奇妙なまでに当事者意識なし

国交省が辺野古転覆事故の金井船長を刑事告訴する方針であることがわかりました。
当然のこととはいえ、やっと告訴に至りましたか。
この事故は司法の裁きの場に持ち込まないと、どうにもならない所にきていました。
運営側の反対協議会も同志社高校側にも誠意ある当事者意識が欠落して、言を左右しており、メディアはこの事故の風化を企んでいるからです。
「沖縄県名護市辺野古沖で小型船2隻が転覆し、同志社国際高(京都)の女子生徒ら2人が死亡した事故で、船を無登録で運航したとして、国土交通省と内閣府沖縄総合事務局が海上運送法違反容疑で、死亡した金井創船長(71)を中城海上保安部(沖縄市)に刑事告発する方針を固めたことが20日、関係者への取材で分かった。
海上運送法は、旅客定員が12人以下の小型船を利用するなどし、他人の需要に応じて人を運送する「一般不定期航路事業」を営む場合、国への登録を義務付けている。
国交省などは、無償か有償かを問わず、船の運航を事業として登録すべきだったと判断したとみられる。無登録事業者には1年以下の拘禁刑などの罰則がある。
市民団体「ヘリ基地反対協議会」は、生徒らを乗せ運航したことについて「ボランティアで、事業としてやっているわけではない」と主張し、国への登録は必要ないとの認識を示していた」
(時事5月20日)
死亡した船長を刑事告発へ 海上運送法違反容疑で 辺野古転覆(時事通信) - Yahoo!ニュース
それにしても協議会側がいまだ「ポランティアであって事業ではない、だから海上運送法の事業登録はいらないのだ」と言っていることに改めて驚きさえ感じます。
この人たちはなにひとつ学んでいないし、なにひとつ反省もないのです。
海上運送法では、他人の要望に応じて人を運ぶ場合、転覆した2隻のような小型の「非旅客船」であっても「内航一般不定期航路事業」に該当し、国への登録が義務付けられています。
しかも刑事告訴された金井船長は事故前に、高校側と運航についての連絡を取り合ってスケジュール化していました。
決してこれが初めてのことではなく、国交省は2隻の運航実態が反復継続されており、事業としての運送事業が実施されていた証拠として告訴の重点に置いていました。
「反省」などという高尚なものは求めませんが、せめて死亡事故を起こした当事者として法的責任と向きあったらどうなのですか。
メディアは磐越自動車死亡事故については連日過熱報道をしていますが、辺野古事故との相似性には触れようともしません。
磐越死亡事故では、バスと運転手の手配をめぐり、学校側とバス会社側の説明は明らかに食い違っています。
貸し切りバスではなくレンタカーを使用し、いわゆる「白バス」運送の実態が浮上しています。
そして学校側も「白バス」だと知って児童を預けたたのです。しかも付き添い教師も付けずに。
つまり学校側、バス会社側、双方の対応がきわめて杜撰で、「誰が安全を確認していたのか」がわからなくなってしまっているわけです。
学校側は、教育の一環である部活動遠征でありながら、バスの運行形態、運転手の資格・雇用関係、引率体制、契約内容を確認使用とせず、自動車会社も無免許の白バスに免許返納をもうしでている運転手を乗せたというのですから話になりません。
これは偶発的なミスによる事故ではなく、組織的な安全管理の失敗がもたらした人為事故です。
これって、亡くなった犠牲者が前途ある高校生だったことも含めて、辺野古死亡事故とまったく同じ文脈じゃありませんか。
さて、事故から約1カ月後の4月18日、琉球新報などが企画・運営する平和ガイド育成講座「沖縄戦の記憶継承プロジェクト 戦争をしない/させないために」で反対協議会の浦島代表はこのように発言し、その音声データをもとにして産経はこう報じています。
「3月16日の事故当日については「実は修学旅行の生徒たちが海に出るというのは知らなかった」と振り返り、「海上チームにお任せしていた」と釈明した。
事故当日、現場海域には波浪注意報が発表されており、「明らかに白波が立ち、危ない状態」(捜査関係者)だった。事故で抗議船「平和丸」に乗っていた武石さんと「不屈」の船長が死亡し、生徒12人と乗組員2人の計14人が負傷した。
