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2026年5月27日 (水)

文部科学省、同志社国際高校の調査結果全文

S-069_20260308002501
文部科学省がさる5月22日に公表した同志社国際高校の調査結果を全文を転載いたします。
同志社国際高等学校の研修旅行等について(これまでの把握事項と見解)
                ~~~~~~~
令和8年5月 22
文 部 科 学 省
同志社国際高等学校の研修旅行等について
(これまでの把握事項と文部科学省の見解)
文部科学省では、本年3月 16 日に沖縄県名護市の辺野古沖で発生した、同志社国際高等学校における研修旅行中の重大な事故に関し、事案発生以降、所轄庁である京都府を通じて累次の確認を行ってきた。また、学校法人同志社を所轄する行政機関として、4月 24 に京都府と連携して現地調査を行った。これらを通じて、これまでに把握した事項及び文部科学省の見解は、以下のとおりである。

1.研修旅行について

(1)辺野古への訪問の経緯

【これまで確認した事項】

2012 年以前も、一部コースで、辺野古テント村を見学することはあったこと
2015 年から 2018 年までの間、一部コースで、辺野古テント村への訪問を実施したこと
コロナ禍後、
2023 年3月の研修旅行初日に行う開会礼拝を牧師(「不屈」の船長と同一人物。以下「牧師」という。)に依頼した際、牧師から辺野古でのボート乗船の提案を受け、ボートに係る事前下見を行うことなく、校内で検討の上、2023 年3月からコース別学習においてボート乗船を開始したこと
2023 年3月の乗船と同様、2024 年3月、2025 年3月(2025 年3月は当日雨天で中止)2026 年3月の乗船に関しても、事前の下見を行っていないこと
牧師には、キリスト教のつながりから、
2018 年3月の研修旅行より開会礼拝を依頼していたこと
各年度の研修旅行の計画は、学年の担任会、
職員会議の合議で決定・承認され、最終的には校長の責任の下、実施していたこと


【学校からの説明】
2015 年から辺野古テント村への訪問を開始した理由は、辺野古の問題が社会的に大きな関心事となっており、沖縄の現状を知る観点から、見識を深めさせたいと考えたため
2023 年からボート乗船を始めたことについては、牧師への信頼が、牧師が船長を務めている船であれば、安全であるという過信へと行き過ぎた結果、旅行会社を通じた手配で安全確保等の万全の体制をとるという考えに至らなかった
(2)2025 年度(2026 年3月)の研修旅行の計画・事前準備等
【これまで確認した事項】

・ 研修旅行に参加した
259 名のうち、当日は 35 名(欠席を含めると 37 名)の生徒が 「辺野古をボートに乗り海から見るコース」(以下「辺野古コース」という。)に参加していたこと
・ ボートへの乗船に関して、
2025 年度についても、学校側が、牧師と那覇市内で「例年通り」と確認したのみであり、事前下見が行われていないこと
・ 転覆時、引率教員は同行していなかったこと。当初乗船予定であった教員は、当日、体調不良と乗り物酔い体質等により乗船を見送ったこと。
また、2隻の船に対し、1名の引率教員しか配置されていなかったこと

・ どのような船に乗るのかについて、生徒や保護者への事前説明がなされていなかったこと

・ ボートへの乗船については、学校が牧師に対して直接依頼をしているが、契約書は締結しておらず、依頼文を送付するのみであり、その上で謝礼を支払っているものであること。
・ボート乗船に際し、牧師以外の2名の船員に対しては、学校は直接依頼をしていないが、これら船員にも謝礼を支払う予定であったこと
【学校からの説明】
・ 事前下見が行われていなかったことについて、安全管理意識が欠如していた

・ 引率教員が同行していなかったことについては、重大な判断ミスであり、そのような判断を現場のみで実施できる体制を容認していたことや、バックアップ体制が不十分であったことについて、学校として落ち度があった

・ 生徒や保護者に対し十分な説明ができていなかったとの指摘は重く受け止
めている
文部科学省の見解】
修学旅行等(旅行・集団宿泊的行事)は、校外において集団で行動すること等に伴い、絶えず事故等の発生の可能性をはらんだものである。特に今回のように海上で抗議活動を行っているボートへの乗船という危険性の高い行為であったこと等を踏まえると、事前に下見を行う中で安全性を確認し、教職員間でその状況等を共有し乗船の必要性を吟味するとともに、当日の引率に当たって必要十分な教職員が同行する必要性があったことは言うまでもなく、加えて引率教員が同行しないとの重大な判断ミスや教職員の体調不良により対応できなかった場合の体制等を構築していなかったことなど、研修旅行の事前の計画や当日の対応が不適切であったと考える。
また、生徒や保護者に対して事前にプログラムの詳細について十分な説明がなされず、理解の徹底が図られなかったことについても学校としての対応は不適切であったと考える。

