沖縄問題

MBSが制作した「木を見せて、森を見せない」歪曲番組 

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時期を逃してしまうので書いておきます。 

「ニュース女子」問題で、我那覇真子氏などが2月18日に開いた緊急集会について、産経(2月18日)が報じています。

当然のことながら、琉新はスルーし、沖タイは虫メガネていどで報じました。

「『ニュース女子』への言論弾圧許すな」 沖縄で緊急講演会「沖縄ヘイトにすり替え」 

沖縄県の米軍基地反対運動を扱った東京MXテレビの番組「ニュース女子」をめぐり、「琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会」は18日、同県宜野湾市で緊急講演会を開いた。 
講演会では、同会の代表運営委員の我那覇真子氏が「言論の自由を守らなければならない。沖縄の私たちにその任があることは誇りだ」と述べた。
 その上で我那覇氏は「彼ら(反基地活動家ら)は東京MXテレビに流された真実を沖縄ヘイトという嘘にすり替えようとしている。
さらに悪質なのは、それを保守に対する言論弾圧に使おうとしていることだ。司会者の懲戒解雇を要求していることなどは、まさしく人権弾圧ではないか」とも指摘した。」

この18日の集会に先立ち、我那覇真子氏、手登根(てどこん)安則氏、依田啓示氏3名の連名で、辛淑玉氏に公開質問状を送っています。 

その内容です。欄外に全文転載いたします。内容的には、私もかねてから指摘していた点です。

辛氏側の論法は、徹底した詭弁論法でいう「すり替え」です。

「木を見せて、森を見せない」のです。

辛氏らは、「木」である救急車の検問のみに焦点を当て、「森」である高江の反対派の暴力沙汰を見せないようにしています。

この<平和を愛する市民vs暴力的機動隊>という構図はメディアの協力で、いったん常識となりかかっていました。

この常識の嘘の壁を崩した発端は、今回の公開質問状呼びかけ人のひとりである依田啓示氏の、以下の勇気あるフェースブック書き込みから始まっています。
2016年10月1日のFacebook記事

「僕が一番許せないのは、活動家達が非合法で暴力的な活動に自ら進んで飛び込んだおかげで、本当に救急性が高い地元の高齢者の搬送が遅れているという事実です。
僕は、非合法活動家ではありませんので、この高齢者が「死ぬところだった」とか県内新聞に報告することはありませんが、搬送が30分遅れたのは事実で、内容によっては深刻な事態になっていたかもしれなかったと考えると、本当に強い怒りを感じてしまいます。」

この依田氏の現地からの告発は、全国に大きな衝撃を与えました。

昨年10月当時、まだ高江の現地状況はメディアの意図的な黙殺によって、まったく社会に知られていない状況でした。

この私ですら噂では聞いていても、これほどまでに野放図な暴力沙汰が展開されているとは思っていませんでした。

しかし依田氏の告発によって、高江の真実の一端が、初めて明るみに出たのです。

この依田氏の告発に対して驚愕した反対派は、全力で依田氏個人を潰そうとします。

Photo_2MBS番組の依田啓示氏。 彼のインタビューの後に、直ちに否定してみせる。

まずは人格攻撃でディスりました。

その誹謗は、ひとつには依田氏が巻き込まれた暴力事件であり、そして彼が「京都から流れて来たよそ者」であって、こんな奴は地元民じゃないというふたつです。

後者は論ずるに値しません。いつから沖縄は血統主義になったのですか。

ウチナンチューの若者すら継ぎたがらないやんばるの赤土に根を張った彼を、「よそ者」よばわりする神経がわかりません。彼はやんばるの宝です。

傷害事件の件ですが、この事件は依田氏と検問が遭遇した時に起きた傷害事件のことです。反対派は、「女性をゲンコで殴る異常者」と決めつけました。

依田氏は突き飛ばしたていどだといい、「検問」側は拳固で殴られて縫ったとまで主張しています。

どちらの主張がほんとうか私にはわかりません。事件自体は警察が判断することです。

問題はむしろ、どうしてこのような事件が起きたのか、です。

そのきっかけは、公道における違法な私的検問に対する依田氏の抗議によるものです。

彼の宿に泊まった観光客を乗せて北部を案内していた依田氏の車を止め、検問をしたことに依田氏が怒ったのが発端でした。

天下の公道を運転していて、わけの分からぬ連中に「帰れ」というようなことを言われて、怒らぬ者がいるでしょうか。

この肝心な状況の流れ全体を無視して、依田氏をあたかも暴力常習犯と決めつけました。

いかに自分たちがヤバイことをしていたのか知られたくないために、ここでも得意のすり替えをしています。

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上の写真は反対派のツイッターですが、悪びれるでもなく警察車両も検問したと堂々と書き込んでいます。

この違法意識がまるでないのが、この高江反対派の共通した特徴です。彼らはママさんバレーのように公道を封鎖し、笑いながら車を止めて検問したのです。

東京都内、いや那覇市内でやってご覧なさい。即座に逮捕されます。しかし、ことこの高江のみでは許されると思い上がっていたのです。

高江は那覇からはるかに遠く、しかも何をしてもメディアが黙認してくれる「密室」だと思ったからです。

実は去年夏以前から、反対派は工事関係者を足止めすべく、私的検問を執拗に行っていました。

そして同時に、県道を大量の反対派車両で埋めつくす封鎖戦術も行っていました。

後に、これに道路中央部だけあけて両路側を埋めたり、のろのろと走る牛歩戦術も加わって、高江集落の活動を麻痺状態に追い込むことになります。

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言うまでもなく違法行為のオンパレードですが、なぜか沖縄県警が最低限の法執行しかしなかったために黙認の形になってしまっていただけのことです。

これによって高江集落と東村住民は大変な迷惑を被ります。なにせ高江の農家が自分の畑に行くにも反対派にお伺いを立てねばならなかったのですから。

沖タイですらみかねて、こういう記事を乗せたほどです。

まぁ後にこれを書いた城間陽介記者は反対派から袋叩きにあったようで、弁明に追われていましたが(苦笑)。抜粋のみ載せますが、ぜひ沖タイ記事をご覧ください。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/61153

「県道70号では8月から、市民が「牛歩作戦」として、工事車両の前を時速10キロ未満の速度で走る抗議行動を展開。
機動隊の交通規制もあって県道は渋滞し、出荷や作付けする農家を中心に地元住民の往来に支障が出ていた。(略)
仲嶺区長は「区民のストレスは限界に来ている。早くヘリパッドを完成させた方がいいとの声も出ている」と打ち明ける。通勤、保育園送迎、通院などに支障が出ていると苦情は絶えない。」(沖タイ2016年9月8日)

そしてメディアが報道しない事に味をしめた反対派は、密室空間となった高江地区で、いっそう暴力をエスカレートしていきました。

その結果起きるべくして起きた事件が、8月4日に起きた指導者である山城博治氏自らが指揮した集団暴行事件でした。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/20165-b8be.html

下の写真の左に、カメラを持った琉球新報の記者が写りこんでいますが、もちろんただの一行も記事にされることはなかったのです。

それにしても真横で集団暴行が起きても、平然としていられるジャーナリストというのも相当なもんですな。

このようにメディアと警察の黙認の下に、暴力闘争はエスカレートを続けました。

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この時期に沖縄に元暴力団組員であるしばき隊・添田を送り込んだのが、他ならぬ辛淑玉氏その人です。

そして、同時期には辛氏などの外国人グループや、左翼政党、「平和団体」、労組が、高江を沖縄反基地闘争の天王山と見て、大量に全国から運動家を高江に送り込みました。

下の写真は左翼ジャーナリストの岩上安身氏の8月7日のツイッターですが、こう書かれています。

「県外からきてくれた人、手を挙げてください」という山城氏の呼びかけに応えて挙手する参加者の方々。18時からの集会が本番。まだまだ増える見込み。」

恒常的にそうであったという統計数字はありませんが、高江紛争の主役が県外者である時期がそうとう長期間続いたのは紛う事なき、事実です。

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このような状況の背景があって、現地東村から怒りの声を上げたのが依田氏でした。

驚いた反対派は、告発者は依田氏の人格を傷つけることで、証言の信頼性を傷つけ、告発の核心だった「救急車検問」を否定します。

これにメディアが乗ったのが、TBS系列・大阪MBS制作、『ドキュメンタリー映像 17沖縄さまよう木霊「基地反対運動の素顔』(2017年1月29日)でした。

これはMBS・斉加尚代ディレクター制作の番組ですが、手がこんだ意図的バイアス報道です。

ちなみに、理由は分かりませんが斉加氏はMBSから解雇されています。

それはさておき、この番組はどうやってメディアが意識操作をしているのか、将来教科書に乗りそうな番組です。

そのうちゆっくり検証したいものですが、今回この斉加ディレクターがもっとも重点をおいたであろう消防署への取材風景が下の写真です。

この映像は巧妙にも依田氏インタビューの直後に入れられていて、依田氏を信頼ならない人物と印象づける役割をしています。

ひとりの告発者のインタビューのすぐ直後に、電話してみせて否定する、典型的な印象操作です。

もし依田氏の告発を否定したいなら、彼とのインタビューの場で問いただしたらいいのです。

ほとんど依田氏を引っかけたいためのトラップです。報道者としてのモラルを疑います。

そしてこのときの署長のひとことが、反対派ワールドで拡散しているのはご存じのとおりです。

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ナレーター 「もう一度地元の消防本部の署長に確認しました。」
署長 「本当にですね。政治的圧力もそうですし、反対派の抗議活動に業務を阻害されたというか邪魔されたことは一切ないです」
斉加「ということは、ないということですね結論は」
署長「「そうです。ウソはついていません」

これが、反対派が「依田はデタラメばかり言っている。それはテレビ局が検証した」という言い分の根拠です。

しかし、立ち止まって考えてみましょう。

このMBSの番組でも深くはつっこまず言い訳のように、「工事車両を止めようとして動いたために、やがてその県道を使う村全体に影響が出始めました」と自らナレーションしています。

このようなことが県道17号で日常的に行われていました。

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上の写真は防衛局資料に載った公式記録から引用しましたが、高江現地では珍しくもなんともない情景でした。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/post-36a1.html

それをただ一点依田氏の「救急車まで検問された」という部分のみに焦点を当てて、この大きな事実全体を隠蔽しようとします。

斉加ディレクターは、消防署署長との会話が本来もっと長かったにもかかわらず、会話全文をカットして都合いい部分のみを放映しています。

斉加氏が署長に妨害の有無を尋ねたのは、一体何時の時期を質問したのでしょうか?