浦島氏は勉強会で「波浪注意報が出ているから出航してはいけないということはない」との認識を示し、「冬場はずっと(波浪注意報が)毎日出ている。2、3カ月の中で出ない日が1日か2日」と指摘した」
(産経5月4日)
「間違いが流布」 辺野古転覆、抗議団体代表が事故後に平和ガイド育成講座で講演 - 産経ニュース
まさにあきれ果てたとはこのことです。どうしてすぐにバレる嘘をつくのでしょうか。
そもそも浦島代表はいったいどこの「海人の証言」を聞いてきたのか。
名護漁協辺野古支部 川上将吾支部長は明確に「だれひとり漁業関係者で聞かれたものはいない」と明言しています。
客観的データで、当日は波浪注意報が発令され川上支部長によれば、うねりがすごくしぶきが沖の長島を越えるほどで、実際には波高3~5mあったと推測しています。
事実、漁協は一隻の船も出していません。
また生徒たちはこの3メートルもの波浪の中、幅43センチという細い防波堤の上を歩いて船に乗り込んでいました。
そしてその船も定員一杯に詰め込まれており、救命胴衣の使い方のレクチャーもなされませんでした。
非常識の上に非常識を積み重ねていたのです。
「海人の証言は噓」辺野古転覆、抗議団体の発言を漁業者が否定 事故当日「うねりすごく」 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
また反対協議会は「謝罪はしている」と言いながらその内容はこうです。
「また、産経新聞や「右派的な週刊誌」が「ちょっとしたことに尾ひれはひれをつけて、違う方向に持っていって報道している」と批判。勉強会の参加者に対し、「そういう報道に接したときには、うのみにするのではなく、考えてほしい」とも呼びかけた。
冒頭で「事故で心配をかけている」と詫びた上で「私たちは学校やご遺族に謝罪の申し入れをしているが、実現していない中でいろいろなことに追われている」「皆さんから励ましを励みにこの苦境を乗り越えていきたい」「悪意に基づく虚偽情報が本当に山ほど流されている」「これは違うよということをお伝えしたい」というところから語り始めています」
(産経5月4日)
「間違いが流布」 辺野古転覆、抗議団体代表が事故後に平和ガイド育成講座で講演 - 産経ニュース
浦島代表は、事故当日について「実は修学旅行の生徒たちが海に出るというのは知らなかった。海上チームにお任せしていた」と釈明するのですが、その海上チームのリーダーだった金井船長は死亡し、もうひとりの共産党員の船長も取材拒否している現状では、死人にすべて責任をなすりつけるといわれても致し方ないでしょう。
またデマや中傷を流されていると言いますが、仮にデマがあるというならば被害者ヅラをする前に、もう少しまともな記者会見を開いたらどうなのですか。
現在、反対協議会や同志社国際高校が厳しい批判にさらされているのは故無きことではありません。
いままでなんどとなくやってきた「平和学習」なるものが著しく政治的公平を書いた偏向した内容であったこと、そしてその内容も生徒達を抗議船に乗せるという一線を超えたものだったからです。
そして全ての行程に渡って誰が生徒達の安全を確保する義務があったのか、誰がその責任を果たすべきだったのか、そして事故が起きた場合どこが責任を引き受けて説明責任を果たし、補償を行うのか、その原資は用意されていたのかなどすべてにグズグズだからです。
こういう浦島氏の言説を聞いていると、まだ彼らは事故がなぜ起きたのか、今何をすべきなのかわからずに「天国のお二人も基地のない島を願って今日も見守って下さっているのです」といったグロテスクなファンタジーに逃げ込もうとしているとしか思えません。
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パヨクに人並みの良心や倫理観を求める方が無理というものです。
投稿: 珊瑚は大切に | 2026年5月21日 (木) 04時22分
彼らはとにかく当事者意識がありません。
責任問題云々よりも前に最初の会見で「お悔やみ」を述べるのが社会的な常識だと思うのだが、勝手に「基地建設を止めてという思い」だとか死そのものを利用するのだから、そりゃあ遺族はたまらんでしょう。