さらに、牧師や船員への依頼について、信用度等に関し十分な調査を行った事実や、学校としての依頼事項の明確な提示などが確認できず、牧師に対する信頼に基づき依頼をし、学校が主体性を持って安全確保を図っていたとは言えないことから、その点においても不適切であったと考える。

○ 以上、学校の対応は、「修学旅行における安全確保の徹底について」(昭和
63 年文部事務次官通達)や、高等学校学習指導要領解説(特別活動編)等に沿ったものとは言えず、生徒が死亡するという重大な事故につながったことを踏まえれば、著しく不適
切であったと考えられ、是正を図る必要がある。

2.安全管理について
学校としての依頼事項の明確な提示などが確認できず、牧師に対する信頼に基づき依頼をし、学校が主体性を持って安全確保を図っていたとは言えないことから、その点においても不適切であったと考える。
以上、学校の対応は、「修学旅行における安全確保の徹底について」(昭和 63 年文部事務次官通達)や、高等学校学習指導要領解説(特別活動編)等に沿ったものとは言えず、生徒が死亡するという重大な事故につながったことを踏まえれば、著しく不適切であったと考えられ、是正を図る必要がある。

2.安全管理について

【これまで確認した事項】

学校が策定していた危機管理マニュアルの記載は、事故発生時の連絡体制等のみであり、校外活動時の事前の安全確保の検討・対策に関する記載がなかったこと

文部科学省が示す「学校の危機管理マニュアル作成の手引」等における校外活動時の事前の安全確保の検討・対策の項目について、学校の当初の回答では、項目の多くが「文書では作成されていないが、事前の打ち合わせ及び現地での打ち合わせでは、原則確認をしている」とのことであったが、項目に沿って対応の詳細を確認したところ以下のとおりであったこと

事前の現地の状況や天候把握について、今回のプログラムを想定した確認がされておらず、当日の波浪注意報の気象情報についても確認していなかったこと

悪天候などによる活動の変更・中止を想定した代案について、学校において事前に決めていなかったこと

安全面における現地固有の状況や乗船に伴うリスク(海上運送法上の事業登録の有無、航路、船の形状、通常の船着き場ではなく危険な護岸からの乗船など)について、事前に下見や実地調査などにおいて把握・確認しておらず、リスクを可能な限り軽減する取組や想定される事故等が発生した場合の対策が講じられていないこ

今回のプログラムは旅行会社における下見等の確認対象に入っていないにもかかわらず、学校は事前の下見等を行っておらず、現地で事故等が発生した際の対応や救護・通報にかかる施設・設備等の調査・確認を行っていないこと、また、これらの内容を今回の研修旅行の諸注意資料に記載・反映していないこと、加えて、生徒が引率教員と離れて乗船する中で、転覆時の海上保安部への通報も生徒自ら調べて通報するに至ったこと

訪問先の船の運航関係者との安全確保に関する事前調整を十分に行っていないこ

学校において、今回のプログラムに参加する生徒に対して、ライフジャケットの着用方法等の事前の安全指導・教育がなされていなかったこと。

【学校からの説明】
今回のプログラムの危険性について認識が甘かったこと、ボートそのものの安全性の検討や乗船に当たってのリスク分析、対策の必要性について意識が及ばなかったことは事実であり、深く反省するところである

現場の教員のいずれも事故の前日及び当日に波浪注意報の情報を把握していなかったことについては、危機管理マニュアルの整備・運用状況等に不備があったことが原因であると考えている