斉加氏は記者としての新人研修の時、5W1Hを習ったはずです。

5W1Hとは、「いつ(When)、どこで(Where)、 だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」ということです。

この高江の場合にあてはめれば、まず最初のいつ(When)ですが、この番組の取材はおそらく去年末から今年にかけてですから、山城氏の逮捕を受けてとうに反対運動は鎮静化していたはずです。

もし時期を特定せずに、「反対派に妨害されませんでしたか?」と聞いてはいけません。聞かれたほうが誤解して、直近の秋以降の時期のこととして答えてしまうからです。

私なら時期と場所と誰がかを特定して、こういうふうに質問するでしょう。

「去年の7月から9月にかけの夏にかけて、高江に向かう県道17号線において、反対運動によって救急車両の到着が遅れたりしたことはありましたか?もし遅れれたとしたら、その原因はなんだったでしょうか?」

その結果、署長が「妨害がなかった」のなら、ほんとうに妨害はなかったのです。

ただし、去年の夏に、県道を使って高江集落に行こうとすれば、まず前哨である私的検問に引っかかり、その後に封鎖する車両バリケードにぶつかっていたはずです。

署長の発言の全部を聞かないと断定的には言えませんが、おそらく高江に向かう救急車両は、検問でぶつかることなく通ったとしても、その先の車両はバリケードの阻止線に阻まれたはずです。

バリケード阻止線の指揮者は、救急車両は通せと命じて一台一台道を開けたのではないかと推測できます。

ですから、署長は「反対派の妨害はなかった」と言ったのではないでしょうか。

それに名護消防署所長と特定された場で、テレビで「反対派の政治的圧力があった」なんてことを公言できるような度胸を公務員に望んではいけません。

署長の上司は翁長知事ですから、そんなことを言えば沖縄県公務員としての出世の道は閉ざされます。

ですから署長は、あたりさわりのないことを言ったにすぎません。

ただし、この期間を通じて間違いなく救急車両の高江への到着は、依田氏の告発どおり通常より遅れたのは間違いないことです。

このようなどちらに軸足を置くかで微妙なニュアンスが発生する問題を、斉加ディレクターはこうばっさりと「デマ」だと斬って捨てます。

「ナレーター 「ところが救急車を襲ったとするデマは遂にネット空間から飛び出し、地上波のテレビで報じられる事態になったのです。
(ニュース女子の画像)
ナレーター「1月2日東京のメトロポリタンテレビが放送した情報番組、その番組は違法アップロードされています。
番組は、反対派が救急車を止めて現場に急行出来ない事態が続いたことを事実として報じ、テロリストみたいと放送。」

そして番組は、この背景には安倍政権の共謀罪があると番組を結論づけますが、まぁ一種の脳内電波の類ですのでそれは置きます。

ここで盛んに番組は依田氏が「救急車を(反対派が)襲った」とナレーションしていますが、それこそデマです。

「襲った」などということを依田氏は一回も発言していません。

それを言っているのは、10月4日に流れた、「自由の声4」というYouTuberの投稿動画が使った因島消防署の事故映像で、投稿者もこの動画内でイメージだと断っています。

この投稿動画を番組冒頭に持ってくることで、視聴者に衝撃を与え、これを依田氏のデマだと決めつけることで、高江でなにが起きたのかを知ることもまた「デマ」だと断じています。

こういう手法を「木を見せて、森を見せない」歪曲報道呼びます。

長くなりましたので、今日はここまでとしますが、辛さん、公開質問状にもあるようにあなたは弁術にかけては当代一だとの噂です。

実現した暁には、ぜひ斉加氏も取材にこられることを期待します。

■謝辞 大変に参考にさせていただきました。感謝いたします。
「以下略ちゃんの逆襲」
http://ikarya.jugem.jp/?eid=162
「メディアの権力を監視する」http://blog.livedoor.jp/catnewsagency/archives/17075800.html
 

                        ~~~~~

■我那覇氏、手登根安則氏、依田啓示ら3名の連名による辛淑玉氏に公開質問状
適時改行いたしました。

上記三名は、連名して貴女に公開質問と公開討論を呼びかける。
貴女は、東京MXテレビに対し、1月2日に放映された番組「ニュース女子」の内容が、虚偽とデマに満ちた人権侵害番組として激しく抗議しBPOにも訴えている。
我々は、沖縄県に在住し真実に接する者として貴女の一連の言動を、県民の誇りにかけて看過するわけにはいかないと考える。

 

何故なら貴女こそが過激な活動家を現地、高江に送り込み、違法行為を扇動した張本人ではないか。
貴女の抗議は、地上波東京MXテレビによって自らの不法行為と虚偽が首都圏から全国に拡散するのを恐れ、これを阻止する事が目的と断じれる。
その為に貴女は、沖縄県を日本の植民地と言い、ありもしない沖縄ヘイトに論理をすり替えた。日本国民である我々沖縄県民が、在日朝鮮人たる貴女に愚弄される謂れがどこにあろうか。
それでも貴女が自らの正当性を主張するのなら、以下の質問に返答を拒む正当な理由はあるはずもない。速やかに返答されたい。
 

1)公開質問
以下に挙げる事実を貴女は承知しているのか否かをお答え頂きたい。
①反対派活動家による高江地域における違法な私的車両検問とその常態化について。
 

②反対派活動家が高江地域の生活基幹道路上に多数の車両を縦横に放置し、村民の通学、通勤、通院、作物出荷に破壊的な損害を与え、何度も生活を脅かしていた事実について。 

③反対派活動家が、職務中の防衛局職員、機動隊員、建設作業員に対して、日常的に暴力行為、ヘイトスピーチを行い人権を侵害していた事実について。 

④反対派活動家による立ち入り禁止区域への常態化した不法侵入について。 

⑤山城博治平和運動センター議長をリーダーとする活動家集団が機動隊員宿泊を不満とし、近隣の当該ホテル入口敷地内において、脅迫による威力業務妨害を行った事実について。 

2)公開討論申し入れ
連名の三名は、貴女に対し、事の理非を日本国民すべての前で明らかにすべく公開討論を申し入れたい。日本国は、報道の自由ならびに表現の自由の保障された国であり、我々国民は、これを守らねばならない価値であると考える。
 

民主主義社会においては特定の集団や勢力の政治的専横は断じて認められるものではないという事だ。
よって、貴女の人権を悪用しての東京MXテレビ弾圧、人身攻撃は断じて許されるものではない。言語道断とはこのことだ。
我々は、貴女の一連の言動が反日工作につながるものと解している。
北朝鮮による無慈悲な日本人拉致、同国内における、処刑、強制収容所送り等のすさまじい現在進行中の同朋人権蹂躙に対して、貴女が抗議をしない不思議についても問うてみたい。
 

それにしても、外国人の身でこれ程の反日活動を行うとは、驚きである。
その様な貴女の信念の強さと行動力に対し我々はある種の敬意を感ずるものである。貴女の中天高く振り上げたこぶしは、そのまま降ろすわけにはいかない事でしょう。
 

我々は、音に聞こえた貴女の雄弁と我らの言を戦わせてみたい。速やかなる返答を求む。(略)
回答期限は平成29年2月22日までとする。よろしくご検討されたし。」

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時勢の悍馬から落ちた翁長知事に新疑惑 

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時勢というのは、例えればある種の生き物のようなものです。

いったん勢いがつくとそれ自体が熱を帯び、エネルギーを発散しながら駆け抜けていきます。 

司馬遼太郎は『飛ぶがごとく』の中で、<時勢>を悍馬に例えています。その一節です。 

「英雄ほど悍馬にのせられる。英雄とは時勢の悍馬の騎乗者のことをいう。西郷という人がそうであった。時勢の悍馬に騎り、二百七十年の徳川幕府をあっというまにうち倒してしまった。
幕府は時勢という悍馬に蹴散らされたのであって、西郷その人に負けたわけではない。
が、世間はそうは思わず、倒幕の大功を西郷に帰せしめた。このため維新後、西郷はとほうもなく巨大な像になってしまった。(略)
幕府が倒れることで時勢という悍馬は消えた。幕府を倒した悍馬はいまどこにも居ない。
いや、この譬えは正確ではあるまい。悍馬は居る。西郷の尻の下だけに居るのだ」

司馬はここで西郷を「時勢の悍馬に乗る者」とし、それが彼の現実の姿とは離れて「巨大な像」になってしまったことが、西南戦争という日本最大の内乱につながったとしています。

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さて、2014年12月10日、沖縄はひとりの「英雄」を生み出しました。翁長雄志知事です。

私は翁長氏に対して批判的ですし、西郷とは較べるべくもありませんが、彼が<時勢>の悍馬に騎乗する人物だったことは間違いないことだと思っています。

翁長氏は「民意」と称する不定形のエネルギーに押されるようにして、その猛々しい馬の上で2年半を駆け抜けてきました。

かつての幕末の<時勢>が倒幕ならば、沖縄のそれは「移転阻止」でした。

そしてその<時勢>の「悍馬はいまどこにも居ない」のです。悍馬は走るのを止め、荒い息を吐いています。

ちょっと前に高江紛争は続くだろうという意見がありましたが、私はないと思っていました。

闘争も生命体である以上、生成-勃興-消滅のサイクルを辿るからです。

今その悍馬があるのは、翁長氏の「尻の下」だけです。

移転阻止紛争は、昨年12月暮れの承認拒否裁判の最高裁判決で完全に終了しました。

いまだ自分の「尻の下」だけには悍馬がいると錯覚している翁長氏は、「あらゆる方法で阻止する」などと言っていますが、そのようなことを言えば言うほど何もできないことをあからさまにするだけな事に、この人物は気がつかないようです。

この翁長という人物の耐えられない軽さは、自分の政治家としての器量がこの数年の状況を生み出したと錯覚していることです。

下の写真は翁長氏が首相と初対面した絶頂時の頃の写真ですが、この傲岸な姿を見ると、彼に「琉球王」という異名がついたのもむべなるかなです。

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残念ながらこの<時勢>の悍馬の飼育者は沖縄県民でした。翁長氏はただその背中にしがみついて振り落とされないよにうにしていただけにすぎません。

翁長氏は<時勢>が作り出したにすぎない自分の「巨大な像」を過信するあまり、首相の仕掛けた戦略的妥協の「罠」にはまりました。

首相は勝てる裁判をいったん捨てて、「和解」をもちかけ、その間10か月間に渡って工事を停止してみせました。

このやり方は私たちを驚かせましたが、日韓合意と同じ政治手法です。譲歩し和解のための道筋を示した上で不可逆的な確約を交わすわけです。

本来違約は許されないはずですが、韓国も翁長氏も同じような道を辿ります。

帰り道は既に閉じているにかかわらず、敗北を認めることがイヤなために見苦しく暴れれば暴れるほど、いっそう「罠」が強く絡んでいくのです。

韓国にとって慰安婦像が日本外交のカードになってしまったように、いまや承認拒否カードは政府のカードとなってしまいました。

翁長氏に同情的に言って上げれば、相手が悪かったのです。安倍首相と政治家としての格が違いすぎました。

かくしてこの<時勢>の悍馬は完全に消滅しました。

承認拒否裁判敗訴、高江紛争敗北、辺野古工事再開、宮古市長選のオーンゴール、安慶田副知事の斡旋疑惑による辞任、訪米の無収穫、そして日米両首脳の移転方針の確約、そして先日の浦添市長選の大差での敗北。

よくぞここまで負け続けるものよ、と思うほどの惨敗街道まっしぐらです。

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もはやこの流れは止められません。

<時勢>の振り子は、沖縄の歪んだ政治軸の修正に入りました。

そして、<時勢>の悍馬の背からころがり落ちた人間に対して、この冬はひときわ寒いものだったはずです。

翁長氏に、新たなあらたな疑惑が発生しました。県病院事業局次長に、県庁の総務部長から任期を残しての辞職勧告があり、これを翁長知事の側近が指示していたことが発覚しました。(欄外に記事全文)

いまだ真相は、地元紙がなぜか報道しないために明瞭になっていませんが、安慶田副知事疑惑と同様の、職権乱用の横車がひんぱんに県庁とその外郭団体の間で行われていたことを示唆するものです。

翁長氏の本質は「政府に抵抗する政治家」ではなく、ただの利権漁りとポスト配りだけが能の政治屋です。

いまや自民党でも希少種となってしまった、地方政治によくいるヤニ臭いオールド・ポリティシャンにすぎません。

今後いっそう吹きすさぶ冬の風が、翁長氏から「英雄」がまとっていた王衣を剥いでいくことでしょう。

まだほんの始まりにすぎません。

               ~~~~~~~~~~ 

■産経2月14日
翁長雄志沖縄知事が隠蔽把握か 側近が画策 県幹部の不当働きかけ

沖縄県立病院を運営する県病院事業局の伊江朝次局長の進退をめぐり県幹部が辞職を働きかけた疑惑が浮上し、翁長雄志知事の側近が働きかけの隠蔽(いんぺい)を画策していることが13日、分かった。
不当な働きかけを暗に認め、翁長氏も指示や了承の形で隠蔽工作を把握している疑いが強い。安慶田(あげだ)光男元副知事が教育庁職員や学校長の人事に介入した疑惑などで引責辞任しており、不当な働きかけが常態化している可能性もある。
 

