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2026年3月 9日 (月)

イラン大統領が謝罪だそうです

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ナニを言っていやがるというようなことをイランが言い出し始めました。
各種ありますが、まずこれ。

驚くべきことに、ペゼシュキアン大統領は中東諸国に対しては謝罪さえ口にしています。
国軍司令部はホルムズ海峡は封鎖しないと言い出しました。

「イラン軍報道官は6日、国営テレビのインタビューで、海上輸送の要衝ホルムズ海峡について「封鎖しておらず、するつもりもない」と述べ、米国とイスラエルに関係しない船舶の通過を認めることを明らかにした。産油国が多いペルシャ湾岸諸国との関係を意識した発言とみられる。
報道官は「海峡を通過したい船舶は航行が許される。米国とイスラエル関係の船は攻撃する」と説明し、船籍次第で異なる対応をとる方針を示した。これまで精鋭軍事組織「革命防衛隊」の関係者はホルムズ海峡を封鎖したと発言しており、態度を軟化させた。

イランは米イスラエルの攻撃に対する報復として、米軍基地のある近隣諸国を攻撃してきたが、マスード・ペゼシュキアン大統領が7日に中止を発表。報道官の発言は、近隣諸国との関係改善を試みる政策が反映されている可能性がある」
(読売3月7日)
イラン軍、ホルムズ海峡を「封鎖しておらずするつもりもない」…産油国との関係意識し船籍次第で通過認める方針(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

そりゃそうでしょうとも。
イランは全方向に戦いを挑んでしまいました。
すでに13カ国に登り、いまや中東域外のトルコまで含まれている始末です。
もっとも酷く攻撃を受けているUAEの場合、イランから発射されたミサイルやとドローンによる攻撃はこのようになっています。

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特に大きな被害を受けたのはUAEはドローンだけで千発を越え、弾道ミサイルも2百発に及んでいます。
攻撃も米軍基地のみならず、民間施設、石油関連施設にひろがっていて甚大な被害を出しています。
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UAE
ちなみにUAEは日本に対する原油輸出のサウジと並ぶ最大国のひとつです。
イランなどは経済制裁もあってものの数ではありません。
日本は世界有数の石油備蓄国ですから、直ちに原油不足にはつながることはありえませんが、わが国経済と直結しているということはあたまに置いて下さい。
日本もUAEになんらかの支援をするべき時です。
いままで原油を下さいとペコペコしておいて、窮地におちいったら懐手では済まされませんよ。
海賊対処で行っている哨戒機を直ちにホルムズ海峡空域に飛ばして下さい。
掃海艇も有効です。
それはさておきペゼシュキアンは謝罪をしています。

「イランのマスード・ペゼシュキアン大統領は7日、アメリカとイスラエルによる攻撃を受けた自国が、湾岸諸国など周辺国を攻撃したことについて、「謝罪する」と表明した。一方で、無条件降伏を拒否し、イランは「最後まで戦う」と述べた。これに先立ちドナルド・トランプ米大統領は前日、イランの無条件降伏を要求していた。トランプ氏はイラン大統領によるこの演説を受けて、イランは周辺諸国に「謝罪し、降伏した」と強調した。しかし、周辺諸国はイランからの攻撃が続いていると報告している」
(BBC2026年3月8日)
イラン大統領、近隣諸国に謝罪するも降伏は拒否 イランからの攻撃続くと周辺国 - BBCニュース

ペゼシュキアン大統領は「攻撃された周辺国に謝罪する必要があると私は考える。我々は周辺国への侵略を意図していない」と述べています。
大統領がこのように言うというのは通常は和平を望むという意味ですが、どうやらそうではないようです。
残念ながら、ISW(国際戦争研究所)はペゼシュキアンは無力だと突き放しています。
イランは、マスード・ペゼシュキアン大統領がイラン領内からの攻撃を停止するよう命じたにもかかわらず、湾岸諸国に対するドローンおよび弾道ミサイル攻撃を継続した。
 2機のイラン製ドローンが3月6日午後3時(東部標準時)から3月7日午前8時(東部標準時)にかけてアラブ首長国連邦(UAE)領内を攻撃し、ドバイ国際空港への攻撃も含まれていました。
3月6日から7日にかけてのイランのドローンおよび弾道ミサイル攻撃は、サウジアラビアの米軍基地、サウジのエネルギーインフラ、民間インフラも標的としました。サウジ国防省は、イラン製ドローン8機と弾道ミサイル1発を迎撃したと発表した。[3] プリンススルタン空軍基地の米軍を標的とした別のミサイルが無人地帯に落下した」
(ISW3月7日 太字原文)
イラン・アップデート朝の特別報告、2026年3月7日 |ISW
大統領職とは元首のことですから、国家のトップかとおもいきや、イランでは中間管理職でしかありません。
だから選挙で国民が選ぶことが(あくまで形式的にはですが)可能なのです。
イランの全権を握る「最高指導者」は、わが国やヨーロッパ諸国のような国家統合の象徴ではなく文字通りの実力を持っています。

