韓国二枚舌外交通用せず
トランプがホルムズ海峡の商船護衛「プロジェクト・フリーダム」作戦を一時停止しました。
あ、そうそう、いままでやっていた「エピック・フューリー作戦」は戦争権限法の時限が来て5月1日で止めたそうで、今やっているのはプロジェクトなんじゃらの方だそうです。
これを一時停止したのは、イランからなんか色よい返事が来たような雰囲気ですが、内容は現時点ではわかりません。
「トランプ米大統領は5日、ホルムズ海峡を通過できずにいる船舶の航行を支援する米主導の取り組みを一時停止し、イランとの戦争終結に向けた合意が最終的にまとまるかを見極める考えを示した。
SNSへの投稿で「プロジェクト・フリーダム(ホルムズ海峡を通過する船舶の移動)は、合意がまとまり、署名されるかどうかを見極めるため、短期的に停止される」と述べた。
トランプ氏は今回の判断に至った理由として「イラン側代表との間で完全かつ最終的な合意」に向けて「大きな進展」があったとしたほか、パキスタンや他の国々の要請に基づくものだと説明。一方で、イランの港湾に出入りする船舶に対する米国の封鎖については「引き続き全面的に維持される」とした」
(ブルームバーク5月6日)
トランプ氏、ホルムズ通過支援計画を一時停止-対イラン合意見極め - Bloomberg
ま、来てもおかしくはないですね。
イランにとってホルムズ海峡封鎖というのは最後のカードでした。
世界のエネルギー供給に制約をかけて、国際世論を味方につけて「イランをいじめるトランプが悪い、早くカネ払って土下座して開けてもらえ」という声を盛り上げたかったんですよね。
「世界一の親イラン国」である日本でこそこういう声がメディアに溢れましたが、こんな湿った感情論は世界世論の大多数にはなりませんでした。
国際海峡における航行の自由を妨げているのがイランの側だというのはハッキリしていたからです。
今、そんなことを認めてしまったら、未来永劫イランはホルムズ海峡封鎖を武器化しちゃいますからね。
そうしたら核兵器なんか作らなくても世界はわが手にの内に、ってなもんです。
さて、今回土下座して自分の国だけが通してもらおうという国がほんとうに現れました。
やっぱりお隣の韓国です。
韓国は日本メディアご推奨の土下座戦術を本格的にやってしまいました。
日本は高市さんが「すべての国の航行の自由を守れ。カネはびた一文払わん」と原則をゆずらなかったのに対して、韓国は日本よりももっと踏み込んで、4月23日には外交特使をイランに派遣し、「50万ドルの人道的支援」という冥加金を渡しました。
「韓国外交部の鄭昺河(チョン・ビョンハ)長官特使が22日、イランのテヘランで同国のアラグチ外相と会い、中東情勢と両国関係の懸案などを議論した。
外交部によると、鄭特使は22日にアラグチ長官と会い、ホルムズ海峡内で足止めされている韓国籍の船舶26隻と船員、イラン国内在住の韓国国民約40人の安全を強調しながら格別の関心を求めた。特にホルムズ海峡内の自由な航行を保障しなければならないと強調し、あらゆる船舶の迅速で安全な航行に向け協力してほしいと要請した」
(韓国中央日報4月23日)
韓国外交部長官特使、イラン外相と面談…「ホルムズ海峡の韓国船舶と国民の安全強調」 | Joongang Ilbo | 中央日報
あーあ、やっちゃった。「ホルムズ海峡内で足止めされている韓国籍の船舶26隻と船員、イラン国内在住の韓国国民約40人の安全を強調しながら格別の関心を求めた」だなんて、薄みっともない。そうとうに恥ずかしい。死ぬほど恥ずかしい。
これに対するイラン当局様のお答。
かわいい奴よ、さらに「長期的利益を維持するためには、(米国への)対応から脱却せぇよ、とのお言葉を賜ったのでございます。
つまり韓米関係を見直せってことです。
「イランの準国営メディアが、米国・イスラエルとイランとの戦争中の韓国の対イラン外交について「前向きで建設的なアプローチ」だと評価した。ただし同メディアは、人道支援の定例化などに言及しつつ、「長期的な利益を維持するためには、対応から脱却し、積極的に役割を果たすべきだ」と注文をつけた」
(ハンギョレ5月1日)
李大統領の発言をイランメディアが評価…「韓国外交、慎重なバランスは前向き」(ハンギョレ新聞) - Yahoo!ニュース 。
それがなんと言葉だけだったとわかったのが昨日のことです。
米の海峡通過船舶支援作戦始まる イランは貨物船を相次ぎ攻撃 韓国船で爆発も(テレ朝NEWS)|dメニューニュース(NTTドコモ)
「中東戦争により封鎖されたホルムズ海峡付近で、被弾したとみられるHMM運航の中小型バルク貨物船の火災は鎮火したが、機関系統に致命的な損傷を受けており、自力航行が不可能な状態とみられている。
5日、HMM関係者は「前日(午後8時40分ごろ)、爆発とともに発生した火災は、日付が変わった後にようやく鎮火した。二酸化炭素(CO2)を放出して消火作業を行った」とし、「人的被害はなく、火災の原因はまだ明らかになっていない」と明らかにした。船社側は監視カメラ(CCTV)で火災の鎮火を確認しており、この日(日本時間5日)午後ごろ、船舶の機関室に入り、調査作業を行う方針だ」
(中央5月5日)
「被弾の可能性」韓国貨物船の火災鎮火…「自力航行不能の状態」 | Joongang Ilbo | 中央日報
韓国と長い期間おつきあいしてきた者には、またいつもの中国とやっていることをイランにもしているのね、としか見えません。
ムン・ジェイン元大統領は、自称「バランサー外交」を唱えてこんなことを述べています。
「米国との関係を重視しながら中国との関係も一層堅固にするバランスのよい外交を目指したい」
ムンはそれを実践し、中国の要求を丸呑みしてTHAADの追加配備を拒否し 関係修復にこぎつけるという成果を上げます。
このへんは、中国まで含んだ東アジア共同体という意味不明の構想をぶちあげ、普天間移設問題をちゃぶ台返しをして日米同盟に打撃を与えたバカバト首相によく似ています。
そしてこのまま中国の傘下に入ってしまうのかと思いきや米韓同盟を廃棄するわけでもなく、トランプ訪韓を控えて今度は逆に舵を右に切って防衛力の強化に向けてミサイル弾頭重量制限を解除することで合意してしまいました。
これが韓国得意の二枚舌外交、自称「東アジアのバランサー外交」です。
このお家芸の二枚舌外交がイランにも通用すると思ったのでしょう。
お生憎。イランは冥加金だけをかすめ取って、あっさりと韓国船を襲撃したのです。
やれやれ、笑うきゃないですな。
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イランとしては韓国に対して「とっとと石油代金払えゴルァ!」としか思っていないでしょうね。
投稿: 珊瑚は大切に | 2026年5月 7日 (木) 02時46分
いつものコウモリ外交って奴ですかね。北朝鮮を挟んで中国と対峙するという地理的条件から同情する部分もあるけれど、こんなことやっていたらどこからも相手にされなくなると思いますけどね。
投稿: 右翼も左翼も大嫌い | 2026年5月 7日 (木) 07時43分
バランサー外交とは。。。。
北朝鮮、憲法から統一条項削除 韓国は別の国扱い
https://www.afpbb.com/articles/-/3634029?cx_part=top_latest
投稿: ハルキゲニア | 2026年5月 7日 (木) 09時29分