• 20260719-170225
  • S011_20260718221301
  • S-019_20260718222501
  • S016_20260718221301
  • 20260718-021154
  • 20260717-005047
  • S-015_20260712002201
  • 082_20260712001901
  • 165
  • 053_20260712002101

« トランプ、世界の船はエンジンを始動してくれ、石油を流せ | トップページ | 抗議船「不屈」の金井氏の性暴力事件発覚 »

2026年6月17日 (水)

玉虫色の米イラン合意

044

わかったようなわからないような米イラン合意ですが、革命防衛隊のボスであるガリバフがこう言っている以上なされたのは確かでしょう。

(CNN) 米政府高官は15日、戦闘終結に向けた米国とイランの覚書に、米側はトランプ米大統領とバンス副大統領、イラン側はガリバフ国会議長がオンラインで署名したことを明らかにした。正式な署名式は19日に行われるとしている」
(CNN6月16日)
米イラン、戦闘終結の覚書に署名 ホルムズ海峡は19日に全面開放へ - CNN.co.jp

トランプは口を極めて罵ってきたオバマ時代のイラン核合意を廃棄して、新たな合意に至ったことを成果とするつもりです。
ただしかんじん要の「核放棄」を、誰がどのような形でするのかわかりません。
というか、まだ決まっていない。
現時点での「合意」は、あくまでも了解覚書(Memorandum of Understanding/MOU)の段階のようです。
これは覚書の一種で、法的拘束力はなく、今後なにを詰めていくのかメモしたものにすぎません。

了解覚書 - Wikipedia

J・D・ヴァンス米副大統領は15日、米CNNのジェイク・タッパー司会者に対し、アメリカとイランの間の了解覚書(MOU)は「約1ページ半」で、ごく全般的な概要の文書だと説明。合意の詳細は、今後の交渉で詰めることになると述べた。
ヴァンス氏は、「いくつかの案件については、技術的な交渉の段階で解決していく必要があるが、このMOUの目的は枠組みの設定だ。イランが合意にもとづく義務を果たすことで、合意の利益を得るという、枠組みを設定する」と述べた。
副大統領によると、MOUの「第1段落」では、イランが「地域の平和と安定」にコミットすると明記されているという。これには「テロ組織」への資金提供を停止することも含まれると、ヴァンス氏は付け加えた。
「最も重要なのは、核兵器を開発しないという検証可能な約束を交わすことになる点だ」とも、ヴァンス氏は説明した」
(BBC6月16日)
イランとの合意、「すでに署名済み」とトランプ米大統領 詳細は近く発表と - BBCニュース

つまり、本来は合意の心臓部にあたる「誰がどのような形で核放棄を確証するのか」という部分を後に送って、とりあえず今世界が困っているホルムズ海峡を開放するという点を先にしたわけです。

20260616-163758

Dr. Eli David(@DrEliDavid) / X

イランはいままでも核は作らない、持たないと嘘八百でだまくらかしてきたのですから、これで終止符をうてるかどうかはなはだ疑問です。
バンスはCBSニュースの番組で、イランが核開発計画の放棄などで合意すれば、3000億ドル(48兆円)規模の復興基金をだしてもいいぜ、ただし湾岸諸国がカネ出してな、なんて言っていますが、宗教カルトがこれで納得するはずがありません。

イランは国内にある濃縮ウラン(核爆弾11発分)を国外に持ち出すのは拒み続け、国内希釈に持ち込んだわけですが、たぶん絶対にトリックを使うこと間違いなしです。
やり方はいくらでもあります。深い洞窟に隠して入り口をセメントで固めてしまうなんてお茶の子です。
むしろやらないと考えるほうが難しいくらいです。

つまり、トランプは功を焦って安易な妥結をしちゃったんですな。
北朝鮮との交渉でボルトンがつきつけたのがこのCVID 「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(ああ長い)で、これが満額要求です。
ここで重要なのは非核化を言った言わないではなく、「検証可能」という部分です。
これは北朝鮮内部に米国や国際社会の調査団が自由に踏み込めて、自由に査察できる権利という意味です。
第2回めのハノイ会談では、危なく安易に妥協しそうになってボルトンから制止されるという一幕がありましたが、トランプとしては満額じゃなくてもかまわない、とりあえず米国に向けたICBMだけでも止めさせれば上出来くらいに構えていたとのが本心だったと思います。
今は北朝鮮との交渉は終了してはいないし、第3回会談もにらんで幕となっていますが、それでトランプはかまわないのです。
今回も同じことです。

ただし米国としてはCVIDの原則的立場で言えば査察こそが命のはずですから、IAEAなどの国際機関と米国などが共同で査察に入ることを主張しているはずです。
となると、つい先日まで戦闘をしていた米国の査察要員の保護のために米軍が護衛につかねばならず、果たしてイランがこれを飲むかどうか。
まぁむりでしょうね。

だからいくら交渉を継続しても、本交渉でさんざんやったことの蒸し返しじゃないでしょうか。
第1次政権のボルトンのようなゴリカンがいたら、絶対にゴネまくっていたことでしょうね。
この程度なら戦争をするまでもなかった、と彼なら言いそうです。

ただ、合意後はお互いに切り札を捨てています。
イランはなんといってもホルムズ海峡封鎖というカードを手放していますし、米国もイランの喉頸を締め上げていた逆封鎖をもすることができません。
こういう状況で第2ラウンドが始まるということになります。
互いに切り札がないところの喧嘩なので、さぞかしダラダラと続くことでしょう。

 

 

« トランプ、世界の船はエンジンを始動してくれ、石油を流せ | トップページ | 抗議船「不屈」の金井氏の性暴力事件発覚 »

コメント

辺野古の人でなし反対協は、○人に口無しとばかりに亡くなった方の船長の過去の性犯罪歴をばらして切り捨てる挙に出たようで、まさに「底無しの人間のクズ」「吐き気を催す邪悪」ですね。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« トランプ、世界の船はエンジンを始動してくれ、石油を流せ | トップページ | 抗議船「不屈」の金井氏の性暴力事件発覚 »