事前下見が行われていなかったことについて、安全管理意識が欠如していた

生徒が海上保安部に通報した。生徒によれば、船員もすぐに番号が分からずにおり、生徒のスマートフォンに番号が表示されたので、それで生徒が通報した

今回のプログラムにおける訪問先とは、安全確保について十分に事前調整できていなかった

今回のプログラムに参加する生徒に対して、事前に安全に関する具体的な指導はしておらず、教員がライフジャケットの着用方法等について指導していなかったことは把握している
【文部科学省の見解】
まず、学校保健安全法に基づいて学校ごとに策定することとされている危機管理マニュアルに関して、文部科学省が示す「学校の危機管理マニュアル作成の手引」(平成
30 年2月)「学校の『危機管理マニュアル』等の評価・見直しガイドライン」(令和3
年6月)「生きる力」をはぐくむ学校での安全教育」(平成
31 年3月)等における校外活動時の事前の安全確保の検討・対策についての項目 ・内容が、学校の危機管理マニュアルに記載されておらず、不適切であったと考える。

また、学校における今回のプログラムの実施に当たっては、

本プログラムを想定して事前の現地の状況や天候把握の確認をしていなかったことや、悪天候などによる活動の変更・中止を想定した代案について事前に決めていなかったこと、

本プログラムは旅行会社における下見等の確認対象に入っていないにもかかわらず、安全面における現地固有の状況や乗船に伴うリスク(海上運送法上の事業登録の有無、航路、船の形状、通常の船着き場ではなく危険な護岸からの乗船など)、救護・通報にかかる施設等について、事前に下見や実地調査などにおいて把握・確認しておらず、想定される事故等が発生した場合の対策等が講じられていないこと、

訪問先の船の運航関係者との安全確保に関する事前調整を十分に行っていないこと、
プログラムに参加する生徒に対して、学校からライフジャケットの着用方法等の事前の安全指導・教育が行われていないことなどから、文部科学省が「学校の危機管理マニュアル作成の手引」等で示す安全管理・安全確保の取組が不適切であったと考える。

したがって、今回の研修旅行のプログラムにおける学校の安全管理・安全確保の取組は、著しく不適切であったと考えられ、是正を図る必要がある。

3.教育活動状況について
【これまで確認した事項】

今年度の研修旅行の3日目は、7つの選択コースが用意されており、辺野古コースについては、教員から生徒に対し、「主たる目的は「きれいな海を見る」ことではなく、基地建設と、それに反対する人が対峙する「現場」を見ること」であるとのメッセージが送られており、生徒だけでなく、学年主任、担任が見られるものとなっていたこと

2026 年3月の研修旅行初日の開会礼拝のメッセージにおいて、牧師より「米軍基地建設に抗議する船の船長をずっと今やっています」「基地建設に反対し、抗議して声を上げ、ここから入るなよっていうエリアがあります(略)ここから入ったら、法律違反、法令違反、逮捕する、捕まえる、そういう線引きされるんです。あえてそこを越えて入っていって抗議します。だから当然、陸では警察機動隊に拘束される。
海では海上保安庁に拘束されます。」との発言があったこと

2025 年3月の研修旅行初日の開会礼拝のメッセージにおいて、牧師より 「研修旅行で去年、グループ別で辺野古に来てくださった方々に辺野古の抗議船に乗っていただいた」「海は危険な場所でもあるんですね。みなさんの船も極力安全にありたいけど、注意を払って船長は船を出します。外から来たお客さんが乗っていない中で抗議活動をするときも、もちろん、それを考えています(略)そういう活動の一端を見ていただけたらと思います」との発言があったこと
2019 年3月の研修旅行初日の開会礼拝のメッセージにおいて、牧師より 「牧師ですが、こうして長靴で午前中、船に乗っていたんです。辺野古の新基地建設が進められているところで私は 12 年、ずっとそこで海からこの工事を食い止める活動をしています。牧師ですけど、そっちで船長をしています。今日も早朝から海に出ていました」「こんな海の格好のまま来てしまいました」との発言があったこと

辺野古への移設工事について扱う際に、沖縄県の見解を学習させていたことや、ワークシートで「県は何を訴えたのか」という観点で扱っていたことは確認できたこと。
一方で、これ以外の様々な見解について十分な事前又は事後の学習を行って
いたことが確認できないこと

2025 年の研修旅行における謝礼の領収書の名義人の一部が「ヘリ基地反対協議会」となっていること
2015 年から 2018 年にかけて作成・配布された生徒向けの研修旅行のしおりにおいて、現地のガイドからの依頼を受け、ヘリ基地反対協議会による座り込みをお願いする内容 (「辺野古新基地建設反対に賛同して、この座り込み現場に来てくださったことを歓迎いたします。共に闘うために」2015 年、2016 年)「ここでの闘いは「座り込み」です。私たちの行動に賛同いただける方は、まず一緒に座り込んでく
ださい」2015 年~2018 年))を掲載していたこと。


