批判なんてできないんだったら、それぐらいある意味、『弱っちい自民党・維新の政権なんだ』ということを前提に、中国(関係)、ロシアとウクライナ侵略のときにも、やっぱり最後は政治的な妥結で解決するしかない」
(FNN3月3日)
橋下徹氏「中国にはものすごく強気なのに、アメリカにはからっきし弱いというのは情けない政権だなと思う」米のイラン軍事作戦めぐり弱腰対応批判「日本は『国際法は国際法』のスタンスを絶対曲げちゃいけない」(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース

中国やロシアと米国を同列に並べる前提自体話になりません。
高市氏は中国に「ものすごい強気」と仰せですが、あたりまえのことをあたりまえに言っているだけです。
今の橋下氏のスタンスがよく分かりますね。彼はどこかで昭和サヨクに逆戻りしていたようで、太田光といい勝負です。
というところで、さぁ出てきました。「国際法違法のトランプは許さんと言え」という朝日が好きな議論です。
朝日はこう述べています。

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イラン政府、デモの死者数約3千人と発表 人権団体は約5千人と報告:朝日新聞

「自分の意に沿わない国家元首は武力で排除する。こんな無法がまかり通れば、対等な主権国家が共存する国際社会の秩序は成り立たない。(略) 先制攻撃は自衛の範囲を超える予防戦争である。国連憲章は武力による紛争解決を、攻撃を受けた際の自衛か、安全保障理事会の承認を得た場合に限定している。今回の攻撃は、その要件をどちらも満たしていない。
 昨年6月のイスラエルによるイラン攻撃に続き、またも外交交渉の途中での武力行使となった。米国とイランを仲介したオマーンの外相が「大きな前進があった」と評価し、2日からは専門家による会合が予定されていた。
トランプ氏はイランに核兵器を持たせないための交渉だとしていたが、攻撃後にはイラン国民に「政権を奪い取れ」と体制転換を促した。協議は、米軍が中東に戦力を展開する時間稼ぎだったと見られても仕方ない」
(朝日社説3月2日)
(社説)イラン最高指導者殺害 外交より武力頼みの危うさ:朝日新聞

馬鹿だね。
なんでヨーロッパや中東諸国が国際法ウンヌンを理解しながら、表立った批判を差し控えているのか考えたことがあるのでしょうか。
まず、イランがいままで確信犯的に国際法の外でハマスやヒズボラを操り、中東各国の内政に干渉し続けてきたことを苦々しく思っているからです。
国連を信用できないのは、国連制裁を日常的にすり抜けて中国に原油輸出してきたことを知っているからです。
そしてその影でイラン核合意を骨抜きにして核兵器保有に邁進してきたからです。
そしてイランが核兵器完成に大手をかける寸前だったのは子供でも知っていることです。
また国内の民主化運動に残虐非道な弾圧をかけて万単位を殺戮し続けています。

ここで米国の攻撃を国際法違反だと批判してしまえば、では米国に国連制裁でもかけますかと問い返されることでしょう。
だからそんなことは言わないでぼやかすのです。

では、こんなイランを国際法が止めましたか?
国連憲章がストップをかけましたか?
国連安全保障理事会が機能しましたか?
まったく無力だった。態のいい時間稼ぎに使われるのがせいぜいでした。
つまりこういうことを「キレイゴト」というのです。

トランプは同じ土俵で戦おうとせずに、その枠組みの外を選んだ、ただそれだけです。
なぜならそれしか現実にイランの暴走を止める方法がなかったからにすぎません。
それをもう通用しなくなった「国際法と国連」の土俵から、違反だ違反だと叫んでも、トランプは馬耳東風でしょう。

そもそもイラン革命後、イスラム神権支配体制はいかなる国を作ってきたのかについてはあすに。

 

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コメント

TBSの報道はタイトル詐欺。
一方的に「高市はイランが悪いと言った」と取られるように誘導されています。イランの核開発と周辺国への無差別な攻撃を非難しただけ。
じゃあ米国にたいしては?なんてあえて何も言ってないだけだし、中国相手にはなんて全く別の話ですね。
橋下は弁護士なのに最近は詭弁ばかりで高市首相を攻撃してますね。

また、当該記事のヤフコメ欄がこれまた酷くて「イランは日本の伝統的友好国」「日章丸以来の特別な信頼関係」なんてのがあまりにも多くてウンザリです。革命から何十年経ってるんだよ。

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