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2026年6月 2日 (火)

中国、シャングリアダイアログやっているさなかに尖閣侵犯

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アジア安全保障会議シャングリラダイアログが開かれました。
シャングリアダイナログと言うと、なんかヒマラヤにある神秘の秘境で清い会話でもやっているようですが、ただの開催ホテル名だというだけで、中身は実にエグイ。

アジアで安全保障の国際会議をやるっていうんですから、当然その中心には中国がいらしてくれねば話になりません。
それが安全保障対話なのに国防大臣が欠席というんですから、なめているというか、ハナから「対話」なんぞに関心がないかです。

アジア安全保障会議シャングリラ・ダイアローグ)が31日、閉幕した。中国は国防相を2年連続で派遣せず、中国の演説枠も直前でキャンセルとなった。軍事力を急速に拡大する一方で、閉鎖性が高まっている状況への懸念も出ている」
(朝日2026年5月31日)
アジア安保会議、2年連続で国防相欠席の中国 高まる閉鎖性に懸念も:朝日新聞

「閉鎖性」もなにも、今まで中国が透明性のある「対話」なんかしたことがあるのですかね。
対話なんぞ実力行使までの時間稼ぎ、というのが中国の流儀でした。
今までこの会議では中国による南シナ海問題が何度も提起されてきました。
フィリピンは初期の頃から、中国の人工島問題に注意を喚起し続けていましたが、対中融和ベッタリだったオバマはハナもひっかけませんでした。
ですから、アジアの海洋安全保障に重大な危機を与えている南シナ海の軍事要塞化はすべてこのオバマ時代に完成しています。

2015年には、オバマ・習近平会談で、習は南シナ海の人工島に関して、軍事利用しないと国際社会に明言してていましたが、当然そんなことは空約束でしかなく、米中会談後に中国がやったのは領有権の主張と軍事要塞化でした。
怒ったフィリピンはこれを国際仲裁裁判所に訴え、2016年に勝訴したのですが、中国はこれをガン無視し、言った台詞が「中華人民共和国外交部は、その裁決が無効であり、拘束力を持たず、中国は受け入れず、認めないことを厳粛に声明する」だったのですから、もう止める者はいないやね。
中国外交部の報道官なんぞ「判決なんか紙屑だ」とまで言うんですから手に負えません。

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南シナ海紛争海域で中国とフィリピン間の緊張が続く中、ベトナムも紛争海域の暗礁を島にする作業に速度を上げていると伝えられた。25日(現地時間)、香港サウスチャイナ·モーニング·ポスト(SCMP)によると.. - MK

そして、その後も開発を進め、フィリピンに対する軍事的圧迫を強めています
上の写真はスプラトリー諸島ですが、小さな岩礁の上に海底の土砂を汲み上げてとうとうこんなリッパな要塞島を作ってしまいました。

そのうえに乗っているのは、戦略爆撃機が離発着できる大型滑走路と軍艦が寄港する軍港でした。
他人の国の領海に堂々と軍事基地を作るのですから、これを侵略といわずナニを侵略と呼べばいいのでしょうか。

これに対して、フィリピンは米国への救済を求めました。
真っ先にやったのは、1989年の冷戦終結後に返還を求めたクラーク空軍基地やスービック軍港の復活でした。
バカだね、この二つの基地があれば中国は南シナ海に手出しできなかったのにね。幼稚なナショナリズムのつけを支払わされたのです。
沖縄に基地があるから戦争に巻き込まれるなんていまでも言っている人たち、こういう例を見てから言いなさいね。

日本もレーダーや移動式ミサイル、巡視艇などの供与を行ってきましたが、今回のシャングリラダイアログでは、それを一歩進める形で、海事のあぶくま型護衛艦などの供与を開始します。
ほんとうにいいことです。具体的には大変でしょうが、ここでやらねば、次は日本に降りかかってくるのです。
尖閣がスープラトリーになってからでは遅いのです。 

また、もうひとつのテーマであるはずの核保有について「対話」はまったく無力でした。
中国の核武装が、他の常任理事国、別名「核クラブ」と本質的に異なるのは、いかなる軍縮条約にも加わらない無制限な核保有国だということです。
中国は世界で唯一いかなる核軍縮条約にも参加せずに、核軍拡を続けた国なのです。
世界の核保有国は、最大手の米露などは核軍縮条約で保有数を厳しく制限されています。
しかしこの核軍縮の枠組みに入ることを再三に渡って国際社会から要請されながら、中国は一貫して核軍縮に加わることを拒み続けています。

「複数のホワイトハウス当局者がCNNに語ったところによると、政権内部では新STARTの失効後、中ロと「すべての兵器、弾頭、ミサイル」を対象とした新協定を結ぶ案が検討されている。
トランプ氏は3日、すでにプーチン・ロシア大統領や中国政府と3カ国協定について協議したと述べ、「中国も参加を強く望んでいる」「実は貿易交渉の場でもその話になった」と主張していた。
しかし中国外務省の報道官は6日の定例会見で、「中国の軍縮問題をどの国が取り上げることにも反対する。3カ国間の核軍縮協定に向けたいかなる交渉にも参加しない」と明言。世界最大の核保有国である米ロの軍縮が先決だと強調した」
(CNN2019年6月7日)