共産党の田村さんも2カ月も経ってからお悔やみを出すという頑迷さ。あそこも党内には思想や集会の自由は無く上の支持通りのことしか許されないので、田村さんもトップになる前には党見解と少し違う発言をして志位たちに詰められて、疲れ果てた顔でわざわざ記者クラブで会見して謝罪というとんでもない吊し上げ食らってますけど、体質は変わらない。
何故か自分達の発言が否定されると「ニュース女子」の時のように潰されるし、産経新聞なんかまるで悪魔のような扱い。
いつも思想·信条の自由や多様化を掲げながら、気に入らないものを封殺することは何でもやる。
投稿: 山形 | 2026年5月21日 (木) 06時15分
良識ある左派からは批判されるし、ABCテレビはちゃんと報道するし、オールド左翼の終焉の始まりかもしれませんね。
それにしても、オールド左翼は酷いですね。
似非降霊術まで使って政治的殉教者に仕立て上げようとしても御遺族は明確にNOをつきつけ、それに対し遺族は代弁するなとかなんとか暴論を吐く。
共産党は梯子を外す素振りをみせたが、見せた場所は那覇で行われた現知事応援演説会で、 赤嶺前議員は右派メディアが攻撃と発言。バランスはとれていますね(皮肉
思いっ切り左翼批判してますが、思想診断サイトで試した結果、私はリベラリズムでした。
*4項目中3項目が中道で外交は穏健派。
作成は欧米の方々らしいので、リベラルの定義は本来の意味に近いと思われます。
興味がおありなら、どうぞ。
https://8values-ja.github.io/
投稿: ハルキゲニア | 2026年5月21日 (木) 13時12分
予想通り、ご遺族の発信無力化の一環として、元共同通信記者で元同志社大学教授の浅野健一氏から、「親子でも別人格であり、親が亡くなった娘の意思を代弁すべきでない」との主張がなされた。
それはその通り。だがしかし、ご遺族はこれまで、旅行前の親子姉妹のやり取りから、知華さんは「誰かの主張のために沖縄へ行ったわけではない」「旅行を楽しみにしていた一人の高校生」であった、「抗議船に乗ることは当日まで知らされていなかった」という事実を述べるにとどまっておられて、故人の思いや信条を推量して主張されてはいない。
「故人の意思を勝手に代弁するな」と指摘した私も世間の多くの人々もなぜご遺族の発信については同じことを言わないのかといえば、何よりも上記の事実であることに加えて、他人によって全く故無く生命を断たれた方のご遺族にしか許されないことはある程度ある、と認識しているから。
浅野健一氏は、ご遺族の発信に対してどうしてもブーメランを刺してやりたかったのかもしれないが、全くずれて掠りもしないどころか、自分らに刺さっている。
浅野氏は当該発言の場で、「同志社に対するバッシングが広がることは女子学生も望んでいないのでは」と主張し、そもそもそれらの発言の場である「学習会」の告知チラシには、転覆事故で亡くなった女子生徒や金井船長が「天国で、高市自民党政権と政治家の動きをどう見ているかを考えたい」とあったという。
これほど派手な整合性の無さにすら全く気付かない、そういうところなんですよと、何度世間から忠言して貰えれば気が済むのかしら。
死亡事故の件でヘリ基地反対協を擁護する側は他にSNSなどで、「迅速な救助ができなかった海保が悪い」「これまで海保は摘発しなかったのだから違法ではないのでは」などと発信していて、刑事でも民事でも責任を負うだろうと予想される側は誰も彼も、口を開く度に自ら堕ちていく様相。
昨晩のテレ朝・報道ステーション、金井船長告発のニュースでは、同志社国際高校西田校長は「抗議船とは知らなかった」としているが、同校が毎年発行する沖縄研修旅行のレポート冊子の昨年版では金井船長の言葉として抗議船で抗議をしていることが書かれてあることも併せて伝えて、告発されるに至った運行団体側の無責任さと共に学校側の責任にも触れていた。
今日午前の日テレ・DayDayでMCの山里亮太氏は、告発されたのは先に転覆した船の船長で、亡くなった知華さんはもう一方の船に乗っていてそちらの捜査が続いていることを強調し、これで終わりじゃないと視聴者に留意を促していた。併せて報道の扱いが少ないためにご遺族が自ら発信しなければならなくなっているとして、ご遺族のNOTEを見ることを視聴者にすすめ、メディアはもっと辺野古死亡事故について報道すべきと述べていた。
投稿: 宜野湾より | 2026年5月21日 (木) 13時57分