ここに座ったのはイスラム革命以降わずか2名。初代が悪名高きカリスマ指導者のホメイニ、二代目が今のハメネイで、いずれも高位のイスラム法学者でした。
3代目と目されていたのが、事故死したライシでした。

この「最高指導者」が、日欧の立憲君主制と根本的に違うのはふたつの「力」を持っているからです。
「最高指導者」は大統領選挙の候補者を選ぶことができます。
え、国民が投票で選ぶんじゃなかったのと思うのは甘い。

その候補の選定は「最高指導者」が行うのです。
こういうのを言葉の正しい意味で「選挙」とは呼ばないはずですが、大統領選挙に出るには、最高指導者の影響下に置かれた「監督者評議会」(専門家会議)の承認を得なければなりません。
この監督者評議会のメンバー12人のうち6人は最高指導者が任命し、残り6人は司法の長が指名します。

ライシが司法の長だった時代に指名した人間がこの6名の中には含まれています。
つまり、「最高指導者」のペット以外に立候補すらできないのです。

そして第2に、例の悪名高きコッズ部隊を擁する革命防衛隊の指揮権を持っています。
ですから、イスラエルに盛んにテロ攻撃を仕掛けているコッズ部隊は、直接に「最高指導者」が司令官を任命し、その命令で動いているということになります。
国軍は政府の統制が効きますが、革命防衛隊は「最高指導者」の直轄なので、なにをしているのかさえも政府が掌握してはいないようです。

イラン革命防衛隊(IRGC)は、軍隊のように見えますし、実際国軍並の軍事力を持っていますが、国軍とはまったく別系列の軍隊です。
この戦争で米軍に沈められた「空母」はなんと革命防衛隊が所有していました。
革命防衛隊は、国軍よりも優秀な装備と予算を優先的に配備され、しかもハメネイにしかコントロールできません。
もちろんペゼシュキアンごときには指一本動かす権限はないのです。

したがって、イラン戦争の今後の動向はこの革命防衛隊が握っているということになります。
これが独裁者であるハメネイを殺されて、てんでバラバラ、です。
ある者は逃亡し、ある者はヒジャブをかぶって病院に逃げ込み、ある者は徹底抗戦を叫んで地下濠に潜り、一般兵士は置き去りというありさまのようです。
まるで大戦末期のドイツか日本みたい。

エルサレムポストはこう伝えています。

「イスラエルと米国によるイラン政権への攻撃が続く中、イスラム政権の軍の一部将校は兵舎を放棄し、指揮下の兵士たちを警備任務に残したと、複数の徴兵兵がイラン反体制派メディア『イラン・インターナショナル』に語った。(略)
ある兵士は同メディアに対し、多くの指揮官がストライキを恐れて自らの陣地を放棄し、徴兵兵士を支援なしで置き去りにしたと語った。
また、アメリカやイスラエルの攻撃を恐れる一部の兵士は、空爆を受けることを恐れて基地外の開けた場所で夜を過ごしていると兵士は述べ、指導部が正規軍のニーズに十分に注意を払っていなかったと付け加えた」
(ミルサレムポスト3月6日)
Iranian officers abandoning posts, regular soldiers | The Jerusalem Post 

たまに徹底抗戦派がミサイルをぶっ放しますが、直ちに監視衛星が発見し、数分後にはパトロールしているF35に空爆をしかけられて潰されます。
そしてしばらくするとB1が飛んできて周囲をまんべんなく徹底的に空爆していくのですからたまらない。

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Xユーザーのトランプ氏 発言速報さん X

米軍からすれば地下に隠すよりむしろ撃ってほしいくらいなもので、撃っても確実に迎撃されます。
つまり軍事的にはもう決着がついているのです。
もうミサイルを打ちたくても撃てません、ジェラルド・フォード空母打撃群が海峡を通過して展開した以上、ホルムズ海峡の封鎖も不可能です。
原油価格の上昇などの余波は残り続けるでしょうが、時間の問題です。
あとはイラン国民が自分たちの国をどうするかにかかっています。

 

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コメント

ハメネイ次男が後継者になったことで対米強行路線から大きく転換することはないでしょうし、トランプ期待の民衆反乱もなさそうしでこのまま戦況が大きく変わることもないと思います。
あと1ヶ月ほどトランプの気が済むまで空爆続けた上で「悪は倒された!大勝利だ!」とか言って航空戦力を引き上げて終わりなんじゃないですかね。

 UAEは現在サウジを抜いて、日本の石油輸入国トップでしょう。
イランや米国がどうだこうだ、という戦争議論に踏み込まずに、お互いの利益のため何か出来る事があるはず。韓国の方がよほどUAEに貢献する流れになってます。日本は石油がなきゃ困るんです。商売相手を守る行動をすべきです。

しかしイランくらいの規模の国で、空爆だけで滅びた(体制が変わった)国は無い訳で、アメリカの陸軍が入らない限り、イランという国も核開発も反米姿勢も、何も変わらんでしょうね…

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