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2026年3月23日 (月)

軍事・経済を包括した真の日米同盟へ

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高市訪米は巨大なインパクトを与えました。
イラン戦争にばかり目がいきますが、サプライチェーン強化についてこんな約束を取り交わしています。
「重要鉱物サプライチェーン強靱性のための日米アクションプラン」
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前文はこう謳っています。

「ここ数十年にわたり、蔓延する非市場的政策及び慣行の結果生じる歪曲により、市場志向型経済の重要鉱物サプライチェーンは、経済的威圧を含む数々の途絶に対して脆弱なものとなった。重要鉱物は現代的かつ革新的な産業経済にとって不可分な戦略的資産であり、多様で、強靱で市場に基づくサプライチェーンが我々の経済安全保障及び国家安全保にとって不可欠であるため、これらの脆弱性を是正することが必要不可欠である。
日本及び米国は以前、重要鉱物の供給を確保するために協力することを決定した。
2025 年 10 月27日、日本政府及びホワイトハウスは、「採掘及び加工を通じた重要鉱物及びレアアースの供給確保のための日米枠組み」を発表した。両国は、この重要な問題に関する協力を深化することを引き続き希望する。
この目的のため、日本及び米国(「参加国」と総称する。)は、プライス・フロア又はその他の措置によって支えられる重要鉱物の複数国間の貿易イニシアティブを発展するよう努め、相互の重要鉱物サプライチェーン強靱性の確保に向けて具体的なかつ短期間での成果を実現するためのアクションプランを策定した」

前回アラスカ産原油開発に日本資本も加わることによって、原油確保の新たなルートとして太平洋ルートを日米共同で作るという構想を紹介しました。
そしてさらにエネルギー分野の下流である発電においても、日本の優れた化石燃料発電技術の輸出、小型モジュール炉(SMR)建設への参画といった包括的な「エネルギー同盟」を結ぶことが決まりました。
これはするっ読んじゃダメ。アラスカ産がソロバンに合うかばかり議論していてもダメ。もっと大きく見ないと。
いままで中東に頭を下げ、南シナ海という「中国の海」を横断して通していたエネルギーのパイプを、日米同盟の海である太平洋につけ直すという壮大な構想なのです。

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毎日

日本にとってはエネルギーを日米同盟の枠内で保障できる上に、米国への新たなビジネス参入チャンスを呼び起こすというメリットがあります。
一方米国にとっても、日本の資本と技術をフルに使って国内のエネルギーインフラを整備することができます。
小型モジュール炉や天然ガス発電など、総額数百億ドル規模の投資を日本から呼び込めるのですから、まさにウィンウィン。

日米ともに今すさまじい勢いでAI化やデータセンターを拡充していますが、電気が大きく足りない。
日米共に原発がきちんと稼働していないからです。
これを小型モジュール炉にリプレイス(置き換える)ことや、既存の非効率的な火力発電を日本の石炭ガス化複合発電(IGCC)などの世界屈指の発電技術出に変えていくことで、画期的に発電量を伸ばし、かつグリーン化することが可能です。

で、これで日米会談の成果は終わりかと思ったら、まだ続きがあるのですよ。

「重要鉱物」「重要原材料」という言葉をよく耳にするようになりましたが、鉄が「産業のコメ」と呼ばれたように、現在焦点となっている「産業のコメ」は、技術進歩に伴い新たに活用されるようになった様々な鉱物のことです。
デジタル化に伴って、電子機器などの構成部品の性能向上や小型化に必須な鉱物が注目されるようになりました。
これらは希少性が高く、また現在のところ機能を代替できる他の物質がないため、重要性が増しています。
こうした鉱物は、「重要鉱物」「レアメタル」と呼ばれます。
古くから利用されてきた鉄や銅などのベースメタルに対して、レアメタルあるいはレアアースと呼んでいます。

こうした鉱物資源について、独占的供給国が輸出量をコントロールして市況を意図的に変動させたり、他国の政治的意思決定を支配しようとして輸出規制をしたりする動きが見られます。
例えば、2010年に日中関係が悪化した際、中国が重要鉱物の一種であるレアアースについて日本向け輸出を制限し、価格が約10倍にまで高騰しました。
今回の日中摩擦でも同様に「軍事に関わる企業にはレアアアースの輸出を制限する」という揺さぶりをかけてきました。
日本のメディアや立憲などは、レアアースを制限されると聞くだけで、「中華様を怒らせた高市が悪い。直ちに謝罪しろ。土下座してこい」と騒ぎましたっけね。

こういう中国のレアアースを外交手段として使う卑劣さをもっともよく認識しているのが、経済安全保障相だった高市氏でした。
ですから、「重要鉱物」について、このようなアクションプランを策定してきました。

・重要鉱物についての日米アクションプラン
o 締約国の間の強靱な重要鉱物市場を支える貿易措置
o 重要鉱物の採掘、加工又は貿易のための基準
o 技術及び規制に係る協力
o 投資の促進と審査
o 地理的なマッピングに係る連携
o 重要鉱物サプライチェーンの途絶及び危機を防ぐための協調した速やかな
対応
o 重要鉱物に係る新たな技術の研究及び開発
o 協調備蓄
o 経済的威圧に対処するための取組に係る連携
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まさに新しい日米同盟の誕生です。
従来の軍事的安全保障から政治・経済を包括した真の「同盟」へと飛躍したのです。

