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2026年4月 3日 (金)

トランプ演説が終わりました

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予告されていたトランプの国民向け演説が終わりました。
感想としては、この人らしくもなく思いの外おとなしかったというかんじでしょうか。
「NATOは辞めてやる」といったモノ騒がせな台詞は飛びださず、「オレはここまでやったんだからあとは任せたぜ」というところでしょうか。

いまや天敵関係となったBBCの報道ではこうです。

「アメリカのドナルド・トランプ大統領は1日午後9時(日本時間2日午前10時)ごろから、イラン情勢をめぐり国民向けに演説を行った。
その中でトランプ氏は、イランのミサイルやドローンの発射能力が劇的に低下したとし、イスラエルと共に進めている対イラン攻撃における「核心的な戦略目標は完遂間近」だとの考えを示した。これに先立ちトランプ氏は、「イラン新政権の大統領」がアメリカに停戦を求めてきたと、自分のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」に投稿。これに対してイラン側は「虚偽で根拠がない」と否定した。
約19分にわたる演説は、米・イスラエルのイランに対する「エピック・フューリー(壮絶な怒り)」作戦の開始から1カ月が経過したタイミングで行われた。
トランプ氏は、この作戦がなぜアメリカと世界の安全のために必要なのかを説明すると述べた。
また、「今夜、イラン海軍は消滅し、空軍は壊滅状態にある。彼らの指導者の大半は(中略)すでに死んでいる」と、作戦の成果を強調。
そして、イランのミサイルやドローンの発射能力は劇的に低下したとも付け加えた」
(BBC4月2日)
トランプ氏、イランでの目標は「完遂間近」とテレビ演説 「停戦を求められた」との主張は虚偽とイラン - BBCニュース

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President Trump Delivers an Address to the Nation, Apr. 1, 2026 / X

ここで初めてトランプは戦争目的を明らかにしました。
いままでそれをしなかったために「出口が見えない」という批判を受けていたのですが、初めてどうだ、これこそ「エピック・フューリー作戦5の目的であるぞと明言しました。
ちなみにこのEpic Fury の意味は「壮絶な怒り」なんて訳すより、もっと自己陶酔的な言い回しで「天に代わってお仕置きだぁ」というニュアンスらしいですが。
戦争目的は、「イラン政権がアメリカを脅かしたり、国境を越えて影響力を及ぼしたりする能力を、組織的に解体していくこと」だそうで、たぶん革命防衛隊の周辺諸国への悪行工作について言っているのでしょう。

つまり、過去45年間にわたりイランは度重なる悪事の数々を積み上げて、もはや容認できない危険な政権だ、ということのようです。
ついでに大嫌いなあの青瓢箪のオバマが、甘やかしくさったためにイランの核武装が進んでしまったと周辺爆撃し、それを正すのがこの作戦である、とのことです。

そこでオレ様は「天に代わってのお仕置き作戦」を発動し、イランに対し「迅速かつ決定的、圧倒的な勝利」を収め、こてんぱんにしてイラン海軍・空軍は「消え去った」、「核心的な戦略目標はほぼ完遂しつつある」だそうです。
その結果、「次の2、3週間で徹底的に打ちのめす」として、短期で「お仕置き」を終了すると述べました。

この「天に代わってのお仕置き作戦」の前段である去年のミットナイトハンマー作戦でイランの核施設をぞんぶんに壊してやったぜとブイブイ言わせています。
このミッドナイトハンマーという言い回しもナルシズム感満載で、真夜中悪漢の巣窟を襲い鉄槌でめった叩きにしてやったというニュアンスです。
ま、たしかに大部分の核施設は破壊されましたが、肝心の核物質はいまだ捕捉されていません。
深い穴の中にねむったままになっていて、それを瓦礫が塞いでいる状態です。
完全回収するには地上部隊を送るしかありませんが、そのためかどうか例のデルタチームが送られたという噂もあります。
ただイランの奥深く密かに部隊を浸透させ、攻撃して回収するという極めて危険かつ困難な作戦なのはわかりきっているために最終判断はしていないようです。
デルタは大昔人質奪還作戦の失敗で煮え湯を飲まされているので、雪辱を期してやりたいかもしれませんが、捕まりでもしたら一大事です。
ただ核物質を大量の瓦礫が蓋をしている状態なので、衛星やドローンで監視し続けて、イランが地上に出して移送しようというそぶりをしたら空爆というやり方もないわけではありません。

また多くのメディアは、集結している海兵隊や第82空挺を使ってペルシャ湾のカーグ島にあるイランの重要な石油輸出ターミナルの支配権を掌握するだろうとか、ホルムズ海峡に面した重要なバンダラ・アッバス港やその近くにあるララク島を占領してホルムズ海峡を安全化するだろうという情報もあり,トランプがなにを選択するのかは見えません。

さて、中東の同盟国であるイスラエル、サウジアラビア、カタール、UAE、クウェート、バーレーンなどはグレートで協力的なので米国は彼らを守ると言っています。
この演説では、日頃言いまくっているイラン攻撃に基地をつかわせなかった英国の労働党政権やフランスに対する呪詛は口にしなかったようです。
NATOなんか辞めてやる定番の悪態も喉元まで出ていたんでしょうが、今回は抑えました。
ただしやはり腹が煮え煮えのようで、「イラン問題の一番難しい部分は解決したので、ペルシャ湾の石油が欲しい国は自分で取りに行け」ということを言い出しています。

ま、とまれ「戦争はあと2〜3週間で終わらせられる。戦争が終わればガソリン価格は急落し、株価は爆上げするだろう。この後非常に短期間で最後の仕上げをする。2⁻3週間の間非常に激しい攻撃をするだろう。イランを石器時代に戻すぐらいの」なんてことも締めくくりで言っています。
かつて「石器時代にもどされた」経験を持つわが国としてはじつに不愉快な表現で、こいつにはデリカシーがあるかと思いますが、イランの残存指導部を脅しあげたいんでしょうな。

 

 

 

 

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コメント

ニュアンスとしては「月に代わってお仕置きよ」「セーラームーン」作戦なのですね(古い)。

雑なゴール設定で殴っておいて、厳しくなってきたらそれっぽいお題目を唱える…、どこぞの時代のどこぞの国の「大東亜共栄圏」を思い起こさせます。

 トランプは馬鹿も言うし、一向に何言ってるのか分からん事もあるので方々から批判されて当然でしょう。
この演説なんか、かなりまともなほうです。
けれど、英国は労働党のスターマーじゃなければ米国に対してもっとちゃんとした対応が出来たであろうし、マクロンに至ってはさらに噴飯ものです。そもそもフランスはホメイニをかくまってテロ国家を誕生させた責任もあるのだし、明日の安全保障理事会で中・露と等しくホルムズ海峡航行決議案に拒否権を行使しようとしているアホらしさ。
今頃になってなんですが、トランプが「NATOを抜けるんだ~」と言うのももっともだ、と同情的に思います。

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