核兵器禁止条約を進めるNGOは口を開けば、日本政府が締結しないのはおかしいと難癖をつけてきましたが、どっち向いてしゃべってんだか。
本気で彼らが「核なき世界」を作りたいならば、抗議行動は北京でするべきです。
なぜなら世界の核大国で唯一核軍縮には目もくれず、核の爆買いに走っているのは世界ひろしといえどこの国だけなのですから。
おっと違った、イランと北朝鮮もありましたっけね。みんなお仲間だ。

とまれ一切の核軍縮条約に縛られていないため中国はやりたい放題です。
新疆ウィグル自治区で、新たな核発射施設が110基も建造されていることが発見されましたが、こういうことを規制しないでなにが「対話」ですか。

そして口を開けば中国が言うのは、「アジアの被害国に対し日本から謝罪や反省の表明がなされていない。日本は新型軍国主義だ」という使い古された歴史認識カードです。
おいおい、あんたに言われたくはないね。
小泉氏が即座に反論しています。

「名指しを避けつつ、中国を念頭に「核兵器と戦略爆撃機を大量に保有している国が、そのいずれも持たない日本を『新型軍国主義』と呼ぶのはおかしい」と反論。「平和国家としての日本の歩みは地域と国際社会によって評価されている」と述べた。「不透明な軍備増強や意図の見えない行動は不信と誤算を招く」とも指摘した」
(産経5月31日)
「虚偽の主張」「不透明な軍備増強」小泉防衛相が中国非難 アジア安保会議で演説 - 産経ニュース

はい合格です。ジュニア、いつからこんなに賢くなったの。
こんなたわけた非難を聞き流してはダメ。直ちにその場でやり返さないと相手の暴論を容認したことになっちゃいますからね。 

なお、中国はこのシャングリアダイアログをやっている最中に、尖閣海域に海警を2隻侵入させてきました。

「第11管区海上保安本部(那覇市)によると、25日午後3時11~13分頃、沖縄県石垣市の尖閣諸島・南小島沖の領海に、中国海警局の船2隻が相次いで侵入した。2隻とも砲を搭載し、同日午後3時半現在、領海内を航行している。近くで日本漁船1隻が操業しており、海上保安庁の巡視船が警戒するとともに、海警船に対して領海からの退去を要求している。海警船の領海侵入は7日以来」
(読売5月26日)
尖閣諸島領海に中国海警局の船2隻が相次いで侵入…2隻とも砲搭載、近くで日本漁船1隻が操業(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

対話の催しの真っ最中に他国を侵犯する、これが中国という国の流儀です。

 

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コメント

何故パヨクは中国の軍拡にはダンマリなのか問い詰めたいですね。まあスルーか支離滅裂な日米への責任転嫁論で終わると思いますが。今中国のやっている事は対外的には拡張政策、内に対しては少数民族への迫害。特にウイグルとチベットに対しては制圧後ずっと民族浄化政策を続けており、早い話ナチスと同じ事をやっています。ネット上でシナチス、チャイナチスと揶揄される所以です。つまり国連の常任理事国にナチス国家が混じっていると言う、シャレにならない現実がある訳ですね。パヨクは「東洋のナチス」の軍拡や膨張政策をスルーする一方で、それに対抗して防備を固める日本の安保政策に「のみ」難癖を付けています。ダブスタがパヨクの性癖なのは確定事項でしたが、ナチスにまでシンパシーを感じているとは…

在日中国大使館の御高説などを。

2026/01/14 大国は率先して国際法上の義務履行を
https://jp.china-embassy.gov.cn/jpn/lcbt/wjbfyr/202601/t20260120_11815755.htm
国連憲章の目的と原則に基づく国際法は現行の国際秩序の礎石であり(中略)大国は率先して国際法の権威を尊重し、国際法上の義務を履行しなければならない。

2015/12/23 「受け入れず参加せず」こそ真の国際法履行
https://jp.china-embassy.gov.cn/jpn/jzzg/201601/t20160110_2062630.htm
(冒頭の一部)
中国がフィリピンの騒ぎ立てた仲裁を断固受け入れず、参加しないことこそが、国際法治を守る正義の行動である。
(最後の部分より)
中国は国際法治の断固とした擁護者、建設者だ。
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日本のEEZ内で中国がちょくちょく行っている無許可調査の件
国連海洋法条約第246条2項「海洋の科学的調査は、沿岸国の同意を得て実施する」
台湾周辺で戦争ゴッゴをやっているので国連憲章第2条4項を確認。
やっちゃダメな事:武力行使と威嚇
対象:いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するもの
中国とブータンには領土問題がありブータンは度々対話での解決を試みているようですが、気が付けばブータン国土の2割くらいは中国が実行支配しているとか。

ここ、テストに出るんで、もう一度。
中国は国際法治の断固とした擁護者、建設者だ。
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