 

 

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コメント

オイルショックであれだけ痛い目見ても供給地の多角化が進まず、むしろペルシャ湾岸諸国への依存度が圧倒的になってましたからね。
アラスカ産原油を大規模開発して安定輸入するのは大賛成ですが、国内の既に合理化が進んでかなり細ってしまった製油所施設を大きく改修する必要があります。

同じ原油とは言っても産地によって質が違うことをマスコミはほとんど報じない。
80年代にはインドネシア産が有力視されたけど、実は硫黄分が多すぎてストップ。アラスカ産原油はあれほどではないもののペルシャ湾岸のものよりもけっこうな重質油です。それなりにコストがかかるのは仕方ないけれど、覚悟は必要ですね。

ベネズエラ産!?論外です。加熱してないと固まってしまうので普通のパイプラインでは圧送もタンカー積み込みも出来ないようなデロッデロの重質油。タールやアスファルト材料は豊富ですけど、あんなの貰っても困ります。
今年米国がベネズエラ急襲した直後に石油会社のトップがトランプに集められたけど、エクソン・モービルの社長が困った顔で苦笑いし大統領の不興をかいましたが···つまりそういうこと。
いくら米軍が鮮やかに急襲して利権を奪って来てやったから、お前ら喜べとトランプに言われても···そんなもん貰ってもなぁ、という事。

私個人は高市さんの仕事内容の全てを支持するわけではないし、違法適法の問題にはちゃんと触れてほしい希望は持ち続け、あまり人に頼らない任せないタイプといわれる高市さんではあれどチームジャパンの力もあると考えているし、トランプ始めあまりにも流動的で読めない状況を注視するばかりではありますが、高市さんのトランプに媚びたあり様に未だすごく怒って、世界中の笑い者になっている!国辱だ!と罵倒している人たちは、もちろんそう思っていいし批判していいのだけれど、会談前からそうなると予測・予言・期待していたので、その通りになってなぜそんなに怒っているのだろう?とは思っています。
人徳を持ち上げながら、正しい選択賢明な選択を貴方は自分でするのだと相手に促す表現は、'you have the power'貴方にはその力がある、という言い方でスピーチや交渉、説得に、その応用も含めてよく用いられます。
仕草の方は確かにあれはそう見えて不思議は無く、諸外国にも「媚び」「愛嬌」のように見えてはいたでしょう。
それらの「愛想」「媚び」「愛嬌」が天性、計算、或いは助言、いずれによるものかは私にはわからないけれど、見る人それぞれの倫理観や主観で問題にされることよりも、今それで日米関係とその信頼度を損ねないで保てる、或いは少しでも実を取れるならやる、国家運営のテクニックになったかと、各ファクトシートを読みながら思っています。

 左は「対米従属」を言い、右は古くから「(米国からの)日本の真の独立」などと的外れな事を言いますが、そのどちらも中国やらイランが狙う日米離間を手助けしている戯言です。真の繁栄の道は、日本と米国(あるいは台湾も)の安保・経済の軌を一にした協調体制のうちにしかありません。TSMCが日米に生産体制を分配した意味、日本製鉄が非常に厳しい条件を飲んでまでUSスチールを買収した事。それら真の経営者は目端が効いていて、来るべき未来を予想出来ていました。
そのような未来に向けて、高市政権になってようやく政治が正しく動き出した感じがします。

平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだと思う。
諸外国に働きかけてしっかりと応援したい。

この発言、批判が出まくってますが、京都のぶぶ漬を頭の隅に置いて読むと「あんたが始めた物語だからちゃんと終わらせろ」と受け取る事もでき、ヨイショに見せかけた高度な皮肉と言えます。
個人的には、首相の出身地である近畿圏はいけず文化圏でもあるので、この解釈はあながち間違いではないと思っています。

なんだかんだ批判している人たちは、アメリカの基地使用を拒否しイラン攻撃を非難したスペインが貿易停止を言い渡された事態をご存じないのでしょうか。
高市首相が、なめるなと言わんばかりに彼等が満足するような正論をぶつけて関税100%なんて事になったら、国民生活は最悪になりかねない。
そんな想像力も働かないという事は、国民生活という言葉は彼らにとってはお手軽な政局の為の道具にすぎないのでしょう。

今日もありがとうございます。

清々しい集合写真ですね!
赤沢大臣もすごく頑張ったのでしょうね。
モブキャラが努力して主人公と肩を並べるまでに成長するのは応援したくなります。

日本のマスコミの垂れ流すコメントは聞く価値がないと思っています。
イランから日本を責める発言はなく、逆にアラグチ外相から秋波とも離間策とも分からない発言が出ました。
これが真実でしょう。

今夜のマーケットは、
トランプのイラン攻撃延期のニュースを受けて、
WTIがいきなり13ドル下げました。
市場が反応するニュースにこそ価値があるのだと思います。

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