県立病院は住民福祉増進のために設置する地方公営企業。地方公営企業法では病院事業局長のような管理者は体調不良や適格性欠如が認められた場合のみ任命権者の知事が罷免することができると規定している。 

 病院事業局長の任期は4年で、平成22年4月就任の伊江氏は2期目の3年目。 

 関係者によると伊江氏は今年1月5日頃、格が下の総務部長から任期途中での辞職願提出を促され、退職理由の書き方を部長に確認した上で提出。部長の働きかけは不当の疑いが強い。 

 県は働きかけを否定しているが、浦崎唯昭副知事が伊江氏を任期満了まで続投させる調整に入ったことが判明。続投により働きかけ疑惑の幕引きを図りたい意向も関係者に伝えており、隠蔽工作とみられる。 

 浦崎氏は安慶田氏と並ぶ翁長氏の側近。複数の県幹部によると、浦崎氏が独断で隠蔽を画策することは考えにくいという 

 一方、安慶田氏は教育庁人事で特定の人物とポストを挙げ異動を指示した疑惑などで先月23日に辞任。安慶田氏は昨年、伊江氏に辞職を促したことがあるが、今年に入ってからは伊江氏と接触していない。総務部長による辞職の働きかけに安慶田氏が関与していたかについても、今月15日に開会する県議会で野党が追及するとみられる。

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松本市長再選 新しい沖縄政治の胎動か

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今回の浦添市長選における松本市長の勝利は、新しい沖縄の政治が動き始めている胎動を感じさせました。 

沖縄の政治が難しいと思うのは、<基地>の呪縛から逃れられないことです。

なんともやりきれないことには、答えはふたつしかありません。

「苦汁の容認」か、「絶対反対」か、それだけです。まるで金太郎飴か踏み絵のようです。 

そしてこれを軸にすべてが回ってきたし、今でも回っているのが、沖縄の地方政治でした。 

浦添市長選でも似た構図が出来ようとしていました。 

<基地>が踏み絵となりかかりました。

地元紙はここぞと松本市長の公約違反を争点化しようとしました。勝敗がついた後もくどくどと愚痴っている、沖タイ(2月14日)です。

「政治家が公約にどう向き合うかが最大の争点となる特異な市長選代議制民主主義では有権者は、公約の実現を期待して投票する。選挙のときだけの公約であっては有権者の政治不信は広がるばかりである。(略)
 選挙戦で松本氏は「県、那覇市が容認し政治環境が変わったため足並みをそろえた」などと批判に正面から応える姿勢に転じた。
有権者から一定の理解を得たとみられるが、又吉氏の得票数を自らに対する批判票と受け止める謙虚さが必要だ。となったが、松本氏は公約転換の理由を繰り返し説明することで、批判をかわした。」

はいはい、ならば変節の名人・翁長氏はどうなんですか、と言いたくなります。辺野古では公約違反し、浦添などでは3回ヘンシンしてみせました。

松本市長は元々容認派でしたので、戻っただけです。

沖タイが言う1期めの「反対公約」は、昨日書いたように、移設の出元の那覇市長だった翁長氏が反対に変身したために、2階に上がって梯子をはずされた形となった松本氏ら浦添側も同調せざるをえなかっただけの話です。

この「公約違反」うんぬんは翁長氏の変身を軸に見ないとわからないのです。

翁長氏は浦添移設については、知事になってからも一度も反対していませんから容認派なはずで、ならば彼を支える共産党ら「オール沖縄」や地元紙ももまた容認派になってしまいます(苦笑)。

天に唾するとはこのことですが、都合が悪いことには知らんぷりをしているようです。

それはさておき、この容認か反対かという2択の議論に引きずり込まれたら、松本氏の勝機はなかったことでしょう。

また浦添市の場合、沖合の移転計画に伴う巨額の利権の存在です。土建業者にとってこれほどおいしい仕事はめったにありません。 

埋め立ててナンボ、基地の上物作ってナンボ、付帯する港湾施設を作ってナンボ、アクセス道路を作ってナンボという具合に、この移設計画から湧きだす経済利権は大変なものです。 

いかにそれが垂涎の対象なのか分かる動きをしたのが、維新・下地幹郎衆院議員たちの派閥でした。

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上の写真は下地氏が衆院選で維新(当時大阪維新)から公認証書をもらっている姿ですが、こんな立場の人が共産党や社民党と「共闘」できる道理がありません。

維新と彼らは根本的に安全保障観が異なるからです。

いつから維新は、移設に反対するようになったのでしょう。

にもかかわらず下地氏は、なんと「オール沖縄」陣営に走っていってしまいました。 

なぜでしょうか。

それは松本市長が、下地氏の神経をいたく逆撫でする政策を打ち出したからです。 

それはなんと移設案を、160ヘクタールに抑えることで、埋立面積を現行計画より72ヘクタール減らすという市独自の移設プランを作ったからです。

上は当初案。下は浦添市案です。

Photo1松本市長ブログ松本市長「百花繚乱日記」
http://tetsujimatsumoto.ti-da.net/ 

実に面白いと思いますね。容認、絶対反対と硬直せずに、住民にとってより環境的に最適化したものを国に投げ返すという姿勢が実にいい。

だいたいの首長は国からプランをもらうと、賛成か反対かの2択でしか発想しませんから、こういう自分たち地方自治体が住民目線でいじってみるという発想そのものが欠落しています。

何度も書いてきていますが、辺野古でも賛成・反対2択以外やりようはありました。

もう遅いですが、和解期間中にハンセン陸上案を提起すれば、政府も無下に拒否できなかったはずでした。

しかし、翁長氏は小指一本あげませんでした。共産党に怒られるからです。

二項対立の呪縛から逃れられれば、よりよい案はあるのです。

松本市長は移転問題を政治イデオロギーから解放し、「未来への投資」と市民に語りかけました。 

私はこういう地方自治体のスタイルを高く評価します。

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ただ補償金をむしり取るだけではなく、イデオロギーや利権に縛られず、大胆に国のプランに対置できる自治体案を練ることで、住民にとってよりよい移設計画に高め上げていく姿勢は、実に新鮮です。

<住民主権>とでも言うのでしょうか。

このスタイルは、いままでの沖縄には見られなかったものです。

左翼陣営は「市民」と口にしても、それは反基地運動家のことであり、保守にとっては企業のことでした。

「住民」という目線は、過激な反基地闘争の陰に隠れてしまっていました。 

高江紛争などでは、口では「やんばるの森を守れ」という人たちが、村の人々の生活を圧迫していました。そこには住民主権の姿は見えませんでした。

このような高江での反対派の狂態が県民にも明らかになるにつれ、「オール沖縄」の神通力は急速に衰えていきました。

さて、下地幹郎氏の奇怪な動きを追ってみましょう。 

下地氏は、沖縄大手土建業の大米建設の創設者の息子で、いまだ経営に影響力を持っていると言われています。 

下地氏が何を考えたのかは不明ですが、松本市長の基地縮小プランに反対だったことは間違いないことです。

「オール沖縄」陣営、つまりは翁長氏の下に走って行ってしまいましたのですから、なんとまぁ、節操がないことよ。

地方政治ではまれにあることはいえ、国政に関わる政治家がやることではありません。

自民党に党籍を持ちながら、共産・社民陣営に走った、かつての翁長氏や安慶田氏の姿を彷彿とさせます。

松本市長の対立候補だった又吉氏も、節操のなさでは人後に落ちませんでした。

「オール沖縄」に擁立されたものの、本来は「苦汁の容認」派でしたから、当初は「市長になったら住民投票で決めよう」などと、わけの分からないことを言っていました。

移設問題を住民投票で決するというのは、実はもっとも悪い選択です。

住民直接投票は間接民主主義を前提にしている議会主義を否定するばかりではなく、そのときの「気分」で大きく変化します。

それはBrexit(ブリグジット)などを見ればお分かりいただけるでしょう。

法的拘束力がないとはいえ、安全保障問題という国の安全がかかることを、そんな危うい方法で決するわけにはいきません。

ただしこの又吉氏はただ決められなかっただけのようです。支援の「オール沖縄」陣営に強く命じられたから反対と言ってみた、ていどのようです。

というのは選挙戦中盤になって下地一派が又吉陣営に飛び込んでくるやいなや、いきなり「苦汁の容認」派に復帰してしまうからです。やれやれ。

私はいい意味で松本市長のような「非沖縄的」政治家が、浦添市に誕生したことを嬉しく思います。

利権とポスト配分しか能がない利権政治家を選ぶか、硬直した左翼運動家しか選択が限られていた中で、沖縄に<住民主権>の政治家が生まれたことは素晴らしいことです。

次の県知事は、ぜひ松本市長のようなタイプになってほしいものです。

■写真アップしたらよくなかったので替えました。

 

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速報 浦添市長選松本前市長が当選! 「オール沖縄」の崩壊決定的に

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ぱっと花が咲いたような気分です。 

浦添市長線で自民・公明が推薦する松本哲治前市長が、「オール沖縄」が推す又吉健太郎氏を破って再選されました。

前市長といっても一時的に市長空位になったためで、事実上の現職です。 

心から祝福します。おめでとうございます。

宮古市長選に継ぐ「オール沖縄」の連敗です。 

これで沖縄政治の歪んで傾いた地軸が、正常化のコースに入ることでしょう。 

残る政府と対決姿勢をとる自治体は県下11市長中、わずかに名護と那覇だけのふたつになりました。

Photo_4http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/83914

「任期満了に伴う沖縄県浦添市長選が12日投開票され、無所属前職の松本哲治氏(49)=自民、公明推薦=が、無所属新人の元市議、又吉健太郎氏(42)を破り再選された。松本氏を推す安倍政権と、又吉氏を支援する翁長雄志知事の「代理対決」の構図だった。
 沖縄県の11市長のうち、那覇と名護を除く9市長は政権と協調関係にあり、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設反対で政権と対立する翁長氏は勢力拡大を狙った選挙だった。同じ構図となった1月の宮古島市長選に続く連敗となり、求心力に影響する可能性がある。
 投票率は61・37%で、前回を1・93ポイント下回った。
 選挙戦は、那覇市にある米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添市移設の是非も争点となった。松本氏は前回選で反対を掲げて初当選したが、その後容認に転じた。又吉氏は「市民投票を実施する」として賛否を明確にしなかった。一方、翁長氏は容認の立場で、関係が複雑になっていた。」(産経2月13日)

得票差は8690票です。それを伝える沖タイ(2月13日)です。

「任期満了に伴う沖縄県浦添市長選は投開票日の12日午後11時半過ぎに開票を終え、前職の松本哲治氏(49)=無所属、自民、公明推薦=が3万733票で、新人で前浦添市議の又吉健太郎氏(42)=無所属=の2万2043票を上回り、再選を決めた。」

政策より選挙、義理人情より選挙だった、「選挙ファースト」主義者の翁長氏にとってこの連敗は致命的な一打となりました。

翁長では勝てない、むしろ翁長こそが最大の敗因だ、このことを「オール沖縄」の各党派は思い知ったことでしょう。

承認拒否裁判に破れ、高江でも破れ、辺野古工事は再開され、宮古は勝てる戦を負けに導き、安慶田副知事の斡旋疑惑で側近が炎上して辞任に追い込まれ、そして訪米では無収穫、その上に日米両首脳が「辺野古しかない」と地名まで上げて確約するに至っては、誰の眼にも万策尽きました。

