米国、逆封鎖始める
私が「媚米」ですか、生まれて初めて言われたな。(苦笑)言葉使いに気をつけなさいよ。
こういうレッテリングをすると、見えるものも見えなくなりますよ。
相手を貶めた表現をする者との議論は無意味です。
さて、米国が意外な荒技を繰り出してきました。なんとホルムズ海峡逆封鎖と、イラン港湾の封鎖です。
いままでイランがやってきたことを、そのまま逆手にとった形です。
「ブルームバーグ) 米海軍によるホルムズ海峡の封鎖が13日に発効した。イランとの脆弱(ぜいじゃく)な停戦の持続性が試されるとともに、世界的なエネルギー危機を一段と深刻化させている。
トランプ米大統領は米東部時間午前10時(日本時間午後11時)の期限経過後、SNSへの投稿で、この海域で米艦船に接近するイラン船舶を標的にすると警告した。「警告する。これらの船舶がわれわれの封鎖に少しでも接近すれば、海上で麻薬密輸船に対して用いているのと同様の手段で、直ちに排除する」と同氏は書き込んだ。
米国はこれに先立ち、イランの港湾を封鎖する計画の詳細を明らかにし、措置に違反する船舶を拿捕(だほ)する可能性があるとする通知を公表した」
(ブルームバーク4月13日)
トランプ大統領、イラン船舶攻撃を警告-ホルムズ海峡封鎖が発効(Bloomberg) - Yahoo!ニュース
当事者の米国中央軍のプレスリリース。
米軍、ホルムズ海峡で機雷除去作戦開始XユーザーのU.S. Central Command
フロリダ州タンパ — アメリカ中央軍(CENTCOM)部隊は4月11日、ホルムズ海峡の機雷除去の条件を設定し始め、米海軍の2隻のミサイル駆逐艦が作戦を実施した。
USSフランク・E・ピーターソン(DDG 121)とUSSマイケル・マーフィー(DDG 112)はホルムズ海峡を通過し、イランのイスラム革命防衛隊が以前に敷設した海雷を完全に除去するという広範な任務の一環としてアラビア湾で活動しました。
「本日、私たちは新しい航路の確立プロセスを開始し、この安全な道を海事業界と間もなく共有し、商取引の自由な流れを促進するつもりです」とCENTCOM司令官のブラッド・クーパー提督は述べました。
ホルムズ海峡は国際的な海上通路であり、地域および世界経済の繁栄を支える重要な貿易回廊です。今後数日で、水中ドローンを含む追加の米軍部隊が撤去作業に加わる予定です。
さてさて、「高市、イランに土下座してカネはらって通してもらえ」と叫んでいた皆さん、そんな近視眼的なことをしていたらどえらいことになっていましたね。
「即時発効で、世界最強の米海軍はホルムズ海峡に出入りしようとするあらゆる船舶を封鎖するプロセスを開始する。イランに通航料を支払った全ての船舶を公海上で捜索し、拿捕するよう海軍に指示した。違法な通航料を支払う者に、公海上の安全な通航はない」と記した」
(ブルームバーク4月12日)
下の写真は、米国中央軍がアップしたホルムズ海峡を通過する駆逐艦です。
イランは「警告したら引き返した」なんて言っていますが、もちろんウソです。
日本でも開発が進んでおり、護衛艦(FFM)の指揮所から、遠方の機雷処分用水上無人機を遠隔操縦しての機雷処分に世界で初めて成功しました。
水中ドローンは、人が危険水域に入らずに済むため安全性が高く、長時間の監視や広範囲の反復調査が可能きなり、小型で展開が容易なため、港湾や沿岸部など狭いエリアにも投入しやすいというメリットがあります。
今回、米海軍はさらにアジア海域から、掃海作業を得意とする沿海域戦闘艦(LCS)を追加投入するようです。
なお、かつて湾岸戦争時に、イラク軍がクウエート沖に1200個もの機雷を敷設し、海自も派遣されました。
これは敷設船で撒いたために大型で、てこずったのですが、これに較べてイランの機雷敷設能力はかなり劣るようで、すでに敷設用ボートは一隻もなく、やるとすればミサイルを使った投下だと思われます。
ただし、船とは違って大型機雷を敷設することはできませんから、脅威は限定的です。
« わずか1日の協議で決裂 | トップページ | 米海軍の封鎖作戦詳報 »



イランが勝手に支配権を主張して国際海峡を封鎖宣言してみかじめ料を取ってたのを、トランプはなんだかんだ騒ぎながらもアメリカ軍が逆封鎖でカネなど取らずに安全確保に動いた。それをイランが強く批判。
この件に関してはどう見てもアメリカに理があると思いますけど。。
媚米ですか。
中国相手に媚中や嫌中といった言葉は右側から散々言われてた単語ですが···親米ならともかく媚米という言葉は初めて聞きました。一部の極左用語ですかね?
