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2026年9月11日 (金)

サウジ・パキスタン・トルコの集団安保条約が起動しちゃいました

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眉唾もんだと思っていたサウジ・パキスタン・トルコの集団安保条約が起動しちゃいました。
ウソーって感じですが、パキスタンは当然やると言っており、すでにサウジ国内に部隊を出しているようです。

サウジから発信されているアラブニュースはこう報じています。

「イスラマバード: サウジアラビア国内の民間施設やエネルギー施設に対するフーシ派によるドローンおよびミサイル攻撃により73人が負傷したことを受け、パキスタンの指導者はサウジアラビアに対し「揺るぎない連帯」を表明した。一方、パキスタンのカワジャ・アシフ国防相は、サウジアラビアに対する侵略が発生した場合、パキスタン、サウジアラビア、トルコによる3カ国間の防衛協定が発効する可能性があると述べた。
この発言は、イスラマバードが、イランの支援を受けるイエメンの組織による攻撃が、先月3カ国間で締結された「マッカ共同防衛協定」に基づく義務の発動要因となり得ると見なしていることを示すものである。同協定では、加盟国の一つに対する武力攻撃は、すべての加盟国に対する攻撃とみなされることが規定されている」
(アラブニュース9月10日)
フーシ派による攻撃を受け、パキスタンはサウジアラビアに対し「揺るぎない連帯」を表明

キモはいうまでもなくこの条約がNATOもどきの自動参戦条約を含んでいることです。
つまり一国への攻撃は締結国全体への攻撃ととらえて反撃するという一項です。
サウジとトルコ、そしてパキスタン三国が「NATO」もどきをつくる: 農と島のありんくりん

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アラブニュース

マッカ共同防衛協定共同声明ではこう謳っていました。

「三国間の深く根深い歴史的絆、兄弟愛とイスラム的連帯の絆、そして共通の戦略的利益と緊密な防衛協力に基づき、トルコ共和国の皇太子兼首相であるムハンマド・ビン・サルマン・ビン・アブドゥルアジズ・アルサウード殿下、トルコ共和国大統領レジェップ・タイイップ・エルドアン閣下、パキスタン・イスラム共和国首相モハンマド・シェバズ・シャリフ閣下は、「相互防衛のためのマッカ協定」に署名し、三国の安全保障強化への強い意欲を反映しています。
そして、安全で繁栄する未来を追求しながら、地域および世界の安全、平和、安定の実現を目指しています。
この協定は、いかなる侵略に対する共同抑止力を強化することを目指しており、三国のいずれかに対する武力攻撃はすべてに対する攻撃であると規定し、両国間の防衛協力のあらゆる側面の発展に関心を持っています」
王国、トルコ、パキスタンの共同防衛のためのマッカ首脳会議の政治・共同声明

額面どおりに読めばこれはたしかにNATO5条もどきの自動参戦条約ですが、ホンキかねというのが感想でした。
だってこの三国の共通項はスンナ派イスラム教の国だというだけで、政治体制はまったく違うし、対中対米姿勢も違うし、国力にも差があります。
これだけ違うと、あんたの国への侵略はうちの国への侵略みなすと言ってもねぇ現実性ないじゃん、と冷めた見方をしていました。
ところがどうやらホンキらしいと思い始めたのはこの3カ国が常設の司令部を作り始めただけでなく、5月にはパキスタンが戦闘機と防空部隊を送ったことです。

「パキスタンがサウジアラビアとの相互防衛協定に基づき、兵士約8000人のほか、戦闘機​飛行隊、防空システムを同国に展開し、イラ‌ン戦争の主要な仲介役を務める一方でサウジとの軍事協力を大幅に強化していることが分かった。
配備の全容が報じら​れるのは今回が初めてで、治安当局者3人と政府関係​者2人がこれを確認した。これらの関係者全⁠員が、サウジがさらなる攻撃を受けた場合に同国軍を​支援することを目的とした実戦能力を備えた相当規模​の部隊だと説明した」
(ロイター5月29日)
パキスタン、サウジに戦闘機部隊や兵士8000人派遣 イラン戦争下で | ロイター

そしてあろうことか世の中なめているとしか思えないイエメンのフーシ派が、自分の国の中だけでふっているならカラスの勝手ですが、とうとうサウジ国内の精油施設精油施設などをミサイル攻撃してしまったのです。
これがイランの指令かどうかは不明ですが、もうそうならイランもテンパッテいるとしか思えません。
だってそうでしょう、集団安保条約を持っているサウジを攻撃してしまったら、マッカ共同防衛協定が起動してしまい、自動的にパキスタン・トルコをも相手にしなくてはならないからです。
この2国はハマスの休戦交渉でもチラチラとでていましたが、潜在的にイランを嫌いではありません。
おおっぴらに言わないだけで、彼らの反米傾向とイランは波長が合うのです。
だから勝つのは無理でも負けないで欲しいというのが、この2国の立場のはずです。
それなのにあえて敵に回してどうするの。

イランからすれば余計なことしやがって、そうじゃなくてもキツイのにこれ以上敵を増やしてどーするんだ、バーローという気分でしょうな。
こんなフーシー派のていたらくをみると、いままで湾岸諸国に満遍なくハマスやヒズボラや、はたまたフーシ派といったテロ団体を扶植してきたことが裏目に出始めたような気がします。
イランがそれなりに強固な時期にはコントロールが効いていたのですが、ハマスのイスラエル大規模テロ事件あたりから統制が緩み始め、いまやテンデンバラバラに自分の思惑でテロをくりかえしているようにみえます。
それにしても敵を削るためにつくったのに、増やすなんてなんて馬鹿。

 

 

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コメント

いつもありがとうございます。

今はイランよりロシアこそ、テロ活動に利益があると思います。
制裁やドローン爆撃や買い叩きなどで厳しいですが、
それでも原油相場が上がることはロシアの国益です。
今朝は1バレル100ドルを超えてしまいました。
相場通りの利益ではないでしょうけれども、
ロシアには狙い通りだと思います。

トランプも中間選挙までに停戦かと思ったら、
ガソリン価格は中間選挙後に下がると言い出しました。
ガッカリです。
テロリストよりもロシアを叩いた方が効果的だと思いますが、
それができないのだなあ、と残念です。

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