そして泣き面に蜂、止めの一撃が、今回の浦添市長選の敗北です。

もはやこんなに負け続ける者を、「オール沖縄」のボスに仰ぐ者はいません。

これで、「オール沖縄」の崩壊は決定的になりました。

そもそも今回争点となった浦添沖への補給基地の移設を推進したのは、那覇市長時代の翁長氏その人でした。

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那覇軍港

那覇軍港自体は74年に返還が決まっていましたが、返還条件にある県内の代替基地が見つからなかったために返還が遅れていました。

この時にも移転先に辺野古がでてきますが、結局、牧港補給しょうもセットで浦添沖合に移転することで決着しました。

つまり、これで那覇の市街地にあった軍港は移転され、同じく市街化が進む浦添にのさばっていた補給基地も沖合に移動しようという案でした。

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那覇市にとっても浦添市にとっても、ウィン-ウィンです。

政府は那覇市と浦添市に、軍港と補給施設を全面返還し、代替として新軍港と物資集積場を沖合に新たに作ることを提案しました。

[追記]篠原章氏によれば「松本市長は、今回選挙で、那覇軍港の浦添移設に伴う埋立面積を160haに抑えるプランを示した。埋立は現行計画より72haも少ないから、経費節減にも環境保護にもなる。
が、これをよしとしない下地幹郎+維新は翁長+オール沖縄に加勢した。浦添市民は実に健全な判断を下したことになる。」

迷惑料としての振興予算や民間港湾施設などの大規模整備もつけますよ、これが国の提案でした。

合意の流れとしては、98年に移設に積極的な稲嶺県知事が誕生し、2001年には振興策や港湾整備を条件にした儀間浦添市長が誕生し、移設作業は急速に進展するかに見えました。

さて、この構図、どこかで見ませんか?はい、そうです。普天間移転の構図そのものですね。

まさに「オール沖縄」がいう、「新基地」の要件すべてを充たしています。

しかしなぜか「オール沖縄」はこの浦添移転計画について、大きな反対運動を手控えてきました。なぜでしょうか?

この浦添移転について、翁長氏がコロコロと立場を変節して混乱を引き起こした元凶だったからです。

那覇市長時代の翁長氏は、当初こんなことを言っていました。

「決断に敬意を表する。今後、那覇港は県、那覇市、浦添市の三者が一体となって国際流通港湾として整備・管理することになる。振興発展を担う中核施設として整備されるように努力を重ねたい」(琉球新報2001年11月13日)

こんな言い方が「新基地」に通用するならば、今の辺野古移設についても是非こう言ってほしいものです。パロってみます。

「普天間基地が移設されることで、宜野湾は那覇市、浦添市などと一体となった広域首都圏として整備・管理されることになる。普天間基地の跡地が振興発展の中核施設として整備されるように努力を重ねたい」

このように熱烈推進だった翁長氏は、10年間近く棚上げになっている間に左翼陣営に媚を売るようになります。

理由は単純。仲井真氏の寝首をかいて、自らが知事になりたかったからです。

仲井真氏と自民を裏切った以上、この組織票はあてにできないので、左翼陣営との合体に走ったのです。

2013年2月、儀間市長の4選を巡って、浦添市長選が行なわれ、当時新人だった松本氏が新市長に選出されますが、実は移設問題について候補者は全員容認でした。

なぜなら、浦添市側としては、那覇市との合意を勝手に破れないからです。

ところが、既に知事の座を狙っていた翁長氏は、自分も関わって作った合意事項だったにもかかわらず、松本氏潰しに走ります。

この節操のなさが翁長氏の翁長氏たるゆえんです。

松本氏は公開候補者選びでトップだったにもかかわらず、翁長氏はこの結果を覆し、「オール沖縄」候補の西原氏をぶつけてきます。

結局、フレッシュな新人だった松本氏が当選するのですが、呆れたことには知事になった翁長氏はもう一回容認の立場に転向します。

別に賛成反対は言っていませんが、黙っているのは容認です。

えー、頭がグルグルしてきましたから整理します。

・那覇市長時代・・・推進
・知事野望時代・・・反対
・知事時代      ・・・沈黙

自分の変節の歴史そのものの浦添移転構想を、あまりつついて欲しくないというのが本音なんでしょうね。

「オール沖縄」もまた偽りのカリスマに持ち上げた翁長氏の粗をさらけ出す事になる浦添移転問題には、見えません、見えません、なんにも見えませんと決め込んで、蓋をしてしまいました。

こういう党派利害によって、辺野古とまったく同一の「新基地」建設であるにも関わらず、いささかも問題視されることなく、今回の市長選を迎えたわけです。

ですから、「オール沖縄」は明快に反対と言えずに、又吉候補のように「住民投票で決めてもらう」なんて弱々しいことをいう始末でした。

辺野古の海と、浦添の海のどこが違うというのでしょうか。

このようなご都合主義が終焉したのが、今回の浦添市長選挙だったのです。

潮目が変わりました。

翁長氏の野心と、左翼陣営の権力欲を無理矢理くっつけていた「オール沖縄」という枠組みは自壊コースに入りました。

宮古・浦添市長選敗北、辺野古・高江闘争敗北と、実に4ツもの敗北を受けて、「オール沖縄」は総括を巡って責任のなすり合いが始めるでしょう。

社民・社大は翁長氏を見限って、独自候補を模索するかもしれません。

共産党はあんがい翁長氏をまた担ぐかもしれません。

すると、宮古市長選でも見せた「オール沖縄」が分裂選挙に陥る可能性があります。

いずれにしても、「オール沖縄」という野合集団の政治生命は、今や燃え尽きようとしています。

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辛淑玉氏 政治集会における発言書き起こし

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辛淑玉氏の政治集会における発言の書き起こしが、「めらそく」様によって出ましたので、転載させていただきます。
ありがとうございました。

http://mera.red/%e3%82%b7%e3%83%b3%e3%82%b9%e3%82%b4%e3%81%a8%e6%b2%96%e7%b8%84%e3%81%a8

なおこのビデオ映像は、既にのりこえねっと自身の手で公開されています。

この中で辛氏は、今回「ニュース女子」騒動で「嘘と妄想とデマ」(沖タイ1月28日)として自らBPOに提訴した以下の事柄のいずれも公然と肯定してしまっています。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/81756

①公道における私的検問行為
②暴力行為
③在日を多数含む外人部隊の存在
④本土からの資金提供

笑えることには、のりこえねっとは自らアップして公開しておきながら、自分の代表が公然と違法行為の教唆煽動をしていたことを問題視されることを恐れたのか、著作権侵害だと言い始めているようです。

[追記] 著作権法32条 「公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。」
今回ののりこえねっとの「著作物」は既に公表されたもので、引用することに対しては正当な範囲内で許されています。

馬鹿か。なにが著作権ですか。ならば、書き起こしをするまでです。

これも著作権侵害で訴えるならば、よほどあなた方の発言がヤバかったことの自己証明となるだけです。

発言内容を見ると、辛氏は「体を張った」行為すなわち警察との暴力衝突、あるいは「じじぃ、ばばぁは嫌がらせをして捕まれ」という違法行為による被逮捕教唆を露骨に叫んでいます。

呆れたものです。こんな浅はかな考えで、沖縄を荒らしていたのですか。

辛氏の発想の根本には、権力を絶対悪と見立てて、それに反対することをは絶対善だとする考えが根強くあります。

絶対悪に対しては、何をしてもいい、それは正義だから許されるのだという思い上がりがあります。

ですから、法などはハナっからまったく眼中にありません。

彼らが親中・親北朝鮮なのは案外、法治主義を否定する体質がそっくりだからかもしれません。

「反日有理・革命無罪」というわけです。

理由が正しければ、何をしても、どんな違法行為を働いても許されるべきだという考え方です。

このような自分を絶対善として恬として恥じないタイプとは、議論が成立しません。

外国人が他国の安全保障問題に介入するのは、最高裁マクリーン判決で禁じられていると諭しても無駄です。

ですから、辛氏もBPOに提訴までして、長谷川氏の懲戒解雇まで望んでいるのですから、高江で何が起きたのか、どんな暴虐が支配していたのかはっきりさせましょう。

それにしても、身内の集会という気安さと「正義」の奢りが、辛氏の口を軽くさせた結果、「ニュース女子」報道が大筋において間違っていなかったことを、自分で証言するという大ポカをしてしまったのは痛かったですね。

それにしても、「若い者は死ね。じじぃ、ばばぁは嫌がらせをして皆んな捕まれ」とは恐れ入りました。

こういう、とてもまともでは言えないことを、煽れば煽るほど大向こう受けするのが、あの人たちのワールドなようです。

本当にこの人の言うのを真に受けて死亡事件を起こしたり、老人が拘束されたりすればこの台詞は教唆煽動をとられます。

まぁ、辛氏にとって死のうと捕まろうと、傷つけようとどうしようと、関係ないのでしょうね。辛氏を信じて高江に行った者は使い捨てですか。

あるいは病んだ山城氏に、「死ぬなら私が殺してやる」とは、なんとも芝居がかった言い方です。

ぞっとします。あんたら手鎖心中かって。

こういう台詞は「熱い」とは言いません。勘違いなだけです。

こういう勘違いの人が、勘違いに乱射しているのがBPO提訴なのです。

                   ~~~~~~~

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■2016年9月11日にのりこえねっとによって公開された、9月9日集会の辛淑玉氏発言書き起こし
※動画はこちらから
http://ksl-live.com/blog7551

「ないちゃー大作戦!全員集合!!」
のりこえねっと公式サイト: http://www.norikoenet.org
開催:2016年9月9日
会場:連合会館 2階 大会議室

<報告者>
島崎ろでぃー(写真家)
高橋直輝(男組)※添田充啓
横川圭希(confess)
満田夏花(環境NGO)
辛淑玉(のりこえねっと共同代表)
玖島穂高(全日本建設運輸連帯労働組合)
元山仁士郎(SEALDs RYUKYU)
<特別報告>
金平茂紀(TBS テレビ「報道特集」キャスター)
<国会報告>
福島みずほ(参議院議員)

以下、辛淑玉氏の集会発言全文

やんばるの森もいいよ、でもね、

あそこに置かれてるのは戦争の道具ですよ。戦争は世界最大の環境破壊であってね、人を殺すことなのね。だから、それをなんとかして止めていきたいと思います。

その中でカウンターをやってたメンバーは、東京から行ってくれた、わたしのような誇りですよ。ここでいて沖縄に対してやっていることは差別なんだなってことを多くの人がこの何年間の間に学んだのね。

そしてみんなほとんど金がない、どうやって生きているのか分からない、でもなんとか生きているっていうですね。それを信じてですね。

わたしなんか昔の大本営と一緒です。送ったらそのまま知らん顔ってね、あとは勝手におまえ頑張ってそこで生きてこいみたいな、いいんです、それで日本の文化なんですから、わたしたちもやりましょう。

向こうもそれでやってるならうちもやるしかないだろうってね。こっちはなんかきれいに美しく補給をしましょうって、補給なんかない!向こう行って食ってこい、向こうでなにしろやってこいって言って、それでなんとか撮ってきた写真は…これから実はロディさんはたくさんの写真を撮る機会を逸しました。

[公道における私的検問を認めた部分]
なぜならば現場の人が足りないからです。現場で彼ら2人が二十何台も止めた、それでも1日止められるのが15分。
でもあと3人いったら16分止められるかもしれないんです、もう1人行ったら20分止められるかもしれないんです。だから送りたいんです

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そして、わたしたちは私もねぇ、これからはっきりいいます、一生懸命これから稼ぎます。なぜなら私もう体力ない。

