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2008年8月16日 (土)

上海風バンコック経由ゴーヤ焼きそば

Img_0025 お盆が過ぎようとしています。私も年に何回も行けない東京の墓参りに行ってきました

村の蓮田の蓮が咲き始めています。この花が散ると、いよいよ蓮の地下茎が大きくなっていきます。蓮はこちらに来ているタイの人が大好きな花で、遠くからわざわざ牛久大仏を見た後で茨城まで見学ツアーに来るそうです。さすが、東南アジア一の仏教国と言ってあげたいが、牛久観光大仏と蓮根田んぼってのはややハズしてる気もするぞぉ!

タイのことを書いたら、いきなり食べたくなった上海風バンコック経由ゴーヤ焼きそば、いきます!これは今、僕が食べているもので、フツーの焼きそばに飽きた時、そして作るのがめんどうな時にお試し下さい。

上海風焼きそばって知ってますか?炒めないんです。確かに最初は軽く炒めるんですが、すぐに水(スープ)をひたひたに入れて弱火で煮て、麵と具に味をしみ込ませる焼きそばです。

Img_0004 これは焼きそばの王道である冷蔵庫のかたづけに最適です。実はこの写真を撮った時には、冷蔵庫がカラッポで、わずかにキャベツとカチカチに凍った豚コマくらいしかないので、あわてて農場に行ってゴーヤとタマネギをとって駆け戻って来て作っています。材料はなんでもありで、シシトウがあればゴキゲン、インゲン(しまった入れ忘れた!)、ナスもよいし、なくてもいいし、モヤシ、使いすぎるとうるさいがまたよし!ニンジンは火の通りが悪いので細めの千切りで投入!ニラやニンニクメもウェルカム。ワケギもハラハラ散らすとグレードアップ。しいたけやキクラゲがあればジョウトー(沖縄語で上等)。

Img_0026しかし、なければないで今回のようにそれなりにサマになるというテーゲー(いいかげん)料理です。上の写真など具は3種類しか入っていません。特に豚肉がカチカチの時にいいですね。

油をテキトーに引いて材料と焼きそばを軽く炒めます。油に香りをつけたければニンニクを軽く炒めるていどで。ひたひたの水を入れて、中華スープを入れて煮ます。火はとろ火。軽く塩こしょうして、本日の主役のナンプラをかけます。

ナンプラはわが家の定番調味料でして、ラーメンに野菜炒めにとタイ料理の枠を離れて重宝しています。新潟(ゆっきんママ様から正しいご指摘。秋田であります)のしょつると似ているといいますが、国内のものは知りません。ごめん。軽くかける分には、タイ風というよりたぶんうま味が増したていどにしか分からないとと思います。アミノ酸系化学調味料より味がギュっと濃縮しているかんじで好きですね。

Img_0017 もっともタイではゲッ、ゴカンベンというほど屋台のオバチャンは化学調味料を入れて下さいますが。だいたいが、屋台のテーブルにパクチー(香菜)やにんにく、酢、砂糖(!)、粗く砕いたトウガラシなどと平然と一緒に乗ってますもんね。「味王」という現地製品もあるくらいです。タイに沈没した長期旅行者ともなるとあの舌がしびれる感じがいいなぁ~どと言っていますが、いかがなものでしょうか。

ちなみにわがウチナー(沖縄)でもそれはそれはよく使います。チャプルーには小さじでドンというかんじで入れますから、化学調味料がイヤダという皆さんは、あらかじめ入れないでね、と言っておきましょう。けげんな顔をされるでしょうが。

Img_0018 さて、味付けですが、まったくいいかげんで、今回はナンプラとテンメンジャンを使ってみました。もちろんオイスターソースでもいいのですが、あいにく品切れでした。隠し味ていどにウースターソースをちょびっと。なければ醬油でもかまいません。ただし、ちょびっとね。味つけはお好みで増減して下さい。タイ人なら酢と砂糖を入れてしまうでしょうが、あまりお勧めできませぬ。

蓋をしてスープがなくなるまで煮きります。途中で豚肉と麵をバラしてあげましょう。ゴーヤやナス、シシトウなど色鮮やかな野菜は、一緒に煮るとせっかくの鮮烈な色がなくなるので、別途電子レンジでチンをするか、塩少々を入れたお湯に通しておきます。余裕があるのなら、あらかじめやっておくとタイミングが合います。僕はメンドーなので同時にやっています。

最後に、ワケギかニラ少々を放り込み、別途に湯通しした野菜類を一緒に混ぜ合わせてワンラ。セージのパープルの花を添えます。なければなんでもいいです。紅生姜もきれいですが、いきなり日本風になってしまうのが難。アカバナー(ハイビスカス)を飾るとまったくのトロピカル料理に、ならんか。