2015 年の辺野古コースに参加した生徒の感想の中には、「ヘリ基地反対協議会の共同代表」の名前を具体的に挙げた上で、その方から基地に反対する理由を聞いたと記述があること
平成
27 年通知(政治的中立性の確保)について、校内では、通知発出時点でのメールでの形式的な周知にとどまっており、今回問題になった諸事案の意思決定プロセスにおいて同通知が一度も参照されていなかったこと

【学校からの説明】

高校2年の教員を中心とした一部の引率教員が、牧師が抗議活動を行っていることを事前に認識していたものの、生徒を乗船させる船が「抗議活動を行っている船(抗議船)」であるという認識を持っていた教員はごく一部にとどまっていた

ボートへの乗船については、生徒を抗議活動に参加させるわけではなく、あくまでも平和学習のためにボートの運航を牧師に依頼したものであり、いわゆる「抗議船」としての運航ではないため、問題ないと判断した

一方で、抗議活動で使われているボートに生徒を乗船させること自体が、客観的に見て政治的な意味を帯びているように見える恐れがあることについて、十分な検討及び配慮ができていなかったという点については、重く受け止めている
開会礼拝については、信頼している牧師に開会礼拝を依頼したという認識で、特別な意図をもってメッセージをお願いしたわけではない
年間を通じた平和学習全体として基地問題以外にも様々な内容も扱っており、政治的中立性は確保していたと考えるが、沖縄研修旅行の辺野古コースの実施に当たっては、事前学習も含め辺野古への移設工事の扱いにバランスが取れていたかという点について、対立する意見について両方の視点が提示できていなかったことに疑いを持たれてもやむを得ない活動となっていたことは、至らない点があった
ヘリ基地反対協議会による座り込みをお願いする文書については、生徒向けではなく、一般向けのものを掲載したものであり、現地のガイドから「辺野古テント村」がどういう場所であるかを生徒に知らせておいてほしいとの意向を受けてそのまま書き写したものであったが、生徒に依頼したと受け取られる可能性に思いが至っていなかった
生徒や教職員が座り込みを含む抗議活動に参加したことはなかった
【文部科学省の見解】
多様な見方や考え方のできる事柄、未確定な事柄、現実の利害等の対立のある事柄等を取り上げる場合には、生徒の考えや議論が深まるよう様々な見解を提示することなどが重要であり、特定の事柄を強調しすぎたり、一面的な見解を十分な配慮なく取り上げたりするなど、特定の見方や考え方に偏った取扱いにより、生徒が主体的に考え、判断することを妨げることのないようにすることが求められる。

この点、同志社国際高等学校の研修旅行における辺野古への移設工事に関する学習について、これまで把握した限りでは、事前及び事後の学習を含めて、様々な見解を十分に提示していたことが確認できず、特定の見方・考え方に偏った取扱いであったと考えられる。
また、研修旅行冒頭の開会礼拝で牧師自身が行っている辺野古への移設工事に反対する抗議活動の説明が少なくとも 2019年、2025 年、2026 年の複数年にわたり行われていたこと、2025 年の研修旅行における謝礼の領収書の名義人の一部が 「ヘリ基地反対協議会」となっていること、主たる目的として、「きれいな海を見る」ことではなく、基地建設と、それに反対する人が対峙する「現場」を見ること」であるとのメッセージが生徒だけでなく、学年主任や担任も見られるものであったことなどから、教員の相当数が、船長が抗議船で日常的に抗議活動を行うとともに、生徒らを乗せる船が抗議船であるという認識を持っていたと考えざるを得ない。