[暴力行為を教唆煽動した部分]
あと若い子には死んでもらう。若い子にはお国のために頑張ってもらうって稲田も言ってるんですから、稲田が言うなら私も言おうじゃないかって。

Img_4453

それからじいさん、ばぁさんたちは向こうに行ったらただ座って止まって、なにしろ嫌がらせをして、みんなつかまって下さい。
でね、70以上がみんな捕まったら刑務所もう入れませんから、若い子が次頑張ってくれますので。

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[在日が大量に高江に送り込まれていることを認めた部分]
ネトウヨなんかがね、朝鮮人たちがよく現場に行っているとか、あそこは朝鮮人が仕切っているとか書いてありますよね。
そりゃそうだわって。

あたしもそう。今回捕まった?(聞き取り不可)もそう。それから広瀬さんのそばにいる在日の人もそう。行ってますよ。
おそらく日本のね、1億何千万の比率に対して60万の朝鮮人の比率から言ったらですね、在日の数はたぶん比率としては高いと思う

なぜ高いのかって言ったら、それは沖縄のウチナンチューの胸の痛みが分かるからですよ。人間として蝕まれて、そしてですね、どこまでやってもいつまでやっても憲法番外地で、そして何をやってもね、何をやっても日本人にすらなれない。

領土としての日本だったかもしれない、だけども、そこで、ウチナンチューが沖縄人がですね、日本人として対等に扱われたことなんて一度もない。人間として扱われたことも一度もないんです。でね、その胸の痛みが分かるから。

[在日に暴力行為の教唆煽動をし、送金支援していることを認めた部分]
そして、私たちは一票ない。一票ない人間が何ができるのかっていえば、口でやるか、そしてもしくは一生懸命稼いで金送るか、もしくは現場に行ってね、体を張るかですよ

Photohttps://mobile.twitter.com/norikoenet/status/802316133428695040

だから現場に行ってね、何人も在日に会います、お互いにあってもねぇ「おーっ朝鮮人」とかってやりません。
やらないんですよね。普通だったら私なんかすぐハグとかやっちゃたりして勝手にセクハラか何かやってるんですけども。
そうじゃなくて、みんな体張って、「おまえも来たか」「お前も来たか」ってね
でね、沖縄で在日がやるってことはこの日本が私達のふるさとだからです。私たちはここで生きているんです。だからこの社会が壊れていくのがとても嫌なのね。

ただね、わたしは高江に行って、今の高江で一番嫌なのは、わーってシュプレヒコールやった後に踊らされることなんです。あれがまたけっこうきつい。もう60近いんだからね、なんかものすごい踊りが入るんですね。
あれみなさん是非事前に覚えていってほしいですね。で、あれが踊れないとあそこで闘えない。歌って踊って体力があって日焼けしても大丈夫というですね。その状態でないと行けないんです。

何しろ山城博治はもうボロボロです。申し訳ないけどね、山城博治に言いました、ね、病気で死ぬな、米兵に殺されるな、日本の警察に殺されるな、おまえが死ぬときは私が殺してやるって言いました。彼は今あそこにいるだけでいい。

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琉球新報またオスプレイ誤報

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琉球新報が、2月4日付けでオスプレイの「衝撃の新事実」を載せていますので、少し書いておきます。 

これは琉新が発掘したのではなく、「週刊金曜日」(2月3日号)に載った、ライターの新藤健一氏の記事が発信源になっています。 

沖縄県名護市の東海岸に不時着水した、オスプレイから流れ出した「米海軍航空機運用規程手順書(フライトマニュアル)」が、12月21日に宜野座村の海岸に漂着し、それが一般人に回収されたようです。 

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そこにこういう記述があったということで、琉新は1面トップで騒いでいます。まず見出しはからしてこうです。http://ryukyushimpo.jp/news/entry-438775.html 

「オスプレイ事故、大惨事想定 米軍が確認書、対応手順判明」 

そして続けてこう本文に続きます。

「米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの緊急時の対処手順などをまとめた米海軍のチェックリスト(確認書)の全容が3日までに判明した。空中給油中に給油機のホースや装備の一部がオスプレイに衝突する可能性があると記しており、プロペラに当たれば「大惨事を引き起こしかねない」と指摘している。」

この米軍フライトマニュアルに、「大惨事」という表現があったということで、琉新は小躍りしちゃったんでしょうね。 

自分で「大惨事の可能性」があると言っている危険な空中給油訓練なんかしやがって、というわけです。 

せっかくの琉新の喜びに水を差すようで申し訳ありませんが、ただの誤訳です。 

フライトマニュアルにあったのは「カタストロフィック」(catastrophic)という用語について、マニュアル発行元の米海軍航空システム・コマンドはこう定義しています。 

「死亡事故または全損事故」 

淡々とこう定義されており、昨年の12月13日に起きた不時着水は、機体が全損でしたのでこれに該当します。 

マニュアルにはすべての航空機の注意事項にも「カタストロフィック」という事態を想定してあり、別にオスプレイだから「カタストロフィック」になったということではありません。

ところが琉新にかかると、「オスプレイ事故、大惨事想定」とまるでオスプレイだから「大惨事」を米軍が想定していた、という意味になってしまいます。

こういう表現することを歪曲報道といいます。

「カスタトロフィック」には、琉新が期待する「大惨事」という訳語がもたらす、住宅地に墜ちて沢山死ぬぞという意味はまったく含まれません。 

たぶん琉新は、これで自分らが一貫して使ってきた「墜落」が正しかったと言いたいのでしょうが、前にも書きましたが、「墜落」は機体が空中分解したり、重要な部品が破壊されて操縦不能になって墜ちることを意味します。

ちなみに新藤氏も「墜落」と書いていて、このライターのスタンスが分かります。 

「墜落」と「不時着(水)」を分けるのは操縦不能になったか、ならないかです。 

パイロットが着水面を選択し、もっとも安全なピッチ角度である11度で滑り込んだ今回の事故を、墜落と規定するのは間違いです。 

「墜落」的状況ならコントロールするもなにも、その場で墜ちています。今回もヘリなら、その場で墜落しただろうと言われています。

オスプレイだから「事故が起きた」のではなく、オスプレイだからあれだけ長距離の飛行に「耐えた」のです。 

今回のケースの飛行ルートも分かってきています。当初はうるま市近辺の海上と思われていましたが、違っていて、実は本島北方海上でした。

パイロットは本島北方海上から辺土名岬をぐるりと迂回し、宜野座まで飛行した後に、不時着水しています。

なおこのパイロットは女性だと分かっていますが、彼女は冷静に、本島北部を通過する飛行コースを選択せずに、わざわざ大きく沿岸に沿って迂回飛行をしました。

その理由は、直線で飛行すれば、この機体は普天間までもった可能性がありましたが、住宅地に墜ちる可能性が捨てきれなかったからです。 

さて確かにマニュアルには、「空中給油中に給油機のホースや装備の一部がオスプレイに衝突する可能性」があると記述してあります。 

プロップロータ(プロペラ)が給油管(プローブ)ホースに衝突すれば、当然「カタストロフィック」になりますが、それは「大惨事になる」ということではありません。 

また、琉球新はこうも述べています。 

「その上で機体に衝突した場合はすぐに着陸するよう定めている。給油機のホースとオスプレイの給油管(プローブ)が外れなくなった場合も想定、給油機側でホースを「ギロチン(切断)」することも定めている。この場合、固定されていないホースがオスプレイに接続したまま飛行を続ける不安定な事態も想定される。」 

これが二番目の誤訳です。 

「ギロチン」という用語を新藤氏も琉球新も「切断」と訳してしまっていますが、間違っています。 

「ギロチン」(guillotine) を指す部品用語です。

彼らが好きそうな響きですが、新藤氏はわざわざ整備の経験者に取材してこんな言葉を引き出しています。 

「民間航空機のマニュアルには略号や専門用語がたくさんありますが、このような即物的な表現であるギロチンという言葉はなじみません、と驚きを示した」(「週刊金曜日」)

この「ベテラン整備士」とやらが知らなかっただけです。 

なぜなら、民間機は空中給油をしないことを前提に飛行していますから知らないのです。 

軍用航空用語で空中給油を調べれば、「ギロチン」が空中給油で必ず出てくる部品の名称だと分かったはずです。 

「ギロチン」という装置は、プローブ・アンド・ドローグ方式で空中給油を実施する場合、プロペラが給油管を巻き込んだ場合を想定して、ホースの根元を少量の火薬で切断する装置のことです。 

1950年に開発された枯れた技術で、珍しくもなんともありません。わざわざ民間整備士に聞かなくても、航空専門家に聞けば即答してくれたはずです。 

Photo給油ポッド内部のギロチンの配置の例 (原図 米国特許出願公告US4905937 A図2 西恭之氏による)

この装置は給油機の給油ポッドに装着されていて、事故時にはボンっと火薬で切り離すことができます。
 

これがないと、給油機は事故機と繋がったままになるか、給油管を引きずったままで着陸を強いられる事になります。 

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上の写真で翼下のホースを伸ばしているのが給油ポッドです。 

ちなみにオスプレイだから空中給油が危険だということはまったくなく、上のようなCH60ヘりでもリスクは一緒です。

琉新さん、せっかく貴重な文書が手に入ったのですから、少しは調べてから書きなさいよ。

■謝辞 静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之氏の論考を参考にさせていただきました。 ありがとうございます。

 

 

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辛い結果になりそうな辛淑玉氏

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今回の「ニュース女子」問題で、辛淑玉氏は攻撃方法を誤りましたね。 

まず、本来なら沖縄レポートをした井上和彦氏を言論で批判するか、それでもおさまらなかったら公開質問状のひとつも『週刊金曜日』にでも掲載してもらえば済むことだったのです。 

これを辛氏の運動家の習性の哀しさ。どんどんとエスカレーションしていかないとやった気がしないのです。 

つまり本来、「あたしのことを黒幕だなんていいやがって」ていどの私憤を公憤に変えて、「運動的拡大」をしないとダメだと勝手に思っているわけです。 

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、「運動家」という人種は、<私憤>⇒<公憤に転化>⇒<運動的拡大に発展させる>というプロセスを自動的に考えてしまう生き物なのです。

比喩的表現ですが、散歩していて電信柱にぶつかれば、こんな場所に電信柱を立てる東電が悪い、その東電と癒着して原発を拡大した自民党が許せない、再稼動推進の安倍ヒトラーを叩き斬れ、国会にデモかけるぞ、みたいになっちゃうんです。

一般人なら自分のことを悪く書かれれば、ふざけるなと怒鳴るていどですが、これを「被抑圧者・被差別民族の普遍的、かつ神聖な怒り」にまで自己肥大させてしまうのです。 

だいたい「ニュース女子」みたいな報道バラエティでちょっと批判されただけで、「これは沖縄ヘイトだ。差別だ。沖縄を憎悪しているのだァ」だなんてダンビラ振り回しますか、普通。ありえないですね。

血の気が多い人でも、抗議の電話を局にかける程度じゃありませんか。

弁護士雇って記者会見して、デモ組織して抗議したい相手の会社にまで押しかけてシュプレッヒコールなんかします?