麵を春雨やビーフンに変えると、材料は一緒でもまったく違う料理になります。

本日の写真は蓮特集。「蓮の花は泥田に咲く」という言葉があります(うろ覚え)。いいたいことはわかりますが、これは都会の人が作った言葉に相違なく、たぶん昇華された徳や美というものは、泥の中のような世の中から生まれると言いたいのでしょう。しかし、田んぼはそれ自体宇宙なのです。単なる「泥」ではありません。このあたりについてはまた別な機会に。

2008年7月28日 (月)

サッカー観戦と値切り術

 Img_0031                                           サッカー観戦に行ってきました。そうです、頂上対決、J1第1位のわが鹿島アントラーズと、にっくき宿敵第2位の浦和レッズとの対決です。勝てば首位を堅持、負ければ首位をレッズに明け渡すという天下分け目の戦いです。これを見逃さないわけにはいきましょうか!昨年は前半でボロ負け、後半は奇跡的大勝利で優勝ロードに乗りました。上の写真で正面スタジアムの赤いユニフォーム軍団は、うちのサポーターではなく、こんな遠くまでわざわざ負けを見に来た3千人のレッズのサポーターたちです。敵ながらアッパレですな。

鹿島サッカースタジアムはたしか定員が4万人は入ったはずで、まぁ当日券があるだろうなどと思っていたらギッチョン、ない、一週間前にソールドアウト!あきさみよ~と天を仰いだら、ダフ屋の兄ちゃんが「ちょとちょと」と招き猫。

2枚で1万などという法外な値段を言ってきて、しかもサボーターズシートでっせ。なめてはいけない、凡アジア値切り旅の達人2人を相手にそりゃ甘い。たちどころに半値の、「2枚で5千円!」。ダフ屋さん、可哀相に相手が悪かったね。

え~、サッカーとはなんの関係もないですが、アジア値切り戦必勝法を伝授いたしましょう。まず、相手が正価で売っていないことを確認するために、だいたいの市場相場を摑むのが第一歩です。たとえば、印度なら、清涼飲料水は2ルピー、リキシャが5ルピー、カレーが8ルピー(もっと安いものも沢山あり)などと相場がわかれば、勝ったも同然。Img_0033ただし、屋台の食べ物にはふっかけはありませんのでご注意を。 みやげ物なら、複数か所で調べてみましょう。

だいたいが、売り手は2倍、時には10倍(!)などというメチャクチャを吹っ掛けてきますから、一気に3分の1から始めます。仮に1万円といってきたら、かまわず3千円と答えます。すると、「オーノー、これはいい品」とか必ずいいますが、表情も変えず無視します。するといきなり8千くらいまで落ちます。ぜったいに落ちます。

しかし勝負はこれから。「3千5百」と渋い数字を出しましょう。すると、たぶん「7千」と言うかもしれません。これも無視します。そしておもむろに「4千」。売り手はゲッと言いながら、ムスリムなら口の中でコーランをぶつぶつ唱えているかもしれません。そして「5千」。さて、妥結は目前ですが、表情を変えてはいけません。「4千5百」。時間に余裕があるのなら、ここで「4千250」などという小刻み戦法もいいかもしれません。

ここいらで売り手は、ハンマープライスとなるか、ならいいやと品物をしまい始めるかもしれません。かまわないので、「グッバ~イ」と背中を向けて歩き始めましょう。確率7割で、「オーケー、4千5百」と追っかけてきます。これ以上やると、やりすぎというもので国際紛争に発展しかねません。妥結、4千5百。相手は悔しそうに「ユー、ジャパニーズビジネスマン」とか言うでしょうから、「ノーノー、アイムファーマー」と笑いながら胸を張りますImg_0019 。百姓が外国旅行をすることなど、まず考えられない土地では、またまたゲッという顔をされるでしょう。

そうそう、ちなみにご忠告ですが、ディスカウントゲームを始めたら、買うということを前提にして下さい。ディスカウントをしながら、買わなかったら仁義にはずれます。

ああ、いかんお許しを、サッカーの話のつもりが、値切り話になってしまったぁ!当地においては、ひと頃より大分静まりましたが、あいかわらずサッカーは神です。この私も含めて、アントラーズがどんなに弱くなっても、今年のように強ければなおのこと、アントラーズを支え、ミスすればいちばんギャーギャーとブーイングを鳴らすわけです。まして去年のように、宿敵レッズを大奇跡の逆転で優勝などしようものなら、あーた、もう大変ですよ。私なんぞ、農場の夜にばぁんざぁ~いと数回吠えましたもん。

試合はなんと前半の途中で大雷雨というおまけ付きで、1時間中断の後に再開。小笠原の一発で先制しましたが、クソッー後半に一発田中に決められて同点でした。ワンプレー、ワンプレーに拍手やブーイング、指笛、旗を振る、タオルを回すという3万人が一体となっての大接戦でした。いや、ひさしぶりに燃えたね!気分爽快!

写真は上段から、40分に小笠原が一発決めて歓喜のスタジアム。正面のレッズサポーターはし~ん。が、はは!中断はハーフタイムの全員でのタオルまわしの応援。キッズがわんさか来てました。下段はゲーム中。わがスタジアムの芝の美しさは日本一です。