その上で、当該プログラムを含む研修旅行は、同志社国際高等学校の公式の学校行事であり、研修旅行の研修内容は、教職員会議で決定・承認され、最終的には校長の責任の下、実施されたものであって、当該プログラムも、その決定プロセスで研修旅行に組み込まれ、行われたものである。学校は、生徒を乗船させる船が抗議船であるという認識を持っていた教員はごく一部にとどまっていたと述べているが、当該プログラムの具体的内容は、担当教員で計画し、当日は引率教員により実施されたものであり、当該教育活動は学校の教育活動として実施されたものであることは明らかである。
学校は、辺野古への移設工事に関する学習は、平和に関する学習の一環であり、政治的中立性を確保していたと説明しているが、上記のとおり様々な見解を十分に提示しておらず、教員の相当数は、船長が日常的に抗議活動を行い、生徒らを乗せる船が抗議船であるという認識を持っていたと考えざるを得ない中で、学校の研修旅行の選択プログラムの一つとして、辺野古テント村への訪問や、辺野古沖での抗議船として日常的に使用される船による見学のプログラムを組み実施していたこと、研修旅行初日の開会礼拝のメッセージにおいて牧師より複数年にわたって抗議活動に関する説明が行われていたこと、2015 年から 2018 年までの研修旅行のしおりの中で、ヘリ基地反対協議会による座り込みをお願いする文書を掲載していたこと、2015 年の辺野古コースに参加した生徒の感想の中には、「ヘリ基地反対協議会の共同代表」の名前を具体的に挙げた上で、その方から基地に反対する理由を聞いたと記述があることなどが明らかになった。

以上のことを総合的に勘案すれば、現時点で把握した情報からは、辺野古への移設工事に関する学習について、政治的活動を禁じる教育基本法第 14 条第2項に反するものであったと考えられ、是正を図る必要がある。
平和に関する学習については、学習指導要領等に基づき、小中高等学校段階を通じ、児童生徒の発達段階に応じて主として社会科や地理歴史科、公民科等において指導することとされており、例えば、高等学校段階では第二次世界大戦について扱う中で、我が国においても沖縄戦などで戦禍を被ったことに着目させ、平和で民主的な国際社会の実現に努めることの重要性を自覚させるようにすることとしている。
各学校が行う沖縄における平和に関する学習についても、こうした観点から教育基本法や学習指導要領等の関係法令、「高等学校等における政治的教養の教育と高等学校等の生徒による政治的活動等について」(平成 27 年文部科学省初等中等教育局長通知)「学校における校外活動の安全確保の徹底等について(令和8年文部科学省初等中等教育局長・総合教育政策局長・高等教育局長通知)を踏まえ、適切に行われることが必要である。

4.学校法人及学校としての対応について
(1)学校法人同志社としての対応

【これまで確認した事項】

研修旅行の実施日程は学校から事前に報告を受けて把握しているが、研修旅行のプログラムの詳細については、学校法人としては、事前又は事後にかかわらず把握していなかったこと

3月 28 日、学校法人同志社と利害関係を有しない第三者である弁護士により構成される特別調査委員会の設置を決定。詳細な調査項目は同委員会において検討中であるが、事実関係の認定、事実関係に基づく法的評価や原因分析、再発防止策の提言等が調査項目となる見込み。最終的な調査結果は夏頃を目途に取りまとめの見込みであるが、調査結果は、完了次第、速やかに公表を予定
今般の平和に関する学習の内容や過去の教育プログラム等も含めた教育活動の適切性については、特別調査委員会による調査とは別に、同委員会で解明された事実関係等も踏まえ、学校法人同志社において改めて外部の教育専門家等を含めて検証していくことを想定していること。本年8月を目途に見解を公表する予定であるこ
今後、本年
10 月を目途に、学校法人内に「安全管理室(仮称)」を設置し、各設置校の教育活動のリスク評価・分析するための統一基準の設定、学外活動を含むリスクへの対応状況の点検・確認や改善指示等を行うなど、学校法人としての安全管理体制の強化に取り組むこと

【学校法人からの説明】

これまで、学校法人としては各設置校の自主性を尊重し、行事の詳細は各設置校の判断に委ねていたが、各設置校の教育活動に関する安全管理上のリスクを設置者として把握し、必要な指導・監督をする体制が十分ではなかったことを反省しており、今後、「安全管理室(仮称)」の設置等により、学校法人としての危機管理及び安全管理体制の強化に取り組む

また、各学校で開催される各種行事の教育内容等についても、今後は、学校長会や事務責任者会の規程を制定し、権限を伴う法人のハンドリングを明確化していく


同志社国際高等学校では、教職員は一度就職すると退職するまで同じ学校で勤務することが一般的であったが、それが教職員間のなれ合い、相互に干渉しない風土を生じさせていたことを踏まえ、今後は学校法人・設置校間の人事交流等を進めることにより、教職員間のチェック機能をより有効にしていくことを検討している