市井に生きる常民は、ことを荒立てないというのが常識ですが、運動家はことを荒立てないと商売にならないのです。 

こういう人のことを昔の人はひとことで、大人げない人と言いました。 

辛氏は、反ヘイト運動の成功体験に自己拘束されているのです。

人間って勝ったパターンを無意識に自己模倣してしまうものですが、今回の辛氏は典型的なそれです。 

反ヘイトスピーチ法を成立させ、とにもかくにも国を動かしたという気分になっていたんでしょう。 

まぁ、実際は、政府としても国際社会で在特会みたいなものを野放しにしていると批判が集まってきましたから、鎮静化させて先進国スタンダードにしたいという思惑と、辛氏の利害が一致しただけなのですがね。 

とまれ、辛氏はこれで自分に歯向かう輩は、ことごとく「ヘイトだ」と一喝すればたちどころに勝てると思い込んだようです。 

さもなくば、あんなに簡単に中間的プロセスを吹っ飛ばしていきなりBPO(番組放送倫理・向上機構)に提訴し、大々的に記者会見をぶったりしませんって。

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これは先ほど述べた心理プロセスでいえば、<私憤>を<公憤に転化>したわけです。

<公憤>なんですから、辛氏が信奉する普遍的価値を全開します。

ほとんどの人はブラックマジックの呪詛にしか聞こえないでしょうが、あれが彼女の「普遍的真理」なのですから、しかたが仕方がありません。ここで争っても無駄です。

そして沖縄地元紙を引っ張り込み、BPOを突き上げ(リカ同志がいたらよかったね)、東京新聞の論説主幹を土下座させたわけです。ここまでは快進撃でした。

ここで彼女は大きな戦術ミスを犯しました。噛みつく主要打撃対象を間違えたのです。

彼女はこれを「闘争」だと思っていますから、相手に社会的影響力の強い人物のほうが訴求力があっていいと思ったのでしょうね。

本来、レポーターをやった井上和彦氏に矛先を向けるべきでした。

20170128095840井上和彦氏

彼が現地報道をしていたのだから、本来的に井上氏にその言論責任があります。

番組で首を振ってだけの長谷川幸洋氏を引っ張りだすのは、筋違いもいいところです。※長谷川幸弘ではなく、正しくは幸洋でした。

これも悲しい運動家の性です。食いつくなら大者がいい、そのほうが運動にパンチが出るとでも考えたんでしょう。

Photo苦虫をかみつぶす長谷川幸弘氏 

井上ごとき「小物」(失礼)ではなく、そうだ司会をやっていたのはあの右翼ジャーナリスト(失礼)として高名な長谷川幸洋めがやっていたではないか、こいつだぁ、と辛氏は閃いたのだと思います。

せめて番組全体の批判ていどか、人格的に絞っても井上氏あたりに済ませればよかったのです。

それをあろうことか、開戦劈頭の勝利に酔った辛氏は、長谷川氏が在籍する東京新聞に向かって、「こいつを首にしろ」とまでやってしまいました。

その辛氏の言動をシンパシーを込めて伝える沖タイ(2月3日))です。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/82573

「東京MXの番組「ニュース女子」で司会を務める東京新聞・中日新聞論説副主幹の長谷川幸洋氏の罪は深く重い。一番の問題は、副主幹という肩書を持つジャーナリストがデマを出したということだ。これは、企業の管理監督責任だけで収まらない。ジャーナリズム全体の信用を失墜させたという意味では、懲戒解雇しか考えられない。」

さぁこれでもう別次元の問題になってしまいましたよ、辛さん。気がついていましたか。

つまり「沖縄ヘイト」問題ではなく、<言論の自由>という異なった次元の問題に戦線拡大してしまったのです。

辛氏はあくまでも司会をしていたにすぎない長谷川氏に対して、社をクビにしようとしたわけです。

言い換えれば、辛氏が長谷川氏の言論人生命だけではなく、氏の社会的生命まで潰すことを目論んでいたと言われても弁解のしようがありません。

それにしても辛さん、長谷川氏がこんな程度でへコむようなヤワなキャラだと思っていましたか。甘く見すぎです。

長谷川さんの立場は、朝日で青山繁晴氏が論説副主幹やっているようなもんです。ひ弱では務まりません。

今回も社内の望月某がツイッターでわーわー言っていましたっけね。あのような孤塁を守る男が、こんな理不尽な要求に腰砕けになるわけはありません。

東京新聞が2月2日に出した、土下座声明はこのようなものでした。

「内容が本紙のこれまでの報道姿勢および社説の主張と異なることはまず明言しておかなくてはなりません。加えて、事実に基づかない論評が含まれており到底同意できるものでもありません。(略)とりわけ論説副主幹が出演していたことについては重く受け止め、対処します」

Photo_2屁垂れ東京新聞 

まったく報道機関としてわけのわからない記事です。

何が問題で、誰が謝っているのでしょうか?

言論機関が謝罪するなら明確に、「○○が誤報でしたので訂正いたします。故に申し訳わけありません」でなければなりません。

ところがその記述が一切なく、「うちの社の長谷川氏がとんだ不始末仕出かしやがりまして、何らかの対処させていただきます」にすぎません。少なくともジャーナリストの書く文章ではありません。

「長谷川、お前、いいからともかく頭を下げておけ」というエライさんの声が行間から伝わって来るようです。

だいたい「対処」とは、通常の会社社会では懲戒を意味するのは常識です。

私は、そんな社員の首を差し出すことをすぐに言えてしまう会社だけには、勤めたくはありませんな。

これで長谷川氏の反骨精神に火が着かなかったら、そのほうが不思議です。

自ら「私が籍を置く東京新聞は、いまや日本でもっとも過激な左派の新聞である」という職場で、堂々と保守の筋を貫いている人物なのです。

彼は既にラジオで社中枢からの「内示」を受けたと言っていましたから、おそらく論説副主幹解任でも打診されたのでしょう。

あるいは定年を越えていますから、退社勧告くらいあったのかもしれません。

それもおそらくは依願退職という穏便な形を取ってくれんか、退職金割り増しするから、くらいなところでしょう。

辛氏がいうような「懲戒解雇に相当する」はずがないことくらい、社の中枢はわかっているはずですから。

そして長谷川氏はキッパリこれを拒否して、しかもラジオでこの圧力がかかった事実を暴露してしまい、「言論の自由の問題だ。オレを切るなら北朝鮮と一緒だ」とタンカを切ってしまいました。
http://www.sankei.com/entertainments/news/170206/ent1702060011-n1.html

さぁ、困ったのは東京新聞です。

ここで長谷川氏を解任したりすれば、社内の言論の自由も認めない報道機関として赤恥をかきます。

そもそも東京新聞が、極左の報道姿勢を取れたのも、社内では様々な議論を経ているが、その討議を経た結果が社論なのだという建前がとれたからです。

うちには長谷川みたいな奴を、論説副主幹にしているくらい度量が深い民主主義的会社なんです、ってわけです。

これを司会者として首を振っただけの長谷川氏を解任してしまえば、東京新聞の本質丸見えとなってしまいます。

長谷川氏は賢明にも、1週間沈黙して辛氏に言いたいだけ言わせた後に、「ニュース女子」の番組内容そのものには一切口をつぐみながら(だってあれは井上さんの言説ですから)、この辛氏の攻撃を「言論の自由」方向に持っていきました。

見事な危機管理対応です。

他のマスコミとしても、番組で首をふった程度で、司会者がそのつど社会的生命を抹殺されることの意味を多少なりとも考えたことでしょう。

もしこんな辛氏の言論圧力が正当化されるならば、例えば上念司氏が出演するラジオ番組『おはよう寺ちゃん』の寺島尚正アナも危ないでしょうし、左翼に憎まれそうな人ばかりを集めたニッポン放送の『ザ・ボイス』の飯田浩司アナなんか、もっと危ない事になります。

外部からコメンテーターの言辞が批判されて、うっかり「そうですね」なんて言おうもんなら懲戒解雇になってしまうからです。

そうなれば、日本のメディアは揃って保守系論客を出演させなくなることでしょう。

ま、これが辛氏の目的のひとつなんですがね。

そろそろメディアも、この辛氏の闘争目標を分かってきたらよさそうなものです。

辛氏は言論には言論で立ち向かう、という民主主義のルールを逸脱しました。

長谷川氏や番組に文句があるならひとりの言論人として戦えばいいだけの話でした。

それを辛氏は事を荒立てて社会運動化したいばっかりに、BPOという権威に訴えたり、長谷川氏を雇用している東京新聞の権力を使おうとするからいけないのです。

辛さん、事を荒立てて大騒ぎすれば運動になるわけじゃありませんよ。

この「ニュース女子」騒動、辛氏にとって辛い結末になりそうです。

ちなみに「安倍、叩き斬る」と叫んだ山口二郎氏や、中指を立てた反ヘイト活動で有名になってしまった香山リカ氏が、こんな長谷川謝罪要求市民運動を始めるそうです(苦笑)。

言われたくない人たちばかりですね。

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■改題してしまいました。ごめん。

 

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すり替えただけでは事実は消せない

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反対派の「反論」の定番は、論点のすり替えと揚げ足取りです。

昨日も来ましたが、全体を見ようとせずに揚げ足が取れる一点に集中します。

昨日の場合は救急車の私的「検問」でしたが、自分たちで警察車両まで止めて私的「検問」をしたことを自慢げにツイートしているくらいですから、行き過ぎた反対運動の戦術があったことは隠しおおせるわけがありません。

そもそも彼らの民兵まがいの私的「検問」は白昼公道においておおぴらに行われており、多数の目撃例があり、映像も沢山残されています。

Photo
逃れようもない犯罪行為です。

彼らは自分たちの違法行為を棚に上げて、「救急車検問はなかった」と言えばまるで「検問」全体がなかったかのように言えると思っているようです。

これが詭弁術である論点のすり替えです。詭弁術とは別名虚偽術といい、もっともらしい嘘を意識的につくテクニックのことです。

普通の市民はこんな詐術に馴れていないので、反対派活動家からこのように突っ込まれるとグっと詰まって負けてしまうことも往々にあります。

次なるは、依田氏に対する執拗な個人攻撃です。個人攻撃も詭弁術のひとつで、これも「木を見て、森を見ない」やり方のひとつです。

「木」つまり、「救急車の出動回数が増えた」という依田氏の言論に対して否定的調査がメディアから出ると、「ほら見ろ。全部捏造だ」と決めつけます。

つまり「森」、高江地区の不法な反対派支配は事実そのものまで全否定してしまうわけです。

そしてそれどころか、依田氏を「サイコパス暴力男」として描くことで、彼を社会的に葬るばかりでなく、依田氏の暴行事件と添田や山城氏の暴力とを相殺しようとします。

私的「検問」行為によるトラブルで偶発的に起きた依田氏の事件と、計画的に政府職員の公務を妨害しようとして起きた集団暴行事件を同列にすること自体が間違っています。

実はこの攻撃したい相手を「サイコパス」などと罵るのも、「レッテル貼り」、あるいは「相殺」という詭弁術です。

この依田氏の暴行事件も、依田氏の言い分では突き飛ばしたという事になっているのに対して、反対派側は切れて縫ったという事になっています。

現実にどうであったのかは、分からないとしかいいようがありません。また、依田氏がナイチャーだからどうのと言うに至ってはびっくりしました。

依田氏が、よしんばナイチャーだからどうだというのでしょうか。※生れは本土でしたので訂正いたします。

彼は立派な農業をして、やんばるの赤土に根をしっかり下ろしています。いつから血統主義になったのか。

もちろん依田氏はサイコパスではありませんし、仮にそうだとしても添田や山城氏が犯した集団暴行事件の事実が消えてなくなるわけでもありません。

こういう詭弁ばかり言っているから、なぜ高江紛争で負けたのか反対派は永遠に総括できないことでしょう。

運動は弾圧では潰れません。弾圧はかえって結束を高めます。

本当に運動が崩壊してしまうのは、運動内部に疑心暗鬼が走り、内部での抗争が始まる事によります。

Img_4453

今回の場合は、既に運動に内包していた<血と暴力>というダークサイドを安易に解放してしまったことから始まりました。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/20165-b8be.html

