イラン、事実上分裂
どうして日本のメディアはまんまとイランの口移しでモノをいうのですかね。
アメリカがイラン港湾の封鎖を解除しないことを受け、イランの軍事当局は再びホルムズ海峡を封鎖する考えを示しました。
この下のテレ朝の報道にでてくる「イランメディア」とは国営メディアで、要するにプロパガンダ機関です。
だからその言うとおりに報じるとこうなります。
「イランメディアは18日、アメリカの度重なる違反行為や封鎖を装った妨害行為を理由に、ホルムズ海峡の航行が「以前のように厳格な軍の管理下に戻った」とする軍報道官の声明を伝えました。
アラグチ外相は17日にホルムズ海峡をすべての商船に開放すると発表していましたが、イラン側が、再び封鎖を示唆した形です。
こうしたなか、イギリスの海事機関UKMTOは18日、オマーンの北東20海里の沖合で、タンカーの船長からイランの革命防衛隊の船2隻が接近し発砲を受けたとの報告があったと発表しました。
報告では乗組員は無事だということです」
(テレ朝4月19日)
イラン軍事当局 再びホルムズ海峡封鎖か 海峡付近では革命防衛隊から発砲も
テレ朝
これだけ詠むとまるで統一された「イラン」なるものが、いまだ存在しているらうです。
あのね、いまや「イラン政府」という統一した意志はないの。
あるのはペゼシュキアン大統領やアラグチ外相のようないわば「現実派」と、元革命防衛隊の大幹部ガリバフ国会議長らの「一億総特攻」派に分裂したということです。
ウォールストリートジャーナルをコピーしている韓国中央日報のほうが、よほど正確に伝えています。
「ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、「IRGCはアラグチ外相が発表前に自分たちと協議しなかったことに激怒した」と伝えた。実際にIRGCは、ホルムズ海峡周辺の船舶に対し、「われわれは、ある愚か者(アラグチ外相)のツイート(Xでのメッセージ)ではなく、われわれの指導者であるイマーム・ハメネイ(モジタバ・ハメネイ)の命令に従って(海峡の)門を開く」との無線メッセージを送ったとWSJは伝えた」
(中央日報4月20日)
「愚か者のツイートには従わない」…イラン強硬派、ホルムズ方針“Uターン”(2)(中央日報日本語版) - Yahoo!ニュース
そして「一億総特攻」派は、現実派のメンツを潰すために革命防衛隊がちいさなボートでインド船籍の船舶を銃撃して見せました。
しかもインド船は「止めろ銃撃するな」と呼びかけていますが、これを無視して銃撃をつづけましたが、インド船が立ち向かってくると逃げ出すという醜態です。
アラグチが海峡封鎖を解くといったんだから、銃撃して止めてやるぜというわけでまるで子供。
非交戦国、しかもイラン原油のお得意さんであるインド船を銃撃したらまずいなんていささかも思わないほど、脳味噌が煮えているようです。
こういう中で、立憲民主党の(まだあったんだ、こんなもん)コニタンこと小西ひろゆき議員が、イラン政府との「和解のための話し合い」に乗り出しました。
「セアダット駐日イラン大使と会談を致しました。私が高市総理に「日本が主体的に米・イランの和平仲介を行うべき」と訴えた4/6予算委質疑をご覧頂いてとのことでした。大使は、イランと友好関係、米国と同盟関係にあり、欧州等とは異なる関係性の日本が和平仲介に重要な役割を果たせると力説されました」
Xユーザーの小西ひろゆき (参議院議員)さん: X
小西氏は「やっぱりイラン側は航行可能と伝えていたんですね」と投稿し、これを読んで「まさか高市首相と外相がこの事実を隠して自主閉鎖していたんだな。このまま憲法改正へとなだれ込むのだろう」という脳味噌のネジがはずれたような反応も結構あったようです。
憲法改正とホルムズ海峡がどこでどうつながっているのやら。脳内回線が漏電してショートしてますな。
仮に駐日大使に「日本だけお通ししましょう」なんて言わて、大喜びで自国だけとおるのが「国益」なんでしょうか。(笑)
そうじゃないから大変なのです。
そんなミーイズムなまねをしたら、いずれいつかは終わる戦後に日本はどんな目でみられることか。
そもそも在日大使館みたいな出先がナニを言おうと、本国で「1億総特攻」派に一蹴されますけどね。
茂木外相の「解放されたというのは知らない」という認識はまったく正解です。
そして彼が今中東諸国と精力的に外交攻勢をかけているのも正解です。
本格的にすべての国を通すとなったら、オマーンを始めとして中東諸国の一致した応援が必須ですから。