(2)学校としての対応

【これまで確認した事項】

2023 年からボートへの乗船が行われる中で、
安全管理面においては、事前の下見や研修旅行当日の引率教員の同行、通常の船着き場ではなく護岸からの乗船、事後の生徒の感想において、警備中の船から注意を受けたり、船に乗ることに恐怖を感じたりした者がいたこと

教育活動面においては、抗議船として日常的に使われている船への乗船や、開会礼拝における牧師のメッセージにおいて、牧師自身が行っている辺野古への移設工事に反対する抗議活動の説明が行われていたこと、
20152018 年の研修旅行のしおりにおいて、座り込みをお願いする文書を掲載していたことといった事項について、校長や管理職、教職員の間で疑問が呈されたり、議論がなされたりしたことはないこと

教育基本法反対及び辺野古の米軍新基地建設反対を宣教基本方策に掲げる日本基督教団京都教区のホームページ上で、関連諸団体として、同志社国際中学・高等学校が位置付けられていること

【学校からの説明】

過去の研修旅行において乗船時の恐怖を生徒が感想文に記載していたことや、生徒への依頼の意図はなかったものの「辺野古テント村」への座り込み依頼を教員が軽率に掲載してしまっていたことについて、これまで教職員会議等で疑問が呈されずに前例踏襲が続き、校長の責任で止めることがなかったことについてはガバナンスの不備であると考えている。今回の研修旅行においても、校内における平和に関する学習は、これまで校内で作り上げられてきたものを、敢えて積極的に変えていくことが必要であるという考えに至らなかった

日本基督教団京都教区のホームページで同志社国際高等学校が関連諸団体として位置付けられているが、許諾なく掲載されているものであり、同志社国際高等学校は日本基督教団京都教区の関連諸団体ではない。また、同志社国際高等学校には、日本基督教団京都教区に所属する牧師でもある教員が在籍しているものの、同志社国際高等学校において学校教育の在り方を決定づける権限はなく、外部団体による教育内容への直接的な影響はなかった。

【文部科学省の見解】
「修学旅行における安全確保の徹底について」(昭和
63 年文部事務次官通達)において、「学校の管理機関等においては、平素から、各学校に対して、修学旅行のもつ意義と留意点についての理解の徹底を図るとともに、各学校の修学旅行の計画実施が児童生徒の安全と健康の保持上無理なく適切なものであるかにつき、十分な実態の把握と必要な指導を行うこと」とされていることも踏まえれば、まず、設置者である学校法人としての管理体制が不十分であったと考える。
学校が今回の事案のような教育活動を行うに当たっては、外部団体との関係の有無にかかわらず、安全性の確保はもとより、教育基本法や平成 27 年通知等を踏まえた対応が求められることはいうまでもない。しかし、学年の担任会、教職員会議、最終的には校長の責任の下での意思決定の過程において、これらの法令等を踏まえた議論が全く行われず、過去の研修旅行後の感想文で参加生徒が危険性や不安を申し述べていたことも一顧だにされず、結果として必要な見直し等が行われることなく、今回の事案に至った。

これらを踏まえれば、学校運営の責任者である校長の責任の下、学校組織として適切な内部チェック体制が整っていたとは言えず、適切な意思決定を行うためのガバナンスに極めて大きな問題があったと考えられ、是正を図る必要がある。

また、生徒や保護者に対して、事前に研修旅行のプログラムの詳細について十分な説明が行われていなかった点についても、学校としての組織的な対応が不適切であったと考える。

以上のことから、今回の事案に関して、設置校における安全管理も含めた教育活動
の最終的な責任を負う設置者たる学校法人及び学校の責任は極めて重い。

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コメント

雉も鳴かずば撃たれまいに・・・

文科省文書からもリスクを軽視する姿勢および貧弱な法令遵守意識とガバナンスだった事が読み取れます。この部分に関しては、廃棄物処理法違反で逮捕者を出した時の第三者委員会報告書でも指摘されています。
各委員感想を抜粋しますが、過去の教訓は生かされなかったと言わざるを得ません。