一連の流れを見てみれば、お分かりになると思います。

今までそれなりに非暴力直接行動の枠ギリギリに納まっていたものを、8月頃より一気に暴力を解放した結果、指導者である山城氏が逮捕・拘留されてしまいました。

これで事実上反対運動の指導部が瓦解し、さらに暴力路線を嫌った共産党は分裂していきました。

これを発端にして、翁長氏の宮古市長選の応援失敗と連動した安慶田副知事斡旋疑惑が起きて、「オール沖縄」は自壊の坂を転がり落ち始めます。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/post-7885.html
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/post-4b03.html

今月の浦添市長選の結果が敗北に終われば、「オール沖縄」の亀裂はさらに決定的になるでしょう。

この自壊のきっかけを作ったのが、添田の登場だったのであり、彼を送り込んだのが辛淑玉氏だったのです。

さて今回の「ニュース女子」問題ですが、先日述べたように作りが甘いのは事実ですが、これで司会をした長谷川幸弘氏を解雇せよと迫る辛淑玉氏側はエキセントリックに過ぎますす。

ここでも反対派は、昨日の荒らしと同じ手法をとっています。

取材した側が「トンネルから先には危険で行けない」と言ったことをもって、取材をしていないのに誹謗中傷したと言うわけです。

まるで、高江地区でなにも起きなかったかのようですね。

昨年高江地区で白昼公然と私的「検問」が行われ、集団リンチ事件や、防衛局職員がテントに拉致されて資料を強奪される事件が頻発したことを都合よく忘れてしまったようです。

「トンネルから先に行っていない」という一点を揚げ足取りして、あたかも全体に平和的反対運動だったとすり替えたわけです。

「反対運動で被害を被っているというニセの被害者を登場させた」というなら、高江地区の人々がどのように反対運動を感じていたのか、沖タイの記事を読むことですね。

沖タイ記事でよかったですね。これが産経だったら、右翼紙がデタラメを書いていると一蹴されたことでしょうから。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/61153

辛淑玉氏はここでもまた、得意の「救急車」を出してきます。

さきほど述べたように「救急車検問」を否定したところで、公道における私的「検問」の事実そのものが消えるわけでもなんでもないのです。

日当うんぬんについては、貰っている労組や政党、「平和団体」の専従もいるだろうし、弁当自弁できている人もいるというだけの話です。

またここでも「木を見て、森を見ない」という詭弁術を使っています。

番組の例証の提示が杜撰だったことは事実ですが、番組の大筋は事実から離れてはいず到底「捏造報道」とはいえないものです。

しかし、辛氏はこれを「沖縄ヘイト」とまで呼びます。これもレッテル貼りという詭弁術です。

「沖縄の人々の思いを無視し、踏みにじる差別であり、許しがたい歪曲報道である。また、権力になびく一部のウチナンチュを差別扇動の道具に利用して恥じない「植民者の手法」でもある」(辛淑玉氏声明)

だから司会の長谷川氏を首にしろということのようです。ここまで来ると、もはや露骨な言論弾圧です。

自分たちを批判したら会社を首にしてやるというわけで、イッちゃってるとしか言いようがありません。

このような圧力をメディアにかけることで、沖縄の反基地運動を批判することを書いたら社会的に葬ってやるぞという威嚇を狙っています。実に陰湿です。

元来沖縄地元紙と主張が同じだった東京新聞は、床にアタマを擦りつけんばかりにして平身低頭しました。

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また長谷川氏と同じ東京新聞記者の望月衣塑子氏は、こうツイートしています。

どうやらこれが東京新聞の社内の空気らしいですね。

「裏付けのないヘイト」ですか。ほぉ、言葉遣いまで辛氏や地元紙と一緒ですね。

Ws000751

一方長谷川氏は月曜日のラジオ番組で、このように述べていました。

1.番組についてはコメントしない。
2.東京新聞とニュース女子は無関係なのに、なぜ東京新聞が関与するのか。
3.意見が違うということで私を処分するというのは言論の自由の侵害である。
4.東京新聞の意見と社員が社外で意見を言うことは別。こんな事を許したら東京新聞は北朝鮮と同じになる。
 

長くなりましたので、今日は長谷川氏の報道姿勢を述べた文章を引用して終わりにします。

この一文が、東京新聞中枢と辛淑玉氏への的確な反論となっているでしょう。 

「多くのマスコミ関係者は「政権や権力と戦うのが使命」と思っている。私は政権と戦うのがマスコミの使命などとは、まったく思っていない。そんなことをいったら、マスコミはいつだって政権反対の立場に縛られてしまう。

 自民党が政権をとったら自民党反対で、民主党政権になれば民主党反対ではないか。そうではなく、マスコミは政権がどうであろうと自分自身が自由に考え、意見を述べるべきなのだ。マスコミが単なる政権の逆反射に陥れば、自由に考えているのは政権の側で、マスコミは思考停止になってしまう。

 権力監視は大事だが「権力は絶対的に悪だ」という話ではない。そんな極論を言い出せば、警察も自衛隊も国税庁もいらない話になってしまう。
肝心なのはマスコミが時の政権や権力から自由にモノを考え取材し、意見を述べる。それに尽きる。
 私が籍を置く東京新聞は、いまや日本でもっとも過激な左派の新聞である。デモがあれば、1面を大々的にデモの写真で埋め尽くした。

 何を報じ、何を訴えようと自由だが、私が東京新聞とは正反対の発言をしたり書いたりするのも、もちろん私の自由だ。東京新聞の大勢が主流派であるとすれば、私がたった1人で反主流派を貫いているのは誇りに思う。ときどき「東京新聞から出て行け」という声も耳にするが、そういう輩は言論の自由の本質をまったく分かっていない。」(週刊ポスト2015年10月9日号)

ちなみに辛淑玉氏の最新動画が届いておりますので、ご覧ください。ま、こう言う人です。

題して「若者は死ね年寄りは捕まれ」。盟友の福島瑞穂も登壇します。
http://ksl-live.com/blog7551
 
 

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高江紛争に<血と暴力>を持ち込んだ辛淑玉氏

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今回の「ニュース女子」問題でうんざりするのは、シンスゴ(辛淑玉)という運動家のあざとさです。 

たかだか東京ローカルの番組で批判的に取り上げられたくらいで、BPOに提訴するのかと驚きます。 

シンスゴ氏が高江紛争で果たした役割からすれば、あのていどの批判など軽い猫パンチです。 

「黒幕」と言われたことがいたく勘にさわったようですが、ではシンさん、あの添田充啓(別名・高橋直輝)を高江に連れてきた張本人はどこの誰だったでしょうか。

シンスゴさん、それはあなたです。

添田は言葉の比喩ではなく、紛いもなく真正のならず者です。 

Photo

上の映像で山城議長と並んで、シャツから入れ墨を見せている男が添田です。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-d19e.html  

この写真を見ると、腰に手を当てて警察をなめきっている添田の姿勢がわかります。 

この人物が本土でやってきたことは、反ヘイトの看板をかけた暴力的反対派狩りでした。 

ある時は在特会をリンチにかけ、ある時は安保法制デモに紛れ込もうとした過激派を蹴りだし、そしてある時は身内さえも容赦なくリンチにかけました。 

これが世にいう「十三リンチ事件」、あるいは連赤事件を暗喩して「十三ベース事件」と呼ばれています。
※十三ベース事件
http://togetter.com/li/974584
http://critic20.exblog.jp/25658919/ 

反差別という美名の下で行われてきたこの殺人未遂事件に関わったのが「しばき隊」で、その暴力部隊「男組」の責任者がこの添田でした。

下の写真は男組のウェブに乗っていたものでしたが、中央に添田がいます。

ちなみに男組で検索すると、構成員がクリカラモンモンの半裸を誇示していたり、釘を打ちこんだバットを持っていきがる写真も出てきて、まるでVシネマの世界みたいで気味が悪いもんです。

Photo

この暴力を生業とする人物をあろうことか、高江に連れてきたのが、シンスゴ氏でした。 

反ヘイト法が実施されて、次のターゲットを探していた添田ら「男組」は、沖縄のことなどなにひとつ考えたこともないくせに、いそいそと誘われるままに高江に行ったわけです。 

添田が現地・高江に入ったのは7月末か、8月初めだと推測されています。 

この時期を境にして、高江N1裏テントの「空気」が微妙に変化し始めます。 

添田が作り出した<血と暴力>の匂いのする空気は、着実に山城氏たち現地闘争本部に浸透していきます。 

従来、山城氏の戦略は、ゲリラ戦のように山を自在に使って出没して工事を妨害し、資材や工事関係者を「検問」で阻止し、警備陣を翻弄し、工事を遅滞させることでした。 

この間に、メディアを使って「警備陣の暴力」を全国に訴えて世論を喚起し、「政府はやりすぎだ。高江にヘリパットを作るのはおかしいんじゃないか」という世論を作ろうとしました。 

下の写真は地元紙ですが、力を頼む警備陣が暴力で平和を訴える市民を弾圧している、と書き立てました。

思い出していただきたいのですが、本土メディアもほぼこのようなトーンの報道をしていましたね。 

Photo_2

ところが、この<平和を愛する市民vs国家権力>という構図が見事に破壊されたのが、8月5日のN1裏テントにおける山城容疑者が主導した防衛局員集団暴行事件でした。 

山城氏たちは、警官や琉新記者が付近にいるにも関わらず、白昼公然と職員を集団暴行してしまいました。

山城氏はこれらの暴行事件で刑事犯として逮捕され、現在も拘留の身となります。 

Photo_4

 下は防衛局が正式に作成した暴力事件の資料です。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/post-36a1.html3

 山城氏が普通の戦略を描ける指導者であれば、高裁で敗訴した以上、承認拒否の最高裁判決もまた敗訴に終わるのは見えており、1月には工事が再開されることを、読んでいて当然です。 

このまま年末から来年まで高江で「ゲリラ戦」を駆使して持久できれば、政府側は辺野古工事警備と二正面警備となり、厳しい対応を迫られます。 

ですから、暴力闘争に踏み切らずにたった60日間持久できればよかったのです。

いや、そこまで頑張らなくても、12月22日の政府主催返還式典をたった数日遅らせるだけで「勝利」と総括することが可能でした。

過激闘争に走って、自らが逮捕されることによって自滅の道に導いたのは、高江紛争において余人では代理がきかない山城氏本人だったのです。

この高江紛争の<空気>を変えてしまった添田自身も、下の映像の8月25日の職員暴行事件を引き起し、傷害罪で逮捕されます。 

Img_4548_2

 いままで高江では何人も逮捕されていますが、いずれも拘留却下されていたのに対して、初めて司法は山城氏と添田の拘留請求を認める厳しい判断を下しました。

ここを分岐点として、政府は従来の揉め事は避けるソフト路線から転じて、過激分子に対しては逮捕・拘留・裁判で臨む強い姿勢に転じ、高江に繋がる道路における反対派の不法駐車に対しても厳しく取り締まっていく路線に転換しました。

この添田が引き起こした一連の<血と暴力>が、いかに高江紛争を変えたのかお分かりいただけたでしょうか。

このやくざ崩れを高江に連れてきた人物こそ、シンスゴ氏その人です。

下の「のりこえネット」のポスターで高橋直輝の名で登壇しているのが、この添田です。

Photo_3

 私はこのポスターは5万円ウンヌンでよく登場しますが、それ以上に添田という前科三犯の男を高江に入れたことにより、闘争を暴力化させた罪深いものとして記念碑的なものになってしまったと思っています。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-788c.html

シンスゴ氏はこのように深く高江紛争の暴力路線に大きく加担していたわけで、まるで暴力がなかったかのようにシラばっくれるのは見苦しいからお止めになったほうがいいと思います。 