投稿: 山形 | 2026年4月14日 (火) 06時11分
当初、トランプ大統領とアメリカ中央軍が述べる内容が違っていて、トランプがSNSに投稿した通りのことを行うならば、違法行為になるところでした。
アメリカ中央軍の発表では(トランプ案に反してor修正させて)しっかり国際法に則る形での実行となっているようです。
合法性については、稲葉義泰氏の説明をご参考にどうぞ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/57ca3ddb92b78e1c6b96117a1a759104946e9fbf
投稿: 宜野湾より | 2026年4月14日 (火) 09時24分
「やってることは一緒ですよ」という懸念を書いたまでですよ。繰り返しますが、そもそもの「人間の盾」という表現はあまりにも米軍側に肩入れしすぎで言い過ぎです。
安易な「レッテル貼り(というレッテル貼り)」に逃げない方が良いのはおっしゃる通りですね。
投稿: ねこねこ | 2026年4月14日 (火) 13時00分
山形さん
媚中も媚露(は語呂が悪いのであまり言いませんが)も媚米も、普通に使われている言葉だとは思いますが…要は「過剰に片側に寄りすぎ」と感じた時に使う一表現でしょう。
私は普通に反中寄りの中国警戒側ですが、かといってアメリカ一辺倒でもないってだけですよ。「極左」て笑 首寝違えるんじゃないでしょうか?
投稿: ねこねこ | 2026年4月14日 (火) 13時21分
「逆封鎖」とは、なんと頓智が効いてるなァと思いましたね。
けれど、イランがやった行為は国際法上は違法。米軍の今回の措置は「対イラン封鎖」。航行の自由も保証されています。
狂ったイランはまたまた周辺国への攻撃を言い立ててますが、最早それほどの攻撃力は失ったと見ます。
投稿: 山路 敬介 | 2026年4月14日 (火) 17時39分
「人間の盾」という表現はこういう時に使うもので何ら違和感を感じませんが。それに米軍側に肩入れの表現とは思えません。
考えすぎではないでしょうか?
かえって媚米という言葉を初めて目にしたので違和感を覚えます。
媚中とは中国に偏っている人へ使う言葉なので媚米は極左の方々が逆に使ってるのかなって思うのは自然な流れではないでしょうか。
投稿: 岩手の凡人 | 2026年4月14日 (火) 18時56分
>「人間の盾」という表現はあまりにも米軍側に肩入れしすぎで言い過ぎです<ハァ?現にイランは基地のすぐ近くに学校を建てて生徒達を巻き添えにする気満々なんですが。何処が「言い過ぎ」なのでしょうか?
投稿: 珊瑚は大切に | 2026年4月14日 (火) 23時10分
「媚米」は、日米首脳会談の首相のハグがその象徴だと思いますが、あの時点でそれ以上の策があったのか、です。
会談前はアメリカとイランのどちらかは必ず怒らせてしまうだろうという絶望的な雰囲気でした。
大統領の懐に飛び込むのは、最善かは分かりませんが、総合的に良策だったと思います。
終わってみれば日米の緊密な連携を確認し、イランを怒らせることもありませんでした。大成功です。
しかしマスコミや野党は面白くなかったので首相を批判し続けています。
それに対して外交機密に触れるので、明快な反論ができません。
主様はじめ、私もですが「媚米」と言われて不快なのは、
あっちは言いたい放題なのに、というストレスを感じているのが一因と思います。
アメリカが封鎖と騒いでいる割には、市場は日本株高、原油も少し下げています。
少なくともイランによる封鎖よりは悪いことではないと思います。
投稿: プー | 2026年4月15日 (水) 10時39分
「媚米」というのは被占領下の日本に主権の無い時代の下では米軍(GHQ)に押し付けられた現行憲法を有り難く押しいただき崇拝し、戦勝国の歴史観の尻馬に乗って自国たる日本を見下している、他ならぬパヨクではありませんか(爆笑)。。
投稿: 珊瑚は大切に | 2026年4月15日 (水) 15時50分