当該報告書URL
https://www.doshisha.ed.jp/information/attached/info_20160616.pdf
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
学校法人同志社の「リスク」に対する意識は,貧弱でした。厳しい言い方ですが,「こうすれば廃棄物処理法という基本的な法律への違反に気付かずに済む」という典型のように感じました。
一般論として,長い歴史を持つ組織では,その歴史が長い分,往々にして組織内部の先例,慣習が優先され,そこに潜む問題を検証するという意識が希薄化する傾向があるように感じます。
組織全体のガバナンスに問題があったと考えざるを得ません。
同志社の諸学校では,それぞれ特色ある「良心教育」が実践されています。一方,今回の調査の中では,残念ながら「良心」と離れた事実がみられました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
廃棄物処理法違反に関する報告書が出たのが2016年5月。およそ10年後に生徒の命が奪われた。この法人内部を支配する「常識」を疑わざるを得ません。
京都府と文科省は同法人が経営する学校の生徒と父兄を守るため、法人が出すであろう改善計画を検証し、効果の確認作業を継続して行う必要があると思います。

下記URL記事には、広島で受講した平和学習の感想文を学校から書き直しを要求された経験が記されています。
https://note.com/yukaikayukako/n/n3ab42fb4fc9d
読むと、この方のお子さんは多角的視点をもって感想文を書かれたことがわかります。
これに訂正を求めた学校は、彼等が期待する思想信条に従った内容では無かったため、好ましからざると判断した箇所を指摘し、再提出を求めたと推察できます。

平和教育の委縮を懸念する人々は、教育に認められた自由には特定の思想に基づいた教育も含まれるとの認識なのでしょう。
人命より重い教育の自由など、あってたまるか。

安全に実施でき、誰であれ主張や意見への同化を押し付けずに話し、騙し討ちのような真似をせず、反対運動に従事するうちなーんちゅ及び県外から来ている人の話と、移設を容認している地元住民の話、その両方を聞く、ならば辺野古へ見学に行ったっていい。
沖縄でビーチやサンゴ礁が楽しみなだけという方々にも、本島各地にある埋立地に整備された人口ビーチと自然のまま残るビーチ、両方を見て知ってもらえたらと個人的には思っている。
今後、政治家であれ学校であれ、辺野古を避けて触らなくなるならば、それもまた残念なこと。過激、迷惑、他人の利用、違法を厭わない危険な連中とそのやり方が選択的に忌避され消えていくなら意味はある。渦中の彼ら彼女らはこれからどうする。

同志社国際高校の西田校長とヘリ基地反対協議会の面々、ついでに玉城デニー知事は、この時代で己がこの先、戦争や災害や経済・財政などで大禍に遭うことなくやりたい事をやって人生を終えられる確率と、今の17歳が同じように終えられる確率は当然違う、と考えてみたことはあるだろうか?
見せられるもの、比較に必要なものは全部見せて、18歳になった時から最大限自分で探して考えて選べるための準備を、法に適うやり方で手助けしてやりなよ、と考える。

末筆になりましたが管理人さん、昨日は重複投稿削除のお手間を頂き、ありがとうございました。

文科省や京都府も同罪ですわ(デニーは当事者能力なし)。いったいクソ修学旅行に毎年行ってる左巻き高校があったとして、その左巻き高校を長年野放しにして、いざ死亡事故(殺人だと思う)が起きたら「あーせいこーせい」と言うだけなら、そんなの私にだって言えますわ。

ここまで酷い内容の修学旅行を続けてきて、これまでに行った生徒やらその親御さん達から抗議とか無かった?あったと思うけどその筋が握りつぶしてきたのなら、今こそド詰めしてやる時ですわ。引率担当の先生が真相を一番詳しく知っていて、それもそのはず、抗議船に同乗しなかったのは「こんなのヤバすぎるだろ!」と正気を保っていた人物に違いないから。

沖縄県・共産党・活動家団体・同志社国際高校と、彼らは長年のなぁなぁの関係なので惰性でこの平和?教育を続けてきただけで、彼らにしても「マジかよォ、ホントに生徒が死んじゃったよォ」と無感覚の極みで、この当事者達は本当に罪の意識なんて抱いていないと思いますわ。左巻きの強権ピラミッド型組織には人間の温かい血は通っていないので、非難しても"のれんに腕押し""ヌカに釘""馬の耳に福音書"のたぐいでスカスカの無意味ですわ。

なので、対策としては教育内容や教育現場を、教育を受ける側からもチェックできるようにしておく事しか無いと思いますわ。でも他でもない『同志社』ブランドだもん、ほとんどの親御さん達はそらもう"白紙委任状"でこの有名校を信頼してたので、そこに魔が差したとしか。最近は東大でも酷い不祥事が多いことだし、やはり相互チェック体制は万全を期しておかないと。

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