シンスゴ氏が狡猾なのは、批判を受けると使い馴れた「在日差別」のテクニックを応用して、「沖縄ヘイト」という造語まで作って反撃してくることです。

「自分はいつも正しい。自分を批判するのはヘイトだ」というわけです。

「ヘイト」持ちだしゃ勝てると思っている困った人たちです。

■改題しました。いつもすいません。

 

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東京MX「ニュース女子」問題について

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1月5日に東京MXで放映された「ニュース女子」に対して、シンスゴ(辛淑玉)氏が吠えています。 

毎度のことながら、このアクティビスト (活動家)のけたたましいこと。

なんでも、「司会したハセガワが同調していたのは許せん。東京新聞はこいつを首にしろ」とまで叫ぶのですから、尋常ではありません。 

ジャーナリストが司会で同調的態度をしたていどのことで、そのつど会社を首になっていたら、首がいくつあっても足りゃしません。 

そもそもこの番組は、大変にローカルな番組です。※地上派でしたので訂正しました。 

一瞬お色気系かと思う雰囲気にくるんで、硬派の時事問題を、地上波では絶対に呼ばれない論客たちがでまくるという一風変わった番組のようですが、例によって知らなんだ 

Photo

到底、硬い時事番組には見えませんね(笑)。いつもはバリバリの硬派の長谷川幸弘氏が、このキャバクラのような雰囲気にニカニカしているのが可愛い。 

とまぁ、こんな報道バラエティが高江紛争を扱って、それが「沖縄ヘイト」だとしてシンスゴ氏が噛み付き、これに待ってましたとばかりに、琉新と沖タイが相乗りして連日1面をにぎわせていたようです。
https://www.youtube.com/watch?v=gGnlO81rwcI&t=173s 

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シンスゴ氏の声明文です。

「現場にも行かず、当事者にも取材をしない一方で、反基地運動によって迷惑をこうむっているというニセの「被害者」を登場させる。そして、「沖縄の反基地運動はシンスゴという親北派の韓国人が操っている。参加者はカネで雇われたバイトで、その過激な行動で地元の沖縄人は迷惑している」というデマを流して視聴者の意識を操作する。
 これは、沖縄の人々の思いを無視し、踏みにじる差別であり、許しがたい歪曲報道である。また、権力になびく一部のウチナンチュを差別扇動の道具に利用して恥じない「植民者の手法」でもある。」

私はこのテの文章を3行以上読むと悪寒がするので、全文はこちらからお読みください。
http://mainichi.jp/articles/20170127/rky/00m/040/002000c

いちおう日本語らしいのですが、彼ら内部でしか通じない呪文のような用語でつづられているために、半分読み通せればリッパです。

彼女の言っていることに一対一で答える必要はないと思います。 

オール沖縄のオフィシャル・イデオロギーである、通俗的「沖縄差別論」であるにすぎません。

これに対して DHCシアター(※)は濱田社長名でこう回答しています。※コメントの指摘をいただいて訂正いたしました。

「そもそも法治国家である日本において、暴力行為や器物破損、不法侵入、不法占拠、警察官の顔写真を晒しての恫喝など数々の犯罪や不法行為を行っている集団を内包し、容認している基地反対派の言い分を聞く必要はないと考えます。
DHCシアターでは今後もこうした誹謗中傷に屈すること無く、日本の自由な言論空間を守るため、良質な番組を製作して参ります。」

なるほど、メディアがベタ一色なので、こういう社が一社くらいあっても毒にはならないと思いますが、そう言うとこれで終了なので、高江紛争をその当初からウォッチしてきた者としてコメントしておきましょう。 

シンスゴ側が問題としているのは、以下です。 

①トンネルの前よりのレポート。「反対派の暴力行為により地元の住民でさえ高江に近寄れない状況」
●シン側・・・トンネルからヘリパッドまで25㎞あり、ホテルも営業していて高江の住民は自由に往来している」
 

②地元住民の声。「反対派が救急車を止めて現場に急行できない事態が続いた」
●シン側・・・そのような事実はない。
 

③「抗議活動に加わった人権団体のりこえネットが5万円の日当を払った」
●シン側・・・「金銭目的で運動に傘下しているかのように歪曲して報道した。交通費相当を支給し、現地の様子を発信する”市民特派員”を募集しただけ。

 公平に見て、この「ニュース女子」高江レポートを取材した井上和彦氏の取材には、やや甘いところが見受けられます。 

①の「トンネルから先に反対派の暴力で行けない」というのは、大げさに過ぎます。

この取材が昨年末だとすると、その時期には既に高江周辺ににおいてそこまでの暴力的状況は解消されていました。 

ですからトンネルをくぐると危険だというのは、オーバーです。

おそらく井上氏は下のような状況を念頭に置いたのでしょうが、彼らは山城氏逮捕後、指導者を失って暴力行為は手控えるようになっています。 

ただし井上氏の名誉のために言っておくなら、一時期極めて先鋭な暴力闘争が高江地区を震え上がらせて、地域社会を混乱に陥れたこと自体は紛れもない事実です。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/post-1f27.html 

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確かにこの時期は反対派は県道に自動車のバリケードを築き封鎖してしまい、ピケット要員にその下にもぐりこませ、警官隊に実力で抵抗していました。 

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高江の住民は通学にも畑に行くことすら制限され、唯一の購買施設の共同売店の維持にも支障がでていました。

実はこの状況のすさまじさは、今回シン氏に相乗りした沖タイすらこう報じているほどです。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/61153

「高江の農家、ヘリパッド抗議に苦情 県道混乱で生活にも支障
2016年9月8日 ステッカーを使った対策は5日から始まった。区は村を通じ県警に通知。市民側にも伝えているが、仲嶺久美子区長は「農家から効果があったとの報告はない。周知が必要」と言う。
 県道70号では8月から、市民が「牛歩作戦」として、工事車両の前を時速10キロ未満の速度で走る抗議行動を展開。
機動隊の交通規制もあって県道は渋滞し、出荷や作付けする農家を中心に地元住民の往来に支障が出ていた。(略)
高江共同売店では物品の入荷日を抗議集会のある曜日は避けるようにした。仲嶺区長は「区民のストレスは限界に来ている。早くヘリパッドを完成させた方がいいとの声も出ている」と打ち明ける。通勤、保育園送迎、通院などに支障が出ていると苦情は絶えない。
 7日早朝、抗議行動を遠目で眺めていた与党県議は「これでは反対していた人たちまで離れていく。工事を進めたい国の思うつぼだ」とつぶやいた。」

沖タイ記事のように高江は一時期、学校や地区行政も地域住民の車だけでも通してくれないかと反対派に懇願するといった、警察も行政も空白の実効支配地域となっていました。 

次に②の反対派の私的検問行為ですが、これを否定されては困ります。沢山の映像や動画で記録されています。
※反対派の検問映像はこちらからhttps://www.youtube.com/watch?v=TSbJlNS9rmU&feature=youtu.be 

下の写真は反対派のツイッターからのものですが、なんと警察車両を「検問」していると得意気に書き込んでいます。

 

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 ※以下4行は裏がとれない情報のために削除しました。2月7日

シン氏の代理人である金竜介弁護士はこう述べています。

「高江に集まっている人々はテロリストで犯罪者、不法行為者、黒幕としてお金を集めて送っているのが辛さんだとの虚偽の内容だ。辛さんの人権を侵害し、日常生活を脅かす報道だ」

私は高江の反対派に対して一律にテロリストだとも犯罪者だまでは思っていませんが、過激な反社会的暴力行為を厭わない人たちであるとはいえるでしょう。
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 上の写真は8月4日に起きた山城氏指揮による防衛局暴行事件の動画から、静止画に切りとってみました。
https://www.youtube.com/watch?v=8eS4o-CxyjI&feature=youtu.be 

このような暴力行為によって山城氏は逮捕されています。山城氏は政治犯として逮捕されたのではなく、あくまでも刑事事件容疑者ですから念のため。

ちなみに、山城氏と同時期に暴行罪で逮捕され拘留中の添田容疑者は自称山口組の暴力団員で、しばき隊という反ヘイト団体のメンバーでした。

添田は高江でも暴力を働きましたが、彼を高江に連れてきたのが、このシンスゴ氏と福島瑞穂氏のふたりです。

この高江紛争の暴力のシンボルのような添田の紹介者であるシンスゴ氏が、暴力なんかありませーんと言ううのですから、よー言うよと思います。

シンスゴ氏はこんなアジ演説をツイッターしています。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/post-6460.html

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このように「(高江で)戦争だ」と言ってみたり、暴力的方法で米軍機を妨害しようと言ったことも記録されています。

また、高江に多くの県外者が支援に来ていたことも事実です。 

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上の写真は岩上安身氏の8月7日のツイッターに投稿されたものですが、こう岩上氏は書き込んでいます。

「県外からきてくれた人、手を挙げてください」という山城氏の呼びかけに応えて挙手する参加者の方々。18時からの集会が本番。まだまだ増える見込み。」

恒常的にそうであったという統計数字はありませんが、高江紛争の主役が県外者である時期がそうとう長期間続いたのは事実です。 

私は高江紛争に関わった人々には様々なパターンがあったと思います。 

中心となるコア活動家は、労組や左翼政党、あるいは「平和団体」から給料としての報酬を支給されているでしょう。 

労組専従なら現地に派遣される場合、元の賃金相当プラス現地活動費などが支給されるのが通念です。

反対運動をするのが商売の、職業的活動家ですから当然です。

しかしだからといって、シンスゴ氏が代表をする「のりこえネット」が、「沖縄特派員」として5万を支給したことで、「テロリストの黒幕はシンスゴだ」とする見方は、一方的に過ぎます。

5万ていどでは航空代の足していどにしかなりませんから、それを以て金目当てだと言うのはおおげさです。

私は憶測の域を出ませんが、なんらかのトンネル団体を通じて北朝鮮や中国の資金が流入していることはあり得ることだと考えています。

それは沖縄に海兵隊がいては困る、利害関係を強く持つのがこの二カ国だからです。

しかし、なんども言ってきているように証拠がありません。ない以上それはあくまでも蓋然性の範疇にすぎないのです。

中国や北朝鮮に危機感を持つのは正常な感覚ですが、憶測をあたかも事実のように言う姿勢は間違いです。 

また、おっとり刀で駆けつけて弁当自弁のいわゆる「プロ市民」と称される人も多くいたことでしょう。 

あるいは、ただのヤジ馬がいてもよいでしょう。 

いずれにせよ、地元高江地区で参加しているのは、片手の数にも満たない一握りの者たちで、その大部分は共産党員です。 

県内参加者よりも県外参加者が上回った間のは事実ですが、この盛況ぶりを「地域住民の抵抗の民意」と報じた地元紙や本土メディアの報じ方には問題があります。

今回の「ニュース女子」事件を見て思うことは、両極端ではしょって語るなということです。

沖縄メディアは力一杯左に振れていて、いかなる容認の声も伝えません。

今回の件についても一方的にシンスゴ側の声のみを伝えて、声をあわせて「沖縄ヘイト」を叫んでいます。

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これに本土メディアも追随しているために、表面的には沖縄県民が全員基地反対運動を支持しているかのような誤解が生れています。

私はこの「ニュース女子」ていどのバイアスは、日頃のメディアの傾きを多少中和する程度のことだと思いますが、あえて保守系報道に望みたいことはひとつでず。

煽らないで下さい。図式化しないで下さい。バイアスをかけないで下さい。

地元はヘリパットを求めているわけではなく、容認派といわれる人も「反対しても作られてしまう」という諦観に似た気分でそうであるにすぎません。

その諦観も含めて、賛成・反対に一括してくくれないのが多くの島衆なのです。

私は長谷川幸弘氏問題のほうがより大きな問題だと思っていますが、これについては次回にします。

 

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