今、「イラン政府」というチャンネルは事実上消滅しているのですから。
出先の大使がなにを言おうと、大元が分裂が決定的な以上、どうしようもありません。
「イランと米国の和解への橋渡し」なんていうお花畑で遊んでいるより、現実にどのような航路でいかにしてホルムズ海峡を抜けるかリアルに検討した方がいい状況なのです。
事実、イラン指定航路ではなくオマーン沖を利用して、クルーズ船4艘がホルムズ海峡を抜けました。
あとは米国が船団を作って米海軍の護衛をつけて抜けるのを待っている状況です。
こんな時期に駐日イラン大使と話しあっても屁のつっぱりにもなりません。
米国は、イランの海上封鎖領域を拡大し、公海上にあるすべてのイラン関連船舶(イランに入港したり、イランに向けて航行中、イラン制裁対象)の臨検を行うとしました。
これでホルムズ海峡だけでなく、イランが持つ海上運送のすべてが封鎖されることになります。
また例の2週間と想定されているイラン油井のデッドエンドも近づいています。
もはや一刻の猶予もなくイランをが生き延びるためには、イスラマバードに交渉団を送り、核開発の停止を飲むしか選択肢はのこされていないはずです。
といっても、イランは交渉団を「出さない」言ってトランプを怒らせていますが、いや「出さない」のではなく、「出せない」んですよ。
大戦末期ヒトラーが全土を焦土とするように命じたように、革命防衛隊はそれでもかまわんと喚いているようです。
この狂人たちをなんとかしないとなにも進まない。
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我が国の原油購入はサウジアラビア・UAE・クウェート・カタール・オマーンと中東からで9割を占め、それらの国々いずれもが今回イランから攻撃されている。この時点で既に、イランの体制が分裂やモザイクであろうとなかろうと、我々にイランに擦り寄る理由は無い。
話してみる価値や可能性がある相手はかつて確かに居たが、今はもう誰も居なくなってしまい、まだ残っているとしても、現れれば片っ端からイスラエルが消す。
「この狂人たちをどうにかしないと」
そこなんですよね。ではそれをどうやればいいのか、思考実験。
私の代わりに戦場へ行ってくれる軍人が国際法や国内法に裏付けられない状態でもいいなどとは、私には言えない。
だが、(誰にどう責任を取る考えがあるのかは置いて)アメリカが我々の代わりに、我々が戦後一度も経験せずに来られている汚れ役までも負っているのも事実。
戦時でも最大限に正しくあるべきと同時に、正しくあることがいつでも局面での正解とは限らない。後から責任を取る場合もあり得るし、もしやるならば、そうであってほしいとは考える。
地対艦ミサイルと係維機雷で石油や貨物と船舶と人員を人質に世界経済を脅す卑怯なイランに対して、もし仮に、「国際法に反しない妥協点」を互いに見つける交渉は永劫に諦め、イランに同じ真似は二度とさせないことをゴールとするならば、自分を含めた世界の多勢が助かるために、各国軍人と、場合により我が自衛隊員と、各国民間人の犠牲者がでるのは仕方ないコスト、と割り切って、イスラエルの望みを叶える形になろうとも、我々も悪になることを承知して、戦争の目的を「イランという国と文民・軍人まるごと地図上から消し去ること」にするしかないのでは?でもそれは可能なのか?(それは少し前にCNNで意見の異なる5名を集めた討論番組でも話されていた。当然結論には至らない)
悪の一部になることも厭わないか、節約我慢をしながら新たな調達方を編み出し、イランのその手はもう効かない工夫をするか。それは可能なのか。自分は、他人は、世界はどう考える?私は、貴方は、我々は、我が国は、各国は、どうしたい?これからどうする?
17日に行われたホルムズ海峡の航行の自由に関する有志国首脳会合にオンライン出席した方が良かったと思うが、それが無かった高市首相はどう考えているだろうか。
投稿: 宜野湾より | 2026年4月21日 (火) 15時56分
いつもありがとうございます。
イランは斬首されて立ち上がった時点で既にゾンビになっていたんですね。
それ以降の交渉は無意味だったのでしょう。
これを解決するには、イラン国民が革命防衛隊を倒すことくらいしか思いつきません。
イランの大統領派と米軍とCIAが共同しても良いです。
トランプ大統領には、是非そこまでやってほしいです。
策源地のロシアを叩ければ良いですが、その方が難しそうです。
投稿: プー | 2026年4月21